私が「どこそこへ行きました」と書くと、自分も同じ場所へ行ってみたけど、マサコさんが視たようなものは見えなかったとおっしゃる方がいらっしゃいます。
たとえば、昨年の晴明神社。
「光の道」は見えませんでしたとか、特に何も感じませんでしたとか。
今回、ブログを書くにあたって「蚕の社」を調べた際にも、良い風に書いている方と、悪く書いている方と両者がいらっしゃいました。
このように、同じ場所なのに人によって感じることや視えるものが違うのはなぜだろう? と以前考えたことがあります。
4年前、沖縄の久高島へ行ったときのことです。
生徒さん2人と行ったのですが、ほぼ同時期に霊能力のある漫画家の方が訪れ、視えたもの(神様や精霊など)を漫画で紹介していらっしゃいました。
私たちが視たものと全然違う!
なぜなの?
生徒さんと一緒にリーディングをしてみたところ、「その人の波動によって視えるものが異なる」という返事でした。
なるほど!
言われてみればそうですね。
有名な「行列のできるラーメン屋」へ実際に行ってみて、「本当だ! 噂どおり美味しい!」と感じる人もいれば、「こってりしすぎて、自分の口には合わない」と感じる人もいます。
その人の持つ嗜好によって感想は分かれるわけです。
神社仏閣などへ行った際も同様で、その人の持つ波動、つまり、その人の持つチャンネルによって映し出される世界は異なるわけです。
8チャンネルの波動を持つ人には8チャンネルの世界が視え、6チャンネルの波動を持つ人には6チャンネルの世界が視える。
この世界はすべてエネルギーで成り立っているので、自分のエネルギーと同調するところに常に繋がります。
8チャンネルの波動を持つ人が視た「8チャンネルの世界」が、6チャンネルの波動を持つ人に視えることはないのです。
ただそれだけのことなのですが、「目に見えない世界」の危ういところは、ラーメンのように実際に自分が食べて経験することができないので、他人の話を鵜呑みにしてしまうところ。
仮に生徒さんが、
「マサコさん、わたしの知り合いにすごく視える人(Aさん)がいて、蚕の社には怖い霊がいるって言ってました!」
と言ったとしても、
Aさんの世界には「怖い霊」がいるのでしょうが、私の視ている世界にはそのような霊は存在していないのです。
各々、繋がっている世界が違うからです。
留意すべき点は、ここから・・・。
実際に自分が視たわけでもないのに、Aさんの話を鵜呑みにして、「そうなんだ!」と思い込むと、エネルギーは自分の意図で動くので、今度は私も「怖い霊」のいる世界に存在し、そのような霊を視てしまう可能性があります。
今まで怖いなんて思ってもいなかったのに、「え~? そうなの?」と、「不安」や「恐れ」を刷り込んでしまうのは気を付けなければなりません。
ついでにもうひとつ。
事象はあくまでも事象に過ぎない、つまり「空(くう)」なのですが、その事象をどのように捉えるか(=色をつける)はその人次第です。
そして、その捉え方には日本人としての集合意識も影響をしています。
たとえば日本では、「霊」に対して、「こわい」「未浄化」「祟り」などの概念があります。
生まれたときからそういう概念の社会で生きているので、何の疑問も持たずに信じています。
あるとき、生徒さんが、「知り合いの霊能者が、この間、車で大きなお屋敷の前を通ったら、最近亡くなったその屋敷のおばあちゃんが玄関のところにいた、かわいそうにまだ浄化していないんだわと言っていた」と。
このように、「霊」を視ただけで、「未浄化霊がいる」と思ってしまいます。
おばあちゃんはこの屋敷での生活は幸せだったなあと懐かしんでいただけかもしれません。
そもそも、霊は常にいるのです。
この世界はすべての次元が重なっているからです。
でも、私たちと霊体とでは周波数が異なるので、普段、肉眼では見えないのです。
チャンネルの多い人には視えたり、感じたりできます。
(その視え方や感じ方も、人それぞれです)
それから、どこかへ行った後に体調が悪くなったりすると、「あそこで何か悪いものをもらってきたのかも」と言う人がいますが、これも同じ周波数同士しか同調しないことを考えれば、もしその場所が「6チャンネルの世界」で、ご本人の持つ周波数が「8チャンネル」であれば、あり得ないことです。
たまたまそのときに自分が何か不安を抱いていたり、心配事があったり、気持ちが落ち込んでいたりして「6チャンネル」になっていたのなら可能性はありますが・・・。
ですから、いつも自分の波動を高く保っておくことがとても大事です。
一番簡単な方法は「笑う」ことです。
笑いの波動はとても高いそうです。
「笑い飛ばす」というくらいで、笑うと、「飛ばせる」=手放せるそうです。
もうひとつの方法は、自身のクリアリングを進め、誰かが視た世界の話を聞いても鵜呑みにするのではなく、自分の潜在意識に確認することです。
答えはすべて自分の中にありますから。
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