(つづき)
メッセージを受け取った後、Hikariさんを追いかけて本殿へと向かいます。
本殿の脇に3柱鳥居がありました。
見た瞬間、「うわ~っ!」
異次元!
ここ、昔、宇宙船が降り立ったんだわ! と思いました。
鞍馬寺・奥の院の波動と似ているかも。
「宇宙」を感じます。
今でもここはアンテナになっていて、中心から三角形を突き抜けて宇宙と繋がっているように思います。
そのとき。
あ! ここで昨日の過去世の続きをやるんだと思いました。
晴明神社は人も多く、ざわざわしていたので、(ここで解放はやりにくいなあ)と思ったのです。
そのとき、「蚕ノ社でやる」とメッセージが来たのです。
そっか、この場所なのね。
3柱鳥居の前で。
静かだし、人もいないので、集中できます。
Hikariさんが描いたカタカムナの曼荼羅に中心図形の「剣」がなく、「奥の院」で図形をもらったのは、「かつてここで剣を受け取った」ということを思い出すためでした。
Hikariさん自身がそれを思い出す必要があったのです。
なぜなら・・・。
みずらの男性(今のHikariさん)は剣を受け取る際に、「この剣は宇宙と繋がる光だ。この剣のことは決して口外してはならない」と釘を刺されたのです。
しかし、男性は後に妻となった女性に剣のことを聞かれ、つい話してしまいます。
妻ゆえに信頼していたからです。
妻は賢く聡明な女性でしたから、剣のことは誰にも話しませんでした。
そんなある日のこと。
妻の夢の中に、それはそれは素敵な男性が現れます。
毎日毎日現れるのです。
妻は次第にその男性に恋心を抱くようになります。
といっても、所詮は夢の中での話に過ぎません。
男性は、あるとき、剣のことを聞いてきます。
妻は、「それは申し上げられぬ」と口をつぐむのですが、男性は毎日のように懇願してきます。
とうとう根負けした妻は、「どうせ夢の中だから大丈夫だわ」と思い、剣の秘密を教えてしまいました。
すると、翌日から男性はぱたりと夢に出てこなくなりました。
そして、大事な剣もなくなっていたのです。
剣の秘密を突き止めた男性は、剣をエネルギーとして奪ってしまったのです。
妻は、なぜ夢の中で言っただけなのに、現実に剣がなくなったのか訳がわからないのですが、それでも自分の失言が招いた事態に深く後悔します。
そしてまた、妻にならいいだろうと話してしまったみずらの男性も、後悔するのです。
彼はその日以来、光を失ってしまいました。
剣を奪った男性には悪気はなかったのです。
彼は宇宙を漂うエネルギー体でした。
あるとき、一つの光が宇宙から地球へ向けて、スッと降りていくのを見かけました。
好奇心の強い彼は後を追いかけ、剣を発見します。
なんとか秘密を突き止めたいと、夢を使って妻の口から聞き出そうとしたのでした。
剣を自分のものにした男性は、まるでいたずらっ子が欲しいおもちゃを手に入れたかのように大喜びでした。
そして、時は経ち・・・・。
スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治すると、尾から剣が出てくるのです。
日本神話はここから始まっています。
この過去世を書き換えます。
みずらの男性は、「奥の院」で剣を受け取ったときに、物質であれば、いつか誰かに見つかる可能性があるので、それを丸い玉のエネルギーに変えて自分の頭の中(頭頂と松果体の間ぐらい)に収めておくことにしました。
宇宙を漂っていたエネルギー体は地球へ降りていく光を見つけて追いかけましたが、途中で神様から呼び止められます。
そして、「すごい宝をあげるよ」と、
5つの光の宝探しです。
5枚の紙に各々の光の在処のヒントが書かれています。
まるで晴明神社で売られている「5行みくじ」(5枚の紙をスライドして読む)のようです。
男性は、そのヒントを元にワクワクしながら光りを探しに出かけます。
こうして、剣は無事でした。
ここまでのストーリーを見たとき、Hikariさんの横で神妙な面持ちで聞いていたカヨさんにふと目が留まりました。
そっか!
そのときの妻はカヨさんです。
だから、急に一緒に来ることになったのか・・・!
この「解放」に立ち会うために!
「奥の院」で剣をくれたのは今世でのHikariさんの娘さんです。
実はこれがとても重要だったのです。
というのも、Hikariさんは言いつけを破って剣を盗まれた罪悪感を今世に持ち越してきていたので、娘さんに対していつも負い目を感じ、おどおどしていたからです。
それが今生の親子関係に影響を及ぼしていました。
長年にわたり、ふたりの関係がぎくしゃくしていたのです。
ですから、この過去世を解放しなければならなかったのです。
旅行から帰ったあと、Hikariさんが、「軽くなった。娘におどおどすることがなくなった」と。
そして、ブログを書くにあたり、ヤマタノオロチのことを調べていた私は、「8人の娘を食べようとしたこと」「一つの胴体に8つの頭、8つの尾がある」ことに引っ掛かりました。
なぜ「8」なんだろう・・・?
旅行に行く前、Hikariさんが描いた「魔王殿」の曼荼羅。
8方向に広がる光。
以前、Hikariさんの曼荼羅がほとんど8方向に広がる図形から始まるのはなぜだろう?と考えたことがあります。
そのときわかったのは、「8」は最初に生まれる光だということです。
ヤマタノオロチの頭が8個あるのも何か意味がありそうです。
娘を食べたのではなく、8方向の光の場所に据えたのではないかしら?
本当は悪者ではないのではないかしら?
Hikariさんの過去世で奪われた剣をヤマタノオロチが持っていたのも、
剣を奪って持っていた男性を見つけ、「それはおまえ(ごとき)が持っているものではない」と取り上げて預かっていたからのようです。
スサノオノミコトはヤマタノオロチを切り刻んだりはしていないんじゃないかしら?
そういえば、昨年、京都の「八坂神社」へ行った際、ご祭神であるスサノオノミコトに、「ヤマタノオロチをやっつけたんですか?」と聞いたら、「ああ、日本神話では、そういうことになってるね」と言っていました。
真相はわかりませんが、この過去世の解放こそがこの旅行の圧巻だったで、私の役目はこれで無事に終わったと思いました。
帰りのバスの中で、カヨさんが車窓から空を見上げ、「彩雲がでてる!」って。
「え? どこどこ?」と写したのが、これ・・・。
加工なしです。
肉眼では黄色い光は全く見えなかったのですが、きれいですねえ!
さて、いったん京都駅まで戻り、夜の新幹線まで時間があるので、Hikariさんの希望で「三十三間堂」へ行きました。
カヨさんは5~6年前にも来たことがあるそうです。
カヨ:三十三間堂の前に美味しい甘味屋があったんですよね、また行きたいなあ。
「まだそのお店があるといいよね」と言いながら歩いていくと、ありました!
しかし・・・、ここで問題が。
このあと娘さんと待ち合わせをしているカヨさんは、17時までに京都駅に戻らなければなりません。
このとき時刻は16時です。
三十三間堂をゆっくり見ていたら、甘味屋へ行く時間がありません。
「どうする?」
ふたりで相談して、甘味屋を優先することに。笑
Hikariさんには「ゆっくり見てね、私たち、甘味屋に居るからね」と言い置き、一千一体の千手観音の前を急ぎ足で進みます。
「みんなおんなじ顔だよね・・・。あ、違うか! 造った人によって微妙に違うんだね。よく見ると衣装も違うね」などと言いつつ・・・。
カヨさんは、
「最前例の観音様はいいけど、後ろの人たちは顔も全く見えないですね。定期的に位置を入れ替わるのならいいけど」と面白い感想を。笑
外に出ると、すごい雲!
まるで鱗みたい。
そして、甘味屋。
お抹茶、くずきり、白玉ぜんざい、お茶菓子のセット。
美味しかった~!
食べ終わってからHikariさんと合流します。
「千手観音様に手を3本お借りしました」とHikariさん。
うわ~、謙虚!
私は「千本もあるのなら少しちょうだい!」って言ったら、「マサコ、人は皆、千本の手を持っていて、その手の上に光を載せているんだよ」って言われました。
こうして京都旅行は終了。
「そういえば、カヨさんは急に誘われたのに、どうしてOKしたの?」と聞くと、「だって、マサコさんとの旅行ってすごく面白そうじゃないですか!
解放をしたり、ミラクルが起きたり! でも、行く人って決まってるじゃないですか。だから、誘われたときに行かなくちゃ!って思ったんです」
そうかあ・・・。
いつも唐突に決まるから、そんなこと考えたこともなかったけど。笑
ともあれ、ふたりとも「と~っても面白かった!」そうなので、良かったです
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