9月に入りました。後述するところと重なりますが、私にとって今年の夏は6月29日(土)横浜F・マリノス対東京ヴェルディ戦の現地観戦から事実上スタートしたようなもので、そこから首都圏のJリーグの試合や、乃木坂46の無券参戦を兼ねた大阪遠征・名古屋遠征にも出かけました。結構盛りだくさんだった今年の夏も、いよいよ残りわずかとなりました(私の中では、今年の夏は9月14日(土)国立競技場でのJリーグ観戦まで続いているようなものである)。
さて、今年は2月に開幕してから、(初訪問順に)町田→FC東京→横浜FC→浦和→川崎→東京V→横浜FM→柏→千葉→鹿島→湘南の順に関東のJ1と1都3県のJ2のホームゲームを観に行っていますが、8月17日(土)は鹿島アントラーズのホームゲームを観に行くべく、鹿島アントラーズ対浦和レッズ戦を観にカシマサッカースタジアムに行ってきました。
鹿島アントラーズの試合は、2021年にFC東京の対戦相手として観に行って以来です。一方浦和レッズは、既に4月7日(日)のホーム鳥栖戦と5月3日(金)のアウェイ川崎戦を観に行っており、今季3回目です。
東京方面からカシマスタジアムへは電車でも行けなくはないですが、東京駅から高速バスで行くのが一般的です。
普段からも通勤等で需要があり、高速バスとしては珍しく高頻度運行が行われている路線ですが、東京駅のバス乗り場は11時台から長蛇の列ができていました。
京葉道路、東関東自動車道を通り、潮来を経由します。
鹿島セントラルホテル、鹿島アントラーズクラブハウス、鹿嶋市役所を経由していきます。
カシマスタジアムで試合のある日は、試合開始6時間前から2時間前までの便がスタジアムまで直通します(通常は鹿島神宮駅が終点)。ですが今回は終点の2つ手前である鹿島神宮バス停で下車しました。
もちろん、その理由は鹿島神宮に参拝するためです。
鹿島神宮は武甕槌大神を祀る鹿島神社の総本社であり、香取神宮・息栖神社と並び東国三社のひとつであります。また鹿島アントラーズの選手たちが毎年開幕前に必勝祈願に訪れます。
鹿島サポーターも参拝に訪れていましたが、浦和サポーターの参拝が多かったと記憶しています。
境内には鹿が祀られています。
鹿島神宮参拝を済ませ、鹿島神宮駅に移動します。
道中には、鹿島アントラーズの成績が刻まれた石碑が建立されていました。
また電柱の広告看板にもアントラーズのエンブレムが描かれていました。
鹿島神宮駅からはJR鹿島線で鹿島サッカースタジアム駅に移動します。
鹿島サッカースタジアム駅はJR東日本と鹿島臨海鉄道の境界駅(ここから水戸方面が大洗鹿島線)で、試合のある日に限り旅客扱いを行っています。ですが試合のない日も貨物駅として機能しており、当駅から神栖方面に鹿島臨海鉄道の貨物線が伸びています。
駅舎は歩道橋に面しており、歩道橋を下るとカシマサッカースタジアムに着きます。
カシマスタジアムは1993年のJリーグ開幕に合わせて建設され(何ならスタジアムを建設することが、鹿島がJリーグに算入するための条件だった)、最初は1万5000人規模のスタジアムでした。2002年の日韓ワールドカップに合わせて増築工事が行われ、現在は4万人規模の巨大スタジアムになっています。
試合前には鹿島サポーターが、選手の乗ったバスを出迎えるべくスタジアム前にスタンバイしていました。カシマスタジアムでは、「メルカリロード」と呼ばれるスタジアム前の道路を通ってバスが乗り入れます。
旗を振り、チャントを歌って選手たちを迎え入れます。
私もサポーターたちに雑じって、近くでバスを見ることができました。
スタンドに入ります。今回はメインスタンド2層目の前方です。本来ならこのエリアは自由席ですが、この試合では指定席として運用されていました。
浦和レッズのスタメン発表。鹿島のゴール裏からブーイングが聞こえてきました。浦和は前の試合で西川周作選手がレッドカードで退場になったため、この試合では牲川歩見選手が先発GKを務めます。
ホーム・鹿島アントラーズのスタメン発表です。完全移籍加入したばかりの田川亨介選手(2019年から2021年までFC東京に所属)が初のメンバー入りです。
鹿島のスタメン発表終了後、鹿島のゴール裏からは「鹿島一心」と書かれたビッグフラッグが登場しました。両角の席からは幟旗が次々と立てられました。
その後もビッグフラッグが次々と登場。中には、右下にスポンサー名が書かれているビッグフラッグもあります。
途中からは浦和サポーターもチャントを歌い始め、応援合戦の様相を呈しました。
そして選手入場の際には、鹿島大明神と香取大明神のビッグフラッグが登場しました。1層目ゴール裏をすべて覆い隠す大きさです。
前半キックオフ。
0対0で後半に突入します。
浦和が先制したかと思われましたが、オフサイドと判定されました。
田川選手がここで登場。
しかし牲川選手の好セーブに阻まれます。
この試合には33,295人が来場しました。コロナ後のカシマスタジアムでのホームゲームでは最多入場者数となりました。
試合終了。0対0のスコアレスドローでした。しかしスコアレスドローだったとはいえ、どちらが勝ってもおかしくない試合だと感じました。また好セーブ連発の牲川選手は、もはやJ1初出場とは思えませんでした。これから先も、牲川選手のJ1での活躍を観てみたいと思いました。
コンコースにあるスタグルの売店は、試合終了後も行列ができていました。他のスタジアムだと試合終了を待たずして閉店作業を行っている場合が多いため、なかなか観られる光景ではありません。
帰りは東京駅行きの直行バスでスタジアムを出ましたが、本来なら20時40分発のところスタジアム駐車場内での渋滞により50分遅れで発車しました。そのため東京駅に到着したのは23時半頃となり、更に自宅に着いたのは終電の1本前でした。
関東圏内でサッカー観戦をする際は極力日帰りできるように予定を組んでおり、今回もカシマスタジアムで18時キックオフの試合だと日付が変わる手前ぐらいに家に帰れるだろうという算段で予定を組みました(7月の千葉県内でのJリーグ観戦も同様)。駐車場での50分待ちは想定外でしたが、それでもスタジアムへのアクセスについては行ってみないとわからないことも多いですから、今年ナイトゲームを観戦したクラブ(鹿島・千葉・柏・横浜FM)については来年はデーゲームを観に行けるように計画する予定です。一方デーゲームを観戦したクラブのうち、浦和・東京V・川崎・横浜FCについては、来年はナイトゲームを観に行きたいと考えています。
次回以降のサッカー観戦は以下の予定です。
- 9月14日(土)FC東京 vs 名古屋グランパス(国立競技場)
- 9月28日(土)清水エスパルス vs 横浜FC(国立競技場)
- 10月19日(土)湘南ベルマーレ vs サンフレッチェ広島(レモンガススタジアム平塚)
- 11月2日(土)ルヴァンカップ決勝または11月23日(土)天皇杯決勝(国立競技場)
- 11月9日(土)FC町田ゼルビア vs FC東京(国立競技場)
- 11月10日(日)浦和レッズ vs サンフレッチェ広島(埼玉スタジアム)
- 11月30日(土)ジュビロ磐田 vs FC東京(ヤマハスタジアム)
- 12月8日(日)FC東京 vs セレッソ大阪(味の素スタジアム)