EUR/USDが@1.2575を割った。

今週末のポジション: EUR/USD @1.2637 売り
今週末の市況: EUR/USD @1.2560前後 | USD/JPY @108.15前後 (05:50, 05/21/2005, JST)

5月19日 FT.com 記事 <http://news.ft.com/cms/s/b28aa7c2-c88c-11d9-87c9-00000e2511c8.html >



政治任命ポストをがんがん作れるのは面白いとこだが、それにしても、そう来ますか。そーですか。やるねぇ。

Nixon, Reagan のときとは異なり、思いっきり表面に出ての圧力。このように表に出してくる方が中国人としては嫌なのかもしれない、とだんだん思えてきた。面子が潰れないように逃げる道がふさがれてくる。

「お前んとこ、面子立たないと政治生命なくなっちまう伝統あるんだってな? じゃあ、早くしろよ。どんどん表沙汰にしちゃうぜ。早くしないと、お前の面子潰れるぞ。国内で立場無くなるぞ」と言っているように見えてきた。水面下の交渉の状況は分からないので、読みにくいのだが。

ところで、記事の最後で「USは最終的には完全な変動相場制になるよう要求している」と示唆しているが、早く実現してほしい。一度「ドル/元を十万!」と言ってみたいものだ。

鮮卑の北魏が、有力な軍人2名によって東西分裂させられたところまで前回は書いた。

この有力者2名は、それぞれが東西の政権を乗っ取った。東側が「斉」と称し、西側が「周」と称した(註1)。このうち、西側の政権で軍制改革が行われた(註2)。

胡人の数家族の小集団~小部族集団ごとに部隊を編成する一方で、漢人も農村の集落ごと/地域ごとに部隊を編成した。この部隊を2つずつ組み合わせて大きな部隊を編成し、それをまた2つ組み合わせて... というやり方で軍団を6つ編成した。(註3)

皇帝は6軍団のうちの1つの指揮官を兼任した。他の有力者(武川鎮出身の胡人系有力者)が他の5軍団の指揮官となった。軍団より下位の各階層では、胡人や漢人の貴族(大牧場・大土地所有者などの有力者)が部隊を率いた。

6軍団の指揮官は全員政府機構の文官のうちの最高位(今の日本でいう大臣級)を兼任した。この体制が、完全にではなかったが、おおむね唐代初期まで継続した。(註4)

この体制は以下2つの点で当時のシナ社会に適合していたとmattは考えている。そして、これゆえに東側の北斉政権と異なり西側の北周~隋政権では内紛が深刻化せず、人口・経済力・兵数いずれでも劣勢だった西側の政権が最終的な勝者となることができたのだと考えている。(註5)

(1)牧畜民と農耕民が混住していた社会において、その両方を同一の制度で政権に登用することができたこと。経済力に劣る胡人を否定する方向性で社会を統合しようとした北魏政権と異なり、胡人を排除しないやり方で(註6)社会を統合することに成功したこと

(2)シナ農耕社会では大土地所有制が進行し地域ごとの有力者が割拠する傾向が強かった(註7)が、農民出身の郷兵を各地の有力者に率いさせて国家機構に参加させるやり方で大土地所有者達を政権に取り込むことができたこと(註8)

この基盤に支えられて、北斉政権を倒した北周政権の君主から奪権した鮮卑/漢混血(?)と思われる有力者(註9)が南朝の陳王朝を倒し、シナを再度統一した。(註10)

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註1: 歴史上は、東側を「北斉」、西側を「北周」と呼ぶ。

註2: 「府兵制」と呼ぶ。徴兵制と言っていいだろう。

註3: 牧畜民部隊か農耕民部隊かを問わず、末端の部隊を「郷兵」と呼ぶ。

註4: 以前、隋唐政権が軍事政権である旨述べたが、その実態はこういうことだ。こういう人事はシナの歴史では典型的とは言えない。文官が武官に優越する傾向が古くからある。欧州の領主・騎士や日本の武士のような、政治家と軍人と地主を元から兼ねている社会階層がシナでは発達しなかった。重要な問題だと思うので、裏ブログでこれから色々ものしてみようと思っている。

註5: (日本の)歴史学者はこういう書き方はしていない。この部分はmattの個人的見解だ。個人的ではあるが確信している。USAやローマも良い例だが、異種族を同一の原則論で統合できたら、その社会は強い。なお、北周が北斉を倒すことができた理由について面白い異説があるので、後日紹介したい。

註6: 結果としてその「やり方」は、「軍制主導で社会を統合する」という選択だった。

註7: ここでは書いていないが、南朝でもその傾向は極めて強かった。大雑把に言うと、長江の下流域・中下流域・中流域ごとに割拠していたと言える。不正確な比喩だが、現在で言うと「上海(南京)vs武漢vs重慶(成都)」の対立があったとイメージしてもらえればいい。

註8: 騎馬戦力が基幹にあることが農耕社会の大土地所有者層を従わせることを可能にし、欧州や幕府御家人体制のような分権的中世feudalismよりもずっと中央集権的な国家の樹立をシナにおいて可能にしたのではないかとmattは考えているが、こういう見解は少なくとも日本の中国史学界では今のところ出ていないようだ。

註9: 隋の初代皇帝楊堅のこと。有名な隋の煬帝の実父。漢代以来の名族楊氏(漢人系)の子孫と名乗っているが、鮮卑系ではないかと疑われている。楊堅の実父は武川鎮の出身。妻(皇后)は匈奴系有力者独孤(ドッコ)一族の女性。

註10: 再統一は589年。分裂した時期を316年とすると、273年間分裂時代が続いたことになる。後漢末期の黄巾の乱から分裂時代が始まったと見るなら、405年間分裂時代が続いたことになる。

FX関連のブログを4つ追加しました。

「鬼のたわごと」 by ポンドの鬼さん
「黒猫の相場暮らし」 by 黒猫さん
「雑記」 by sugardogさん
「MECHAVENIM」 by 兜町9さん

最初の3つは、既にリンク先となっている「為替フリーク」と関係があります。

5月19日付 FT.com 記事 <http://news.ft.com/cms/s/707ef464-c832-11d9-87c9-00000e2511c8.html >


中国における1-4月の4ヶ月間の不動産投資の伸び率が、年率換算で26%なのだそうだ。

どれだけ正確な統計なのかという問題はあるが、資本主義を推進する共産主義政権が「不動産投資が過熱している。少し冷やそう」という発表をする以上、程度はともかく、「これから引き締める」ってことだろう。

「引き締め」を信用創造の減と仮定すると、USD側の信用創造量が変わらなければ、RMB側での引き締めはRMB高を誘発しやすくなるだろうと思う。先週~今週のアメリカの(通貨政策における)対中攻勢と考え合わせると、切り上げっぽくなってきた感はある。(前言撤回かな?)

この記事で注目しているのは「中国経済は建設・不動産取引に大きく(heavily)依存している」という記述。どのくらい「大きい」依存なのかmattにはよく分からない。本当に依存度が高いのなら、生産活動を伴わない取引に銀行が供与する信用の過半?が投入されているのだろうから、90年代初期の日本のようなことがいつか起こる。銀行が貸し続けられなくなり、貸付を引き上げ始めるときに起こる。

銀行も国有企業だらけの社会だから、どこまで耐えられるのか、こっちの感覚ではよく分からない。

EURを売り乗せるときはEUR/JPYの売りにすることを、真剣に考えなければならなくなってきたのだろうか?

5月17日付 FT.com記事 http://news.ft.com/cms/s/78ac227a-c700-11d9-a700-00000e2511c8.html

財務省報告の原文 <http://www.treas.gov/press/releases/reports/js2448_report.pdf >

財務省報告より問題のパラグラフ(p14)を抜粋する。
"In summary, the fixed exchange rate that China now maintains is a substantial distortion to world markets, blocking the price mechanism and impeding adjustment of international imbalances.  It is also a source of large and increasing risk to the Chinese economy.  China has completed significant preparations over the last two years for adoption of a more flexible, market-oriented exchange rate.  Treasury will monitor progress on China's foreign exchange market developments very closely over the next six months in advance of preparation of the fall report."

"monitor"の意味が重要かもしれない。

Webster's より:
1. to watch, observe or check especially for a special purpose
2. to check or regulate the volume or quality of (sound) in recording
3. to check (as a radio or television signal or program) by means of a receiver for quality or fidelity to a band or for military, political, or criminal significance
4. to keep track of, regulate, or control the operation of (as a machine or process)
5. to test for intensity of radiations especially if due to radioactivity

"monitor"には"regulate"や"control"という意味がある程度含まれているようだ。それなら「6ヶ月以内、とUS財務省が期限を切ってきた」という解釈も確かに可能になる。

6ヶ月ですかぁ。

通貨に限らずぐいぐい圧力をかけて来ているし。

儒教的教養を積み、政府に仕える人々を「士」というある種の社会階層を構成している人々としてとらえることができる。

「士」。「儒生」ともいう。日本の武士とは異質な人々(大陸側から見れば、武士の方が異質だが)。古い時代は大土地所有の世襲貴族から、10世紀以降科挙が社会的に定着してからは地主(ごく一部自作農階層出身者がいた)から、「士」と呼ばれる人材が供給された。

漢字を学び、儒教的教養を積み、詩を詠み、名山・大河に遊び、千里のはるかに師を求め、深山にこもって研鑽する人々。

大土地所有のゆえに出世したのではなく、儒教的教養のゆえに登用された。

一旦官僚として皇帝に登用されるや、天の下どこへでも皇帝の命令に従って赴任し、各地を皇帝の名の下に儒教的価値観に基づいて統治した。

そう、儒教的教養はシナの世界の内でなら、統一された共通の価値観だった。そしてそれを伝達する手段として全国共通の文字、漢字があった。これによって共通の価値観をどこへでも伝達することができ、地方に赴任した官吏-「士」から皇帝への報告も、その「士」の出身地・母国語と関係なく行うことができた。

御家人さんのブログ<http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/c6c44fcab73473e85313110df2756ea1 >を再度参照させていただく。

昔からバスの占拠事件などがおこったりすることは知っていたが... 発電所か。

御家人さんのおっしゃる通り、国家安全部が出てくるのは重要なことで、諜報・防諜部門がのりだしてきているということ。

キルギスといい、ウズベキスタンといい、この事件といい、うーむ... 何かある。何があるのか?

アメリカがもはや手を回してきているのだろうか?

4月29日に参照したこのsiteをもう一度参照しておく。

http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/2005/0504/ronbun2-1.html

プロフィールの写真は、四川省にある三星堆遺跡出土の仮面。

これも、ハウスドルフとクラッサの本に載っている。もちろん彼らは「宇宙人はこんな顔?」というノリで書いている。両目が飛び出ているのが特徴になっており、その特徴ゆえに「縦目仮面」と呼ばれている。

三星堆は今から3千~5千年前(?)の遺跡。黄河文明との関係が取り沙汰されて入るが、よくわかっていない。

記憶が正しければ、週刊ポストにグラハム・ハンコックの書いた記事が載ったことがあり、「三星堆のピラミッド」について述べていた。