9日目
滞在9日目。
この日は帰国のため、
R子さんの住んでいる都市から、
空港のある首都へバスで移動することに。
R子さんの家の前は雪道・・・。(笑)
スーツケースを引きずり、バス停へ。
ママは車窓から見える景色を目に焼付けながら、
感慨に耽っていた。
ママ:わずか2か月前には、
まさか自分が元旦早々この地にいて、
浄化を行うなんて夢にも思わなかった。
途中、バスごと高速フェリーに乗り込む。
フェリーが出航すると、
ママたちはデッキに立って海を見ていた。
ママは特に何も感じなかったけど、
R子さんとTさんは、
海を見て、何か「想う」ところがあるようだった。
特にTさんは、寒いデッキに立ち尽くしたまま、
ママ:たぶん、
バイキングの過去世はいくつかあるんだと思うけど、
今生に強く影響していたのは、
私は陸に残って、ふたりは海で亡くなっている、
っていう人生だからね・・・・・
R子さんが首都へ向かう交通手段として、
高速フェリーを選んでくれたのも、
必然だったのだろう。
ママ:電車の車窓から海を眺めるのではなくて、
フェリーで海を渡る、っていうのがね。
二人はかつてバイキング船に乗って、
この海に繰り出したのだから。
そのときから幾たびも転生をして、
今は違う肉体で、違う人生を歩んでいるけれども、
「海」はあのころと変わらず、ここに在る。
バイキングの人生を仲間と謳歌したことも、
沈没して、悲しみと後悔とあきらめの心境で
水中に沈んでいったことも、
全ての感情をただ静かに見届け、
飲み込んだあの海が今も、ここに在る・・・。
ママ:人には過去世の記憶はないから、
遠い昔に想いを馳せることしかできないけどね・・・・
でも、「魂」は覚えている。
すべてを。
フェリーがしかるべき場所まで来ると、
R子さんは、持参した5個の石を取り出した。
もうお役目が終わったので海に返すのだそう。
「ありがとう」と言って、その石を海に投げた瞬間、
水中に光がぱあ~っと広がり、
人魚たちがやって来たのが見えたという。
ママには5人の妖精たちが
空中からふわりと舞い降りてきたのが見えた。
そのとき、
「あっ!」と声をあげそうになった。
(つづく)
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