(つづき)
8月から講座に入られたモエさんの第1回目の講座のとき。
モエ:上司が、飼っているワンちゃん(名前はマイちゃん)をときどき職場に連れてくるんですけど、ほかのスタッフが「かわいい!」と頭を撫でたりするのは平気なのに、私にだけは懐かないんです。
怯えているというか、怖がっている感じなんです。
私:顔を見ると逃げるとか?
モエ:逃げたりはしないんですけど、遠くからじ~っと不安そうに見てるんです。
撫でようと思って近づくと怯えた表情になって、撫でてる間は固まってじっと耐えている感じです。
最初に撫でたときなんて「びびりション」されちゃって。
なんで私だけ怖がるんですかね?
そのとき、過去世が浮かびました。
中世の西洋でしょうか。
当時、マイちゃんは野良犬でした。
商店街を歩くと、皆は何か食べ物をくれるのですが、モエさん(当時はおじさん)は、「しっしっ、あっち行け! この野犬め!」と足蹴にします。
私:犬は人間と違って過去世の記憶があるようなので、そのときのことを覚えているのかもしれませんね。
この過去世を書き換えて1ヶ月後の第2回目の講座時。
私:この1ヶ月間で何かありましたか?
(これはいつも尋ねます。すべては必然で起きますから、近況を聞いて私のアンテナがピッ!と立った話は、一緒にシナリオを紐解いたり、必要な解放をしたりします)
モエ:マサコさんの電子書籍で「天使の羽」のエピソードを読んで、私にも羽が来ないかな~と思っていたら、洗面所に羽が出たんです!
洗面所だからダウンや羽毛布団から出たものがあるはずもないし、ましてや今は夏でそういうものは使ってないから、きっと天使の羽だと思って!!
私:へええ! 良かったですね!
モエ:あと、マイちゃんですけど、マサコさんが前回の講座のとき、話の中で「愛」という言葉をたくさん使っていたでしょう?
それで私にそれが必要なのかなと考えて。
そうしたら、マイちゃんに対して尊重がなかったかもって気がついたんです。
自分の思うままに、欲求のままに、抱き寄せたり、よしよししたり、ぎゅっとしたりしようとしていたなって。
たまたまマサコさんの『猫ちゃんのぼやき』のエピソードを読んで、猫が飼い主がいない時に「自由だ!」というのを見て、そうか、マイちゃんもそうなのかもって。
★こちらの記事です
モエ:それで、あえて自分の行動を抑制して、マイちゃんを無視してみたんです。
そうしたら、私を見て近づいては来ないけど、尻尾を振ってくれたんです。
ああ、この犬は自分が望まないタイミングで可愛がられ、撫でられたりするのが嫌なんだなと思いました。
そう思って観察するようにしたら、マイちゃんは、来るものは拒まないけど、自分からは行かないんだなっていうのがわかったんです。
相手の気持ちを無視して勝手に行ってよしよししたり、顔を擦り擦りしてたけど、そうではなくて相手の気持ちを尊重しなければと思いました。
それを聞いて、なんだか……胸が熱くなりました……。
たった1ヶ月でそんな大事な事に気付くなんて、モエさん、すごい!
私:人間関係の摩擦もそうだけど、みんな自分がどうしたいかだけで相手のほうに行ってしまうから摩擦が起きる。
相手は今どうして欲しいのかを考える。
そのためには潜在意識につながって、常にワンネスに波長を合わせ、相手の意識を感じ取ればいい。
(ちなみにマイちゃんは魂の高い犬です。そういうことをモエさんに気付かせるための役割も担っているようです)
奇しくもこの記事を書いているタイミングで、TVで『僕のワンダフル・ジャーニー』という映画が放送されていました。
飼い主のために何度も生まれ変わってくる犬の物語です。
さて、このあとモエさんの快進撃が続いていきます。
なにしろ、「解放」すると、即効果が現れる!
たとえば……
★この記事へ続く
(つづく)
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