古代マヤ文明といえば、300年以上も密林のなかで眠っていたチチェン・イッツァピラミッドなどの遺跡や、マヤカレンダーなどは有名ですね。
古代マヤ文字があったことや数字に”0”が使われていたこと、天文観測に優れていたことや伝統文化がマヤ先住民によって語り継がれたことなどなど、文明の叡智をあげたらきりがありません。
マヤ人はリュウゼツランの一種である「マゲイ」の繊維をワニス(天然塗料)で固めて、屏風のように折り重ねて、手写本を作っていたといわれています。そのようにして、マヤの絵や文字を美しく記録して、手作りの写本がたくさん作られていたのだと考えられています。
しかし、1549年にユカタン半島にやってきたスペイン人修道士ディエゴ・デ・ランダらによって、マヤ文書は広場に集められ、火をつけ、焼き捨てられてしまいました。
美しく描かれていた貴重なたくさんの手写本の絵文書や記録は、いくつかの種類の写本をのこして、すべて焚書されてしまったのです
そのことを思い出すといつも悲しくてせつなくて
残念で無念で情けなくて、とてもやりきれない気持ちになります。
でも、3年前の2020年から、世界中がコロナ感染症パンデミックになってしまい、人々が辛い時期を過ごすことになってしまったことを考えると、気持ちが変わりました。
そのやるせない気持ちをさらに乗り越えて、わずかに残された絵写本や文明史や歴史書や古文書を手掛かりに、少しでもいいから未来の人たちに古代マヤの叡智を継承していきたい、伝えていきたいという思いが強くなりました。
失ったものを嘆くことより
のこされた僅かなものを大切にしながら
一つ一つ丁寧に解読・理解しながら
美しい文明の叡智を守っていきたい
3年前の記事を読み返しながら、そんなことを考える「シカ6」の日でした♪
Caban「思考」することの意味
こういう時だからこそ…
マヤ「ハアブ暦」と名のないワイエブ
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