さて、次はイシさんの「サブパーソナリティ」複合セッションです。
★この記事の続き
イシさんの場合もナオさん同様、過去世がらみの人が出てきました。
イシさんは子供のころから音楽が大好きで、歌ったり、自分で曲を作ったりしたいのに、やりたい、やりたいと思いながら人生を半分まできてしまったそうです。
今は音楽をできる環境が整ったにも関わらず、ピアノを前にしても弾く気も起きず、自分ではやりたくてたまらないはずなのに、どうしてできないのだろうと。
で、
A:音楽の練習をしたいと思っている人
B:音楽の練習ができないと思っている人
C:どちらでもない
の3人を呼び出します。
A:ストレートの長い髪の、白いドレスを着たきれいな女性
B:三つ編みの女の子
C:黒いマントを羽織っている男の人
が出てきました。
私:他にもいますか?
イシ:魔女のおばあさんが出てきた
私:あなたは誰? どんなキャラクター?
魔女:音楽をやることを阻止している人
私:他にも誰かいますか?
イシ:ふくよかな男の人
私:あなたは誰?
男:音楽を聞きたいと思っている客の1人
最後にハイヤーセルフを呼び出します。
天女のような人が現われました。
話し合いを始めます。
私:一番に話したい人はいますか?
魔女が手を挙げました。
私:意見を述べてください
魔女:音楽はしなくていい
私:なぜですか?
魔女:才能がないから
私:才能があるなしに関わらず、自分の好きなことをやってもいいんじゃないですか?
魔女:だめだ
私:じゃぁ、Bさんはどう思う?
B:うまくないから
私:Aさんは?
A:私は音楽でいろんな人を感動させたり、癒やしたりしたい
私:それを聞いたBさん、どお?
B:そんな自信がない
私:でも、やってみないとわからないんじゃない? さっきの男性のお客さんみたいに、音楽を聞きたい人もいるじゃない?
B:そうかもしれないけど…自信がない
(ハイヤーセルフに聞く)
私:Bさんはなぜ自信がないの?
HS:人前が苦手だから
私:魔女に聞きますね。反対してる理由は才能がないからって言ってたけど、イシさんが「人前が苦手」っていうのも関係あるの?
魔女:そういうわけじゃなくて。音楽はやらなくていい
私:じゃあ、逆にイシさんは今世で何をやればいいの?
魔女:自分で考えろ
私:でも、音楽はダメなのね?
魔女:だめ
私:ハイヤーセルフさん、どうですか?
イシさんはやりたいのに、この魔女が才能がないからだめ、やらなくていいって言ってますけど?
HS:気にしないでやればいい
私:魔女さんはいつからイシさんの中にいるの?
今世? 過去世?
魔女:過去世
私:では、その過去世へ降りていってください
(過去世へ)
イシ:ピアノを弾いてる男の子が出てきた。小学校1年生くらい。
楽しそうに弾いている。ピアノが大好きで、大人になってもずっとピアノを続けていった。
私:そして、どうなりましたか?
イシ:生活が大変。ピアノを弾いているけど、あんまり稼げない
私:そのことをどう思っているの?
イシ:それしかできないから、それをするしかないって。
私:人生の最後までそういう生活だったの?
イシ:はい、結構大変だったみたい
(中間世へ行きます)
私:この人生を振り返ってどうですか?
イシ:大変だった。
私:ピアノをやめて他の職業に就くという選択肢もありましたよね?
イシ:他の事はやってきてないから、できない
私:今度生まれ変わったとしたら、またピアノを弾きたいですか?
イシ:その人生では音楽しかやらなかったから、もっと他のことを経験してみたい
私:そうなんですね。もう一つ別の質問します。
人は自分のシナリオを決めて生まれてきます。
ピアノで生活して、すごく収入があって豊かな生活を送るというシナリオでもよかったのに、なぜそうしなかったんですか?
イシ:大変な苦しい経験をしてみたかったから
私:してみてどうでした?
イシ:けっこう大変だった。もうやりたくない
私:この男性がさっきの魔女と同一人物なの?
それとも、魔女はこの男性と同じ過去世にいた人?
男性を知ってた人?
イシ:はい
私:彼がもう二度とこういう経験をしたくないって苦しんでいるのを知っているから、今のイシさんを止めているの?
魔女:それもある
私:他には?
魔女:もっと他にいろいろなことを経験したいと思っているから、それをやったほうがいい
私:とりあえず「苦しい体験をしたい」のは成し遂げられたので、その時の感情はもう(解放して)手放しましょうね
書き換えます。
イシ:その男性はピアノを弾いて、歌を歌う女性と一緒になってリサイタルを開いたりして成功した。男性も奥さんも音楽を教えたりして、割と豊かに幸せに暮らした。
私:では、この書き換えを踏まえて、先ほどの話し合いの場面に戻っていきましょう。
魔女さんに聞きますね。
過去世での「生活が大変だった感情」は、もうなくなりました。
どうでしょう?
これであなたが音楽を阻止する理由はなくなったと思うんですけど?
音楽もやっていいし、他に好きなこともやっていいという状況になりましたけど?
魔女:それならいいんじゃない?
私:Bさんは、どう?
B:やっぱり人前が苦手
私:あなたはいつからイシさんの中にいるの? 今世? 過去世?
B:今世
私:では、そのきっかけの場面へ行ってください
B:バイオリンの発表会です。うまく弾けなかったのでトラウマになっている。
私:では、あなたにとって良い形に書き換えてください
B:発表会に向けてコツコツと練習して、当日はミスもなく自分でも満足できるように弾けた
書き換えます
Bさん、どうですか? あなたの気持ちを書き換えたけど?
B:もう大丈夫!
私:じゃあ、あなたはもうイシさんの中にいる必要がないので光の世界に帰りましょう
私:イシさん、ここまでを見てどうですか? 音楽をやれそうですか?
イシ:大丈夫かなぁ……
私:まだ何か引っかかる?
ピアノの前に座ったらやれそう?
イシ:う~ん、大丈夫かなぁ……
私:では、「大丈夫かなぁ?」と思っているサブパーソナリティー、出てきて下さい。
イシ:男の子が出てきました。
私:あなたはイシさんのサブパーソナリティー?
男の子:はい
私:どうして「大丈夫かなぁ?」って心配なの?
男の子:今までできなかったのに、急にできるようになるのかなあ?
私:何もしなかったのにできるようになるんじゃなくて、解放したからできる環境が整ったんですよ?
男の子:なかなか信じられないなぁ
私:そうなんだ。イシさんが3月に講座にはいってからというもの、何かを解放すると、その直後からどんどん変わっていくのを見ていたでしょう?
それでも信じられない?
本人も解放するたびに視界が明るくなっていくって。
男の子:でも、今まで何十年もずっとできなかったことが、急にできるようになるのかなあ?
私:イシさん、その男の子の「心配」を体のどこに感じる?
イシ:胸。
(胸から男の子の「心配な想い」を出して、代わりに光を入れるよう誘導します)
私:どうですか?
イシ:男の子が「もう大丈夫」って言ってます!
私:では、その子を光に返しましょう
・・・・・・・・・・・・・・
その夜、イシさんからLINEがきました。
イシ:とても大きいものを解放できて、本当にスッキリ吹っ切れた感じです! ありがとうございました。
イシさんは講座を始めたときからず~っとこれが悩みだったのです。
ああ、遂にこれが解放できる日がきたんだなあと感慨深いです。
書き換えの内容に関しては、「うまくいかなかったこと」が「うまくいった」ように書き換えています。
通常は「うまくいかなかったこと」にこそ学びや気づきがあるので、もう少し違った書き換えを推奨しているのですが、イシさんの場合は超宇宙人さんで、このやり方でも書き換え直後にスコン!と感情が変わるのを毎回目の当たりにしてきたので、これで良しとしました。
長年、潜在意識の底に沈んでいた大きな漬物石が外れたので、これでもう卒業ですね~
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