毎日投稿歴カルテNO1590
鍼灸院には『鬱』的症状を
訴えて来院される患者様も
少なくありません。
昨日のブログでは
聞くことが大切ではないか
という内容で
書いてみました。
今日も引き続き
心の問題と
鍼灸治療について
書いてみよういと思います。
こころが悲鳴を上げると
身体も悲鳴を上げることを
長く鍼灸をしていれば
良く経験します。
広島大学心理学教授片山先生は
私たち鍼灸師や柔道整復師の
社会的役割の一つには
身体を緩めることで
意識を緩める
一つの役割があるのではないか
とおっしゃいました。
また
早稲田大学教授
山口創先生は
皮膚は第三の脳である
人間の意識の状態が
体表面に現れると
言われています。
鍼灸も同じで
過去の文献から
索引すると
『鍼道秘訣集』
(夢分流の鍼書)のなかに
【心窩部】
「鳩尾、俗水落と云。是を心蔵と号す。少陰君火とて、毎年三四月の温なる火、是也。此の心に邪気ある時は、目眩し、舌の煩、頭痛し、夜寝事を得ず。又は眠中驚き、又心悸し、心痛み等の病を生ず。」
『意仲玄奥』
(夢分流の鍼書)のなかに
【水分穴の拍動】
「水分は、心の空とて、心を舎す処なり。」
「水分の穴むすぼをれて有もの、是れを病と為して刺すべからず。
心労すれば則ち必ず此処にむすぼをれ有ものなり。
たすけて刺すべし。下脘に刺すべし。」
と腹部の反応と意識について
記載があり
腹診で有名な
小川新先生においても
腹診では、心窩部、だんちゅう
背部、肩甲間部では
第一胸椎~第七胸椎の督脈、膀胱経
の反応を重要視されて
診察されていました。
私たちは直ぐに
鍼灸治療をしがちですが
もっとゆっくり
患部を観察して
四肢や腹や背中を観察して
診断を下すことが大切だと思います。
今日はここまで
最後まで
読んでくださり
ありがとうございました。
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39年 1983～
(2022年現在)
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整形外科医
久保教授が推薦
その4
施術実績
1万人以上
その5
講道館柔道2段
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