(つづき)
3人がランチをした2日後、私も京都へ。
整体を受け、その夜はクウさんと食事。
待望の錦市場にて食べ歩きです。
ここは観光名所なのか、大勢の人で賑わっていますが、そのほとんどは外国人です。
地元に住んでいるクウさんも、「こんな機会でもなければここで食べ歩きをすることはないから」と面白がって付き合ってくれました。
とにかく、人・人・人・・・。
狭い商店街は人でびっしり。
その中をかき分けながら進みます。
ある鮮魚店の前にはひときわ人が集まっていました。
新鮮なウニやサーモン、まぐろ、牡蠣、次から次へと注文して、美味しい、美味しい!と舌鼓を打ちます。
この商店街では試食もたくさんできるので、お酒やお漬物、練り物、、ドライフルーツなど目に付くものは片っ端からいただき、喉が渇けば柚子茶をいただく。
だんだんお腹が膨れてきたなあと思う頃には、店頭でさっと黒豆茶を出され、胃がすっきり・・・。で、また食べ歩きを続ける・・・。笑
牡蠣フライが食べたい!というクウさん。
おっ! 旬だものね!とお店へ。
通行人の邪魔になるので店の中で食べて下さいと言われ、奥へ入ると、「冷凍カキフライ」の袋がたくさん積み上げられていて、思わずクウさんと顔を見合わせる場面も・・・。笑
6時には市場が閉まってしまうので、大急ぎで商店街を突き進み、端まで来るとUターンし、先程は行列ができていて断念したカニのお店へ。
しめしめ、今度は並んでいる人が少ない。
前回来たときに見かけて、絶対これを食べたいと思っていたのよね~!
こうして大はしゃぎしながら食べ歩きタイムは終了し、ゆっくりお茶をしてホテルへ戻ったのですが、突然あることに気が付きました。
「あれ? 私が食べたの、カニだっけ?」
観光客が群がって食べているのを見て、「わあ!カニ!美味しそう!」
と思い、私も!と飛びついたのですが、
ん・ん・・・? 待てよ・・・?
カニの味なんてしたっけ?
あれ、「カニカマ」だったんじゃ・・・・?
写真を見ると、ちゃんと「巨大蟹カマ」って書かれているではありませんか!
うわ~
「思い込み」って怖い~!
勝手に「カニ」と思い込んでいたのです。
冷静になってみれば、
食べているときに「味」で気づきそうなものなのに。
1本400円なんて安価なはずがないのに。
いや、何よりもその「見た目」でわかるでしょ!
はしゃいで興奮していたので、「思い込み」だけが駆け巡り、冷静な判断力なんて吹き飛んでいたのです。
ははは~
おもしろ~い!
日々「解放」を行っていて思うのは、人って本当に「思い込み」で生きているということ。
「普通はこうしますよね」とか、
「普通だったら~」という言葉が日常茶飯事に飛び交っていますが、
その「普通」はあなたの「思い込み」なんですよね~。
幼少期に親から刷り込まれたり、
何かの経験によってくっついたり、
必ず「きっかけ」があって出来たものなのです。
ですから、
その思い込みを外すと自分が楽になり、
相手のことも気にならなくなって人生は楽しくなるんですよ~
とお伝えしている私もまたこうやって、
明らかに(見た目も!)「蟹カマ」なのに、お店のディズプレイと群がる人々を見て、勝手に「蟹」と思い込んでいる。
はっはっは~
実はこのとき、笑いながらも軽い頭痛とむかつきを感じていました。
それが後日の「昔のマサコさんは生の物を食す生活はしていませんでした。」へと続くのです。
(つづく)
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