さて、生徒N子さんの、この記事の続きです。
前回の講座時に、
「前に進むのがこわい」という感情を解放して、だいぶ不安が薄くなったものの、まだ少し、「あーもう嫌だなぁ」とか、「消えちゃいたいなぁ」というのが残っていると言います。
神父の過去世を解放したときに、
★この記事
それらの感情の原因となる過去世はひとつではなく複数あると降ってきていました。
なので、今回はまたひとつ解放して、そのあとに類似の感情を「一括消去」することにします。
すると、まるで今日の講座に合わせたかのように、
N子:昨日急に右と左の肋骨に痛みが出て・・・。
右の痛みはなんだか切りつけられたのかなと思うような痛みで、左側は体の内側というよりも、(外傷のような)外側の痛み。
起きていると痛いけど、寝ると痛くはない。
聞いているときに落馬したイメージが見えました。
そもそも、「講座前日に」「急に」体に痛みが出たときは、「講座のときに解放してね」というメッセージです。
過去世をリーディングします。
馬に乗った大勢の兵士が見えます。
敵陣に向かって行っているようです。
N子さんはリーダー的存在なのでしょうか、先頭を走っています。
すると突然、右脇腹に鋭い痛みを感じます。
右斜め後ろを走っていた腹心の部下からいきなり切りつけられ、バランスをくずして落馬し、地面に叩きつけられます。
おそらくこのときに左側を打ったのか、あるいは、刺してきた部下に足で踏みつけられたのか。
ほくそ笑んでいる部下の顔を下から見上げ、「なぜ・・・?」と思っていますが、次の瞬間、とどめをさされて絶命します。
このときN子さんが急に「喉が苦しい、息ができない」と言ったのですが、のどを掻き切られるイメージは見えなかったので、たぶん仰向けに倒れていたからか、傷が深くて呼吸が苦しくなったのではないかと思いました。
部下はリーダーの立場を奪おうとしたのです。
N子さんの周囲を取り囲むように走っていた4~5人もグルでした。
その人たちが落馬したリーダーを取り囲んでいるので、後ろの兵士たちには何が起こったのかよく見えません。
皆は馬が暴れて落馬したのか、何らかの事故だと思っています。
(犯人はきっとN子さんの身近に転生しているんだろうなあ)
中間世では・・・。
中間世でのN子さんは前回の神父の過去世もそうですが、どんなに人間界をサポートしたいと思っても、転生のたびにどろどろした人間の闇に触れることに辟易し、苦しくてつらくて、もう逃げ出したいと思っています。
書き換えを見ます。
落馬したシーンが出てきました。
犯人がほくそ笑んで彼を見下ろしています。
リーダーは、絶命する寸前に彼の顔を凝視します。
そして、両目をかあっと見開き、その目から犯人の顔に向けて激しい光線を放つのです。
まるで火炎放射器のようです。
うわあっ・・・!
あまりのまぶしさに犯人は目を覆いますが、大量の光を一気に浴びたため、目が見えなくなってしまいました。
失明してしまった彼には、もはや国を牛耳ることはできません。
それどころか今度はいつ自分が殺られるか。
結局自分もまた襲われることに怯えながら生きねばなりません。
謀反を起こすような人の周りには、同じような輩が集まるからです。
彼は医者、占い師、魔女など、思い付く限りの手を尽くして目の治療を依頼しますが、誰にも治せませんでした。
もう諦めるほかありません。
絶望した彼は教会へ行き、懺悔をするのでした。
神父に話しを聞いてもらったとき・・・。
神から言葉が降りてきました。
「光を持たざる者、光を失い者に、神は光を与えようぞ」
黒い心を持ち、光を失ってしまった彼は、絶命寸前のリーダーの目を通して、神から光を与えられたのでした。
その言葉に驚く犯人。
すぐには気持ちの整理がつきません。
しかし、1年が経つころ・・・。
光を与えられたことは神の慈悲だと思うようになった彼は、自分の運命を受け入れ、都を離れ、田舎に身を隠してひっそりと暮らすようになります。
目が見えない分、嗅覚や聴覚など他の感覚が敏感になり、さわさわと草が揺れる音、風の音、雨が降る前の水分を含んだ空気などを感じなるようになります。
ああ、今まで自分はそういった自然に目を向けずに生きてきたなぁ。
だんだん改心していった彼は、やがて神に仕える道を選ぶのです。
そして、その人生を終えるとき、彼は自分に光を与えてもらったことをとても感謝するのでした。
書き換え後、N子さんに、
「犯人は男性だと思う? 女性だと思う?」と聞くと、「女性って(降って)きます」
N子:でも、誰かなあ・・?
私:義理のお母さんだと思う。
だからほら、この間、インナーチャイルドの癒しのときにも、向こうからやってきたでしょう?
N子:ああ、そうか! 義母ならしっくりきます。
義理のお母さんは気性が激しく、N子さんを攻撃するような言葉を吐いたり、嫌みを言ったりするそうです。
この方は大きな清算すべきテーマを持っているかもしれないと思いました。
私:義理のお母さんって、もしかすると、今世で過去世を清算しないと、魂が消滅して、もう転生できなくなるのかも。
N子さんはそれを助けたんだと思う。
案の定、後日、もっとすごい過去世が出てきて驚くのですが・・・。
このあと、N子さんを誘導して、
「逃げ出したい」「消えてしまいたい」などと類似した感情をすべて呼びだし、一括で消去します。
ひとつの過去世を視たときに、それで終わりにせず、これまでの輪廻転生の中でも似たような感情はたくさん経験しているはずですから、それらもひっくるめて解放することが可能です。
これは「上」が教えてくれた方法です。
ここで2時間の講座は終わりです。
講座といっても、本講座ではなく、何かの出来事があったり、気持ちがもやもやしたら、すぐに紐解いてなるべく早く「解放」をしましょうというフォローアップ講座です。
N子さんはミラクルセラピー講座を始めて、初めてのフォローアップ講座です。
「次の講座のときに話してみようではなく、何かあったらすぐに連絡してね。なるべくもやもやを長引かせないために」
とお伝えしていました。
N子:こんなふうにすぐに紐解いて解放していくと、こんなにも気持ちが軽くなるんですね!
って。
最後に面白いことを言っていました。
N子:先日の講座のあと、マサコさんがみんなシナリオを持って生まれてくる、親も自分が決めてくると言っていたので、私はなんであの母のもとに生まれたのかなって考えたんです。
そうしたら、ああ、自分は地球人になりたかったのだとわかりました。
地球人を体験したかったんだなって。
だからコテコテの地球人である母を選んだのだと。
そうか、「体感」したかったんだ、ってわかって。
「もう充分です、お腹いっぱい」って宣言しました。笑
N子さんのお母さんは自由奔放、我が儘なところがあって、N子さんは子供の頃からお母さんに迎合しながら生きてきたのだそう。
さまざまなことが紐解けて、自分のシナリオが分かってくる一方で、その都度必要な「解放」をしていくと、人生がどんどん軽くなっていきますね~。
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『過去世診療所〈実例集①〉』~2014年度分
『過去世診療所〈実例集②〉』~2015年度分
『過去世診療所〈実例集③〉』~2016年度分
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