病院毎日投稿歴カルテNO1660

 

鍼灸師にとって

医学史は

とても重要な事だと思う。

 

なんで

これほどまでに

歴史に執着するか・・・

 

それは

古典医学を学ぶ者にとって

古典医学書は

漢方医学のバイブルともいえる。

 

素問

霊枢から始まり

難経

傷寒論

等々

 

 

しかし

多くの人は

黄帝内経は紀元後

200年頃書かれたものだと思っているし

 

難経

傷寒論にしても

同じころ

 

扁鵲や張仲景が

書いたものだと考えている。

 

これらの

文献は加筆編集を加えられながら

現在に至る。

 

実は

オリジナルは

もう

見る事は出来ない

 

私達が目にしている

多くの古典医学書は

宋の時代に

校正医書局の林億らが

構成したもので

 

私達は

宗以降の文献を目にしている。

 

それらは

どこまでがオリジナルで

どこからが

加筆編集されたものか

よく解らないのが実情です。

 

 

日本経絡治療における

理論体系は

池田政一先生のグループが

古典を読み

鍼灸に特化して

現代人に解り易い形で

病理生理を組み立てた

世界であり

 

中医学にしても

古典医学書と現代医学を

上図に組み合わせた医学になっている。

 

 

これらの違いは

古典の解釈の違いがあると思われる。

 

では

 

薬剤師さんは

古典医学を

どのように考えられているのだろう。

 

 

興味深々

 

注意点は

あくまでも

個人的な意見として

 

こんな考え方もあるのだと

読んで欲しい。

 

 

  Q&A

 

    

1)傷寒論を基調とした処方の場合、古方派の特徴は、病理を深さに分類したうえで桂枝を中心に、病気の深さによって、様々な生薬を加える処方に特徴があり、後世派の処方は、陰陽五行論によって処方されると聞いたことが、有るのですが、そんな傾向が御座いますでしょうか

 

 

古方派のある先生の見解(あくまで個人的な見解)

 

そのような傾向はありますが、桂枝(古方派はたいがい桂皮を使います)を中心とまでは言えない気がします。

 

たしかに『傷寒論』は桂枝湯の医学と言われることもありますが。

後世派については確かに五臓論は極めて重要と思いますが、必ずしも陰陽五行で説明するというわけでもないように思います。

 

 

    

 

2)現存する漢方薬のいくつかの有名な処方の特徴の発見は、経験的な産物や新しい組み合わせによって、偶然生まれた産物で、それらには、五味論などの法則性は無いものでしょうか

 

 

古方派のある先生の見解(あくまで個人的な見解)

 

五味を用いて統一的法則性を示すことは難しいと思います。ただ、ある処方から出発して、いろいろ考えて生薬の加減をするうちに、いつの間にか既存の別の有名処方に限りなく近くなることは経験されます。この時の思考過程は、その有名処方が創生されたときに考えられたことと類似しているのかもしれません。

 

    

3)黄帝内経素問霊枢は、林億らの宋改の影響が御座いますでしょうか

 

古方派のある先生の見解(あくまで個人的な見解)


現在我々が見ている『霊枢』は、朝鮮に伝わっていたものを、林億らの少し後の時代に宋がぶんどって、校正医書局で校正・出版したものと覚えております。したがって、「宋改」の影響を受けている文書です。詳細については真柳誠先生のご論文をご覧になってみてください。

 

 

    

4)運気論については、逸脱したものを後から書き加えたという説がありますが、個人的に、どのようにお考えでしょうか

 

 

 

古方派のある先生の見解(あくまで個人的な見解)


『素問』の運気論(篇)は、あとから加えられたものと習いました。『傷寒論』序文に言う『陰陽大論』がこれではないかという先生もおられますね。

 

運気論に限らず現在我々が見ている『素問』はご存じの通り、一度に成立したものではなく、長い時間の中で書き加えられたり、書き直されているようです。いわゆる『黄帝内経』の書誌学については真柳誠先生の『黄帝医籍研究』が最も厳密かつ詳細な考証であると思います。

 

今日はここまで

 

 

 

今日も一日良い日で

 

最後まで

 

読んでくださり

ありがとうございました。

 

 

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