病院毎日投稿歴カルテNO1653

 

徳島部会最終日は

日本経絡治療の立ち位置について

お話があった。

 

経絡治療にはまった理由は2つ

恩師島根大学理学部教授

高野千石先生の

鍼灸は経絡治療にオリジナルがある。

その言葉と

池田政一先生のお兄さんの

多喜男先生の治療室に一度お邪魔して

1日100人以上来院される

人の評価などが

その大きな理由

 

また、広島部会の雰囲気が好きで

すごく落ち着いた。

 

なぜ、徳島部会か?

これには理由があって

講師の先生の話が

多岐に渡るため

頭が整理できなくなった

理由があげられる。

 

ひとりの先生で

マスターすることが

早道だろうと思う。

 

精通していれば

藤本蓮風先生でも

横田観風先生でも

宮川浩也先生でも

どの先生でも良い

 

まずは

一人から学ぶこと

 

ではでは

徳島部会の復習を何日かに

分けてしようと思います。

 

日本経絡治療の立ち位置について

 

先日NHKで東洋医学が紹介され

記憶に新しい事と思います。

 

 

講習会では

科学的解明について

東洋医学の一部を切り取って

証明しており

 

 

東洋医学の全体像

ではなく

上の図の

中央に位置する部分

との事で

科学的解明には

古典医学のオリジナルを

損なう可能性があるとのことでした。

 

 

私的には科学的に

法理法則を見出し

22世紀に通用する

伝統を本質的に損なわない

科学的な東洋医学が

必要だと考えています。

 

一方

日本経絡治療は

どの部分に位置するのか

 

西洋医学と被らない

東洋医学のなかの位置づけで・・・

 

 

歴史的には

古方派

後世派では

陰陽五行論の特色の強い

後世派に属するであろう

との見解でした。

 

なぜ

歴史的な位置が大切か?

 

中国医学は

宋の時代の前後では

大きく内容が違い

 

宗以降の中国医学は

陰陽五行論に整理され

書き直されている。

 

 

これには

大きな問題が有って

中国では

それまでの古典医学書は破棄され

原型が解らない

 

然しながら

日本をはじめとする

韓国など

宋以前のコピーが存在しており

宗迄の漢方医学を

知る手がかりになっています。

 

また

中国においても

張家の墓から出土した原典等により

紀元前の中医学を垣間見る事が出来

 

宋以前の医学の姿を

推測できる。

 

 

また

黄帝内経においても

王冰紀元後

710年~

注釈が加えられており

古典文献の正確な

成立について疑問が残る

 

 

果たして

黄帝内経は宋代以前の原点なのか

金元医学の発展によって

書き加えられたり

変更はないのか?

 

 

傷寒論にしても

張仲景が記したとされるが

 

歴史上

張仲景に当たる人はいないし

傷寒論は何種類も存在し

どれが、本来の傷寒論なのか

歴史的に不明

 

 

また

難経も扁鵲によって

書かれたとされているが

扁鵲は歴史上存在しない

架空の人物なのだ。

 

 

中医学自体

本当に過去の積み重ねになって

出来ているのか

 

 

自分たちの学ぶ医学の根拠

それらの原点はどこにあるのか

 

学ばなければ

ならない。

 

 

そんな事を考えながら

大上先生の漢方医学の歴史観を

拝聴すると

 

様々な人が

様々な説を唱えるので

迷ってしまう

 

しかし

現在日本経絡治療の骨子は

池田政一先生をはじめ

多くの先生が集まって

陰陽五行論に集約されて作られたので

金元医学の要素が強く

 

立ち位置は

後世派に属する様だ。

 

 

 

今日はここまで

 

 

 

 

今日も一日良い日で

 

最後まで

 

読んでくださり

ありがとうございました。

 

 

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その1

 

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柔道整復師

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その2

 

臨床経験

39年 1983~

(2022年現在)

 

 

その3

 

森ノ宮医療大学教授

整形外科医

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施術実績

1万人以上

 

 

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