さて、先日のミラクルセラピー講座は「過去世の書き換え」でした。
今は前世を視るだけの「前世療法」から、前世を視て書き換える「前世書き換え療法」の時代。
人は転生するときに過去の感情(というエネルギー)を持ち越してくるので、それを「視て」「書き換えて」「解放する」。その手法をお伝えするのがどうやら私の使命のようです。
もちろん過去世に限らず、今生で生じた感情も同じように「解放」できます。
今回の生徒さんはナオさんとユウコさんです。
いつものように「前回の講座から今日までに何かありましたか?」という質問から始めます。
ナオさんは「特に何もないです。仕事もプライベートも充実していました」と。プライベートではパラグライダーをやっているそうです。
おとなしそうに見えるナオさんですが、結構アクティブなのだそう。
ユウコさんの「パラグライダーを始めたきっかけは何だったの?」という質問に答えているのを聞いていたら・・・。
戦闘機に乗った兵士の姿がちらちらと浮かんできました。
講座に入ります。
過去世の書き換え方を一通り説明し、練習に入ります。
私:何か視てみたい過去世がありますか?
ナオ:特にないです。
私:仕事もプライベートも充実しているってことだから、たとえば健康のこととか?
ナオ:いえ、特にないです。あ、強いていえば、最近、三十肩みたいで。右肩がちょっと痛いんです。
私:四十肩、五十肩は聞くけど、三十肩もあるの?
ナオ:ちょっと右肩、痛いんですよね~。
私:そうなんだ。(もしかしてさっきの兵士が飛行機で墜落したのかな?)
とりあえずテーマは「今解放すべき過去世」にしました。
ヒプノのように誘導します。
まずは私が誘導して、「過去世を視ること」「どんどん場面を展開していくこと」に慣れてもらいます。
これを繰り返していくと、セルフでできるようになります。
出てきた過去世は、波打ち際に立っている30才くらいの男性でした。
足元はサンダル、服装はシャツに半ズボン。
髪は短く、茶色、目も茶色です。
私:そこで何をしているの?
ナオ:誰かを待っているみたい。周りをきょろきょろ見回している。
私:誰か来ましたか?
ナオ:男性がきました。同じ位の年齢です。
私:友達とか、家族?
ナオ:友達か同僚という感じで、仲が良さそうです。
私:なぜ待ち合わせをしたの?
ナオ:そこで合流して、どこかへ一緒に行くみたい。
重要な場面へと進めますが、何も見えなくなりました。
練習が始まる前に、ユウコさんから「過去世が途中で見えなくなったときはどうすればいいの?」という質問を受けていたのですが、まさにその状況が起きました。笑
対処の方法は幾通りもあります。
たとえば、「ひとつ前の場面へ戻って内容を膨らませる」方法。
まだ視るべきことがあるので、先に行かないで~! という場合はこれを使います。
今回も「合流した後」を視る必要があったのだろうと思ったので、「前の場面」へ戻ってみました。
私:合流したあと、どこへ行ったの?
ナオ:海辺のお祭り。賑やかで楽しそう。
私:お祭りに来たのね。
ナオ:はい。ナンパをしに。ここで遊ぼうとしている。
私:お祭りにはたくさんの若い男女が来ているの?
ナオ:はい
私:お気に入りの子は見つかりましたか?
ナオ:友だちのほうは見つかったけど、自分はあまりピンとくる子がいなかった。お祭りに来たけど、何もなく終わった。
私は内心驚いていました。笑
ナンパの過去世?
ところが・・・。
このあと、意外な展開になるのです。
重要な場面へ誘導すると、
ナオ:ああ、この後すぐ戦争に行くみたいです。友達も。このお祭りが、最後の自由な時間。
私:それで、戦争ヘ行ってどうなりましたか?
ナオ:自分ひとりだけ戻って来れた。友達は戦死した。
私:どんな気持ち?
ナオ:寂しい気持ちはあるけれども、しょうがないと思っている。
この人生が終わったあと、中間世(あの世)で、「この人生での学びは何でしたか?」と聞いてみます。
ナオ:友達は戦争に行くことはわかっていたけど、お祭りで女の子にアプローチしていた。戦争でも役目を果たし、充実した人生を送った。
それに比べて自分は、どうせ戦争に行くのだからとお祭りでも楽しもうとしなかった。女の子を探しても意味がないと思った。
私:この過去世が、今のナオさんとどのような関係がありますか?
ナオ:なんでも「意味があるかないか」、損得勘定で考えるのではなくて、やりたければやればいいじゃん? って。
私:この過去世を見たのは、今のナオさんにそういう傾向があるからですか?
ナオ:はい、そうです。
私:(ということは、このときの感情や想いを、今世に持ち越してきているのね。だから解放する必要があるんだわ)
書き換えを見にいきます。
ナオ:今度のストーリーでは、お祭りに行った時からとても楽しんでいて、友人はやはり戦死するけれども、最後のお祭りも2人でとても楽しめたし、良い思い出になったから、それで良かったと思えている。
私:なるほど。この友人はあなたが今世で知っている人ですか?
ナオ:はい
私:ガイドからナオさんにメッセージがありますか?
ガイド:何があっても大丈夫だから、人生を楽しみなさい。
書き換えが終わると、ナオさんが不思議そうな顔で右肩を触り、「あれ? 楽になってる! さっきまでの痛みがなくなってる!」
私:うん、解放したからですよね? 飛行機に乗っていたときに墜落したのかも。右肩をけがをした? あるいはしたたかに打ち付けた? ・・・なんか、そういうヴィジョンが見える。
ナオ:そうですね、戦争のとき、飛行機に乗っていた気がする。そして、渦を巻くように、回転していく感覚があった。
急に体が不調になったり、痛みが出たりして、その原因がわからない場合は、このように過去世を視てみるのもひとつの手です。
「今まさに解放できるタイミング」のときに、体が合図を送ってきている可能性があるからです。
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