★この記事の続き
モエさんの第3回目の講座は10月上旬。
この前後は肌寒い日が続いていました。
講座から数日後、モエさんからLINEがきました。
モエ:先日は講座、ありがとうございました。
実は講座のとき、体調があまりよくなく、気分もネガティブでいました。
急に寒くなると身体のバランスを崩すからだろうと思い、講座のときには言わなかったのですが。
入浴時に塩化マグネシウムを使い始めたら、体がポカポカしていい感じだったので毎日使っていたのですが、それでもネガティブな感情は消えません。
寒い季節になるとネガティブになる?
ちょっと変だなと思ったそのとき、北の地方で悲しそうな顔をしている女性のヴィジョンが浮かびました。
ああ、これ、きっと過去世が影響しているんだわ。
翌日、zoomで1時間ほど話しながら解放します。
私:いつぐらいからそれが起きているの?
モエ:大人になってからですけど、20年前はもうそうだったと思います。
寒くなると足首から冷えがあがってきて、かなり冷えます。
それに、寒くなると落ち込む。
冬は(夏ほど)太陽の光がないからかな。
温度も関係するかもしれません。
梅雨の時期は太陽がないけど、平気なので。
そこまで聞いてから過去世をリーディングします。
古い時代です。
日本のように南北に長い国です。
モエさんは最南端の地方に住んでいます。
気候は一年中裸足で過ごせるほど暖かく、いつも暑い太陽の日差しをいっぱいに浴びています。
その国で最北端に住んでいる豪族が一年に一回、数十人で連れ立ってやってきます。町や村を荒らし、金目の物を強奪していくのです。
その間、人々は息を潜めて通り過ぎるのを待ちます。
抵抗さえしなければ命を取られることはないからです。
ある時、モエさんの住む村にも豪族がやってきました。
家族は家に侵入してきた豪族たちと目を合わせないよう、部屋の片隅に固まって背を向けています。
そのとき、モエさんはふと彼らの顔を興味本位で見てみたいと思いました。そっと振り向くと、たまたま親分と目が合ってしまいます。
村でも評判の美人だったモエさん。
親分は一目で気に入り、彼女をそのまま連れ去ってしまうのです。
彼女が18歳ぐらいのときのことです。
手荒な事はされませんでしたが、逃げることもできません。
きっともう自分は家に帰れないんだ……。
モエさんは悲しみと絶望感に打ちひしがれながら、彼らと行動を共にし、北を目指して歩き続けます。
北上するにつれ、寒さが襲ってきます。
常夏の気候しか知らないモエさんにとって、今まで経験したことのない感覚です。
毛皮のような暖かい上着を着せてもらいましたが、彼女の足に合う暖かい靴がありません。
男性用のブーツは大きすぎて、足とブーツの隙間から冷たい風が吹き込み、ときには雪も入ってきます。
寒い。
足が氷のように冷たくなって、感覚がなくなっていく。
寂しい。辛い。
でも、きっともうこの運命から逃れられない。
その後、彼女は親分の妻として北の地方で暮らします。
親分には何人かの妻がいました。
皆、モエさんと同じように見初められ、連れてこられた女性たちです。
彼女たちと気持ちを共有できることだけが、せめてもの救いでした。
私:寒い季節になると、このときの感情が蘇ってきて、ネガティブになるのだと思います。
もう二度と故郷へ戻ることができないというあきらめと絶望の中、どれほどあの常夏の太陽の日差しが懐かしかったことでしょう。
寒さを感じるたびに、郷愁の想いが募っていたようです。
大事にはされていましたが、とにかく寂しかった、故郷へ帰りたかったんです。
多分今世で当時と同じ年頃、18才ぐらいになったときからこの現象が起きていたのではないかと思います。
書き換えのストーリーを視て、書き換えます。
翌日。
モエさんから再びLINEがきました。
モエ:少し楽になりました。
過去世を聞きながら、「そうそう、そんな感覚がある!」とか「それ、わかる!」って。
マサコさんに話していないことなのに、いろいろと当てはまっていて。
過去世ってすごいですね!
そういえば、私、寒い地方には興味がなく、行きたいと思ったこともありません。
(*モエさんは九州在住です)
逆に暖かい地方は大好きで、10年ほど前、沖縄に行ってからは、はまっています。
その3日後のLINE。
モエ:おかげさまで、ネガティブ感情が消えました‼️
すごいですね、過去世の書き換え効果、抜群ですね!
いろいろなことが少しずつ楽になっていくといいですね!
モエ:それと、昨日のことですが、犬のマイちゃんが、私の何かしらの変化に気付いたのか、私に興味が出たようで、いつもより近付く回数が多かったです。私の顔をジーッと見たりしています。
おおお…… 笑
快進撃はさらに続きます。
(つづく)
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