さて、カオさんから、
「マサコさん、私、晴天の霹靂の出来事があったんです! 聞いて下さい!」
と相談を受けたのは、第2回目の「ミラクルズご一行様」で皇居へ行ったときのこと。
★そのときの記事
これまで良好な関係だった職場の上司が、ある理不尽な理由から、突然手のひらを返したような態度を取り始めたというのです。
その理由というのが、カオさんが同僚と食事に行ったことです。
上司は部下であるその「同僚」のことを快く思っていないようなのです。
で、カオさんに投げかけた言葉が
「君は同じだと思っていたのに」
私:は? なに、それ? 意味不明。
私がそう思うぐらいですから、当事者のカオさんにとっては、まさに晴天の霹靂だったと思います。
そのとき、「江戸時代」「大奥」と浮かんだので、
「ねえ、それ過去世だと思う。場所はここ(皇居)じゃない?」
と言うと、カオさんが涙目になったので(魂は覚えているから)、ああ、ビンゴなんだわって。
その上司は当時お殿様で、カオさんは側室のひとりでした。
お殿様はカオさんのことをことのほか気に入っていたのですが、あるとき、カオさんと家臣(=今世の同僚)が、廊下ですれ違いざまにひとことふたこと言葉を交わすのを見かけ、怒りを覚えるのです。
嫉妬や妬みではなく、今回と同じように「君は同じだと思っていたのに!」って。
私:ねえ、これ、変だよね?
この感情は、もっと前の過去世から来ているんだと思う。
今回の過去世は江戸時代のものですが、それは繰り返されてきている出来事のひとつにすぎず、大元のテーマが在るはずだから、その発生時まで遡る必要があると考えたのです。
私:ちょっとRikaちゃん、視てみて?
Rika:はい…。
ええっと、遙か昔、宇宙から極秘のミッションを携えて地球へやって来た仲間みたい。
ミッションを遂行するには長い長い年月を必要としたのでしょう。
そのため、地球に降り立った当時に携えてきた「遂行のための手法」も、時の流れと共に色あせてゆくのです。
時代は、もっと効率のよい新しい手法を次々と生み出していきます。
いち早くそちらに移行する人が現われる一方で、古い手法に固執し続ける人もいます。
そうやって分裂が始まったのです。
やがて固執し続けていた人たちの中からも、「やはり今の時代」に即した方法がいいかも……と、ひとりふたりと抜けていく。
リーダーだった人物(=今世の上司)は、そのような仲間に対し、
「裏切り者」
「お前は同じ(考え)だと思っていたのに」
「お前はもう仲間じゃない」
と怒りを抱くのでした。
時の流れの中で、万物は流転していく。
それを受け入れられず、孤独感を募らせながら転生を繰り返す彼を、カオさんは今世で救出する役目だったのでしょう。
この「書き換え」はとても感動的でした。
赤い玉(=古い信念)を抱えて海辺に立ち尽くし、途方にくれた顔で天を見上げる男の子がいます。
すると、天界から両腕がすっと表れ、男の子の赤い玉を取り上げたかと思うと、替わりにぽん!と、光り輝くゴールドの玉(=新しい信念)を持たせたのです。
彼が金色の光に満たされて解放は終わりました。
さて、奇跡はここからです。
翌日、カオさんが出社すると、その上司が穏やかになっていたというのです!
以後もずっと穏やかだと聞いて、いつもながらに驚く私。
本当に過去世ってすごく影響しているのね! 笑
そして、大元にたどりついたRikaちゃん、あっぱれ!
この上司の方のように、これまで幾度となく持ち越してきた「大きなテーマ」を今世で解放すると決めてきている方は多いようです。
まさに今は「解放の時代」なのだと思います。
過去世を視るだけでは「解放」はできません。
「視て、書き換える」ことで解放が可能となります。
ひとりでも多くの方がこの手法を手に入れてくれたら…と願わずにはいられません。
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『過去世診療所〈実例集①〉』~2014年度分
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