9日目②
R子さんが海に石を投げた直後、
ママは「浄化の依頼」を
(メッセージで)受け取ったのだ。
実は、この国に来る前、気になる場所があった。
首都のそばに古い街があって、
そこにも「バイキング博物館」がある。
11世紀後半、敵の侵入を防ぐために、
沖にバリケードを作ることになった。
その手段として、
5隻のバイキング船を故意に海底に沈めたのだ。
20世紀になって船が引き上げられ、
今は博物館に展示されている。
ママはどうしてもその博物館へ
行かなければならないような気がしていた。
そして、なんと、
R子さんも同様に感じていたのである。
ママ:だから、この国に来た当初は、
帰りにその街に寄る予定を組んでたの。
ところが、
解放が進むうちに、
行く必要性をあまり感じなくなってきて、
予定は白紙に戻された。
私:そんなのばっかだね。 (笑)
行く前は、どうしても「海岸線を訪れなくちゃ!」
って言ってたし。
ママ:そうそう!
リーディングして、「地図のこの辺!」って
場所まで特定してたのにね (笑)
R子さんは現地の知人たちから、
真冬に海岸に行くなんて無謀だと言われながらも、
防寒服の手配を考えてくれてたっけ。
ママ:ほんとに無謀だったよね~。(笑)
真冬に北海道の最北端を訪ねるようなものだもの。
結局、行きの飛行機の中で過去世を解放し、
到着後にも解放を始めたら、
その気持ちはウソのようになくなってしまった。 (笑)
R子さんが石を海に返すタイミングで、
5隻の船の「浄化」を行うとは
思ってもみなかったけど、
前日に
R子さんには、まだバイキングの解放が残っていること、
そして、それは現地に行かずともできると言われたのは、
きっとこのことを指していたのだと思った。
博物館を訪れなくても、
今日渡るこの海の上から
解放を行うことになっていたのだろう。
そのとき・・・。
ママは、船の悲しみ、無念な思いを感じた。
まだ現役で活躍していた船たちが、
理由は分っていたにせよ、
故意に海底に沈められるのは、
残念だったのだと思う。
ママ:R子さんがたまたま石を5個持ってたけど、
それも意味があったんだろうね。
私:5隻だからか・・・。
あ! そういえば、
5個だったじゃない?
ママ:ほんとだ! そっか、そうなってたんだ!
ママは、
石が海に帰った場所を基点として
光の輪が広がり 、
周辺の海に拡散し、
やがてその光が、
5隻の船が沈められた場所にまで
広がっていくのを見届けた。
最後に、海全体がきらきらと光で覆い尽くされた。
そして。
ママ:ああ、これで完了だ、ってわかった。
やるべきことは、ぜんぶ、終わった。
ママ:で、3人で、温かい珈琲で乾杯したの。(笑)
昔、こんな風に、ビールで乾杯してたのかなって思ったら、
ママ:いろんな人生を歩んできて、
今があるんだなあって。
ヒプノセラピーではたくさんの過去世を見てきたけど、
実際に
「過去を生きた現地」を辿る旅も、
なかなか良いよね・・・。
しかも、(現世に転生した)当時の仲間たちと。
(つづく)
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