(つづき)
その答えは実にシンプルです。
この世界には様々な次元が存在します。
仮に「次元」がバームクーヘンやミルフィーユのように幾層にも重なっているとしたら……。
宇宙の大元に近い次元は、「形がない」エネルギーだけの世界です。
素粒子の世界であり、「概念」は存在しません。
素粒子が3つ集まって中性子や陽子になり、原子→分子と物質化していくと、つまり人間界へ近づけば近づくほど、だんだん「概念」が存在する次元になっていきます。
長い歴史の中で人間が作ってきた概念です。
光と闇、宇宙連合、天使と悪魔、神様、etc.
どの次元につながるかによって、視えるものが違ってきます。
「同じもの」であっても、その人が周波数を合わせる次元によって、視え方が変わるということです。
「宇宙連合」という概念が存在する次元につながった人は、「宇宙連合」は「ある」と思うでしょうし、エネルギーだけの次元につながった人は、そのような概念は(存在していないわけですから)「ない」と思うことでしょう。
講座のときに生徒さんたちと一緒にさまざまなリーディングをするのですが、たとえばガイドに「光と闇はあるのですか?」と聞くと、
「ある」と言う人。
「ない」と言う人。
「あると思う人にとってはある」と言う人。
「あなたがそう思えば、”ある”」と言う人。
ガイドの答えも人によってさまざまです。
以前は、「なぜだろう? なぜガイドによって答えが違うのだろう?」と思っていたのですが、あるとき、
(光と闇は)5次元には「ない」けれども、あなたたち3次元の世界には、「ある」
と言われたときに謎が解けた気がしました。
そういうことか!
ポイントは、「ガイドがどの次元から」答えているかなのです。
5次元ではそもそも「概念」が存在しないので、「光と闇」という概念もないのですが、それを3次元レベルでみると、「ある」わけです。
実際には、次元はミルフィーユのように段階的に積み重なっているわけではなく、このようにばらばらの状態で重なり合っています。
さらに、「5次元」といっても、その世界は一つではなく、
5.01次元
5.53次元
5.963次元…
と、グラデーションのように数限りなく存在しているのです。
私たちはそのときそのときに必要な周波数と「ピッ」とつながっているにすぎません。
そして、つながった先の情報は、「視た人」の固定観念や既成概念、思考の影響を受けて解釈され、伝えられます。
たとえば、輪廻転生という情報を、「人生は修行」「何度も生まれ変わって魂を磨く」と捉える人もいれば、「単にいろんなことを体験するために何度も生まれる」「人はさまざまなことを体験してみたいだけ」と捉える人もいるでしょう。
このように、人は自分が視た世界を、自分なりの解釈で、自分の真実として伝えているだけです。人の真実が自分にとっても真実とは限りません。
なので、
スピリチュアルの世界の真実はどこにもない
のです。
言い方を変えれば、誰が言っていることも真実です。その人なりの。
……と、ここまでの内容も、私の世界で私が真実だと思っていることを書いてみました。笑
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