昨日の「心のデトックス1day講座」での出来事。
参加者はSさん、Mさんのお二人です。
Sさんは前日になって急にお申し込みがあったので、きっとこのお二人は「再会」することになっているんだろうなと思いました。
先日の講座のときもそうでしたが、いつ、どこで、誰と出会うかはあらかじめ決まっているからです。
Sさんは30歳です。
「ずっと死にたかった」と言います。
「いつぐらいからそう思っていたの?」と聞くと、「物心ついたときから」と。
物心ついたときから死にたかったなんて……と不思議に聞こえるかもしれませんが、小さい頃の「死にたい」という気持ちは、「帰りたい」であることが多いようです。
帰りたい、元の場所へ。
魂の世界へ。
(あるいは)自分の星へ。
友人もかつて同じようなことを言っていました。
幼稚園のころから死にたかった。
ほかの園児たちにも、「ねえねえ、早く死にたいよね?」と言っていたら、親から「変なこと言うんじゃありません!」とすごく怒られたと。
またある人は、小さい頃、自宅の庭で遊びながらいつも「ここは私のおうちじゃないんだけどなあ」と思っていたとか。
「もと居た場所へ帰りたい」のですが、こちらの世界に来てしまった以上、帰るには肉体を脱ぎ捨てなければならない、つまり「死ななければならない」のです。
で、表現的には「死にたい」になってしまうのです。
なぜこういうことが起きるかというと、小さい頃はまだ潜在意識に浸かっているからです。
母親の胎内にいるときは、100%潜在意識の中にいます。
周囲で話していることも、母親の意識もすべて感じることができます。
女の子で来ているのに、「跡継ぎが要るから、(生まれてくるのは)男の子だといいわね」などという言葉を胎内で聞いてしまうと、「私は女だから要らない存在なんだ」と、もうこの時点で自己否定が始まることもあり得るのです。
そして、生まれてきてからも、(漠然と)「私なんて生まれてこなければ良かった」と思ってしまったり……。
赤ん坊の夜泣きも潜在意識に繋がっているゆえ、過去世などを視ていることが多いようです。
潜在意識と顕在意識の境界は5~6歳ぐらいからできはじめ、おおよそ11~12歳で完了すると言われています。
大人が寝ているときに夢を見ているのは、顕在意識がお休みして潜在意識に繋がっている(第3の目=サードアイが開いている)状態です。
左図 (大人は寝ているときはサードアイで夢を見る。)
右図 (目が覚めると、サードアイは閉じているので現実だけが見える)
ところが、赤ちゃんや小さい子供はまだこちらの世界に来たばかりなのでいつもサードアイが開いているため・・・
左図 (寝ているときはサードアイで夢を見ている。)
右図 (起きてからもサードアイが開いているので
夢と現実の区別がつかない。 →目の前の母親が誘拐犯!)
夢と現実の世界が混在して視えているそうです。
母親がどんなにあやしても背中をそらして泣きわめくのは、赤ちゃんの目には母親がかつての「誘拐犯」に見えているから、という可能性もあるわけです。
このように、小さい頃はまだ潜在意識としっかり繋がっていますから、生まれる前の記憶が残っていて、(あ~あ、あっちに帰りたいなあ)と思っても不思議ではありません。
また、胎児の段階では今生のシナリオを全部覚えています。
こちらの世界にくることをワクワクと楽しみにしている魂もありますし、
たくさんのチャレンジを設定しているがゆえに、憂鬱に思っている魂もあります。
小さい頃から「死にたい=早くあちらの世界に戻りたい」と言う人は、どちらかというと憂鬱に思っていた魂であることが多いようです。
それでもちゃんと解決策はあります。
憂鬱に思っていたのは、胎児のときの「感情」「想い」に過ぎないので、「プラスの感情」「プラスの想い」に書き換えてしまえばよいのです。
動画はこちら。
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