N美さんの講座の続きです。
私:何か最近気になることはありますか?
N美:会社のことなんですけど、ここ1、2年ぐらい入社した人たちが次々と問題を起こして辞めていったり、もしくは退職時に金銭的なことで揉めたりするんです。
なんでだろう? と思って、その人たちに過去世があるのかなと筋肉反射で聞いても違うみたいで…。
私:そうなんですね~。(辞める社員じゃなくて、会社の社長に何かありそう。以前にもその社長の解放すべき過去世があったっけ。でも「社長だけ」という感じがしません)
そのときの記事 ↓
私:「会社の上層部」という感じがします。
N美:上層部は社長と専務です。筋肉反射では「社長」に過去世があると出たんですけど、うまく視えなくて。
私:あ、それです、それ! 社長ひとりじゃなくて、「社長と専務」に関わる過去世です。(そのとき、ふたりが船に乗っているのが見えました)
N美:ああ、そうか!
私:他人のだから視えるよね? 誘導しますね。
と、誘導を始めたのですが、N美さんが発した言葉に驚きました。
N美:大海原が見える…。大型の船。
私:(船? 同じ過去世を視てる?) それは観光?(ではないと思うけど。貿易とか仕事で船に乗ってる感じがくる)
N美:商売をしている。仕事はうまくいっている。
(しばらくすると)
N美:船底の人たちが見える。働かされている。劣悪な環境の中で働いている。
私:その人たちはそのことをどう思っているの?
N美:上層部の人だけが良い思いをしていると不満に思っている。
私:上層部の人たちは、彼らが雇人だからこきつかっているの?
N美:というよりも階層があるみたい。身分の差、階級制度によるもの。
そういうものだと思っている、上層部は。
私:例えば食べ物が足りなくて餓死したり、病気になってもほったらかしにされて亡くなったり、そういうこともある?
N美:はい。それにとにかく狭い。船底が狭くて…環境が悪すぎる。
私:彼らはその環境をどう思っているの?
N美:みんなギスギスしている。不満。同じ人間なのにどうしてこんなに待遇が違うの? と思っている。
私:上層部の人たちは?
N美:何とも思っていない。身分が違うからそういうものだ、当たり前と思っている。
重要な場面へ進みます。
N美:嵐で船が転覆して……。全員亡くなってしまった。
中間世へ進みます。
私:今視た人生を振り返って、どう思っていますか?
N美:同じ人生の終わらせ方をしたのに、そこまでの道のりは違う。そのことに対して申し訳なさとかが来る。階級が違うので当たり前と思っていたけど、心苦しい。
私:もし生まれ変われるとしたら、今度はどうしたいですか?
N美:彼らにももっとチャンスを与えたい。みんなと同じだよって。
「受け入れる」「受け入れたい」。そういう言葉が来ます。
身分に関係なく、等しくみんなに仕事のチャンスを与えたい。
私:では、それを踏まえて書き換えを見てください
N美:船上でパーティーをやっている。パーティーを開けるような状況が起きた。最初は上層部の人たちだけでやっていた。
せっかく食べ物や飲み物をいっぱいもらったんだから、どうせだったらみんなで楽しもうと上層部が思い、働いてる人たちも全員参加した。
私:それで、どうなりましたか?
N美:今まで彼らは別の生き物だと思っていたのに、なんだ、同じじゃないかと思っている。
そのことをきっかけに彼らの仕事のスケジュールを考え直した。
私:労働環境の見直し?
N美:はい。労働者が自力だけでやっていた作業を工夫するようになった。スケジュールを見直してもらったので、時間に余裕ができて、工夫を考える時間が生まれたからです。仕事を工夫できるようになって、楽になっている。作業の間、ずっとついて見張っていなくてもよくなった。
書き換えたあと、ガイドに聞いてみました。
私:このときの社長や専務たちの罪悪感が強く残っていたから、今日書き換えをしたのですか?
ガイド:はい
私:社長や専務の罪悪感というのは、彼らを劣悪な環境の中でこき使ったことではなく、当時は階級制度が当たり前と思って気がつかなかったけれども、そうやって彼らを差別していたこと、そのことへの罪悪感ですね?
ガイド:はい、そうです。
なるほど。だから、今生で新入社員が入ってきては労働環境に不満を持ってすぐ辞めたり、辞める時に待遇のことで揉めたりしていたのでしょう。
過去世での出来事と今世での出来事を見比べて、「だから、今世で復讐を受けている」「あなたが前世で悪いことをしたから同じ目に遭っている」という見方もありますが、私がこの11年間で視た何千もの過去世でそのような事例はひとつもありませんでした。
すべては「当時の感情」を「解放(清算)」するために起きています。
当時の罪悪感を持ち越していると、その感情に共振共鳴して、罪悪感を抱かせるような出来事が起きてしまうからです。
それにしてもN美さん、会社や周りの人々の清算を次々と手助けしてあげていますね~
年内に講座は修了予定ですが、「本当に会社の人間関係もいろいろ大変だったし、体もいつも重くて休みの日は寝込んでばかりいたのに、今は職場も快適になってきて、体も軽くなって毎日が楽しくなりました」って。
わー、良かったです
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