3月29日(金)、2024シーズンのプロ野球ペナントレースが開幕しました。この日の東京は、午前中こそ大雨・強風に見舞われたものの、午後からは晴れたため、全会場とも予定通り開幕戦が開催されました。今季の開幕カードは以下の通りです。
<セ・リーグ>
読売ジャイアンツ vs 阪神タイガース(東京ドーム)
東京ヤクルトスワローズ vs 中日ドラゴンズ(神宮球場)
横浜DeNAベイスターズ vs 広島東洋カープ(横浜スタジアム)
<パ・リーグ>
東北楽天ゴールデンイーグルス vs 埼玉西武ライオンズ
千葉ロッテマリーンズ vs 北海道日本ハムファイターズ(ZOZOマリンスタジアム)
オリックス・バファローズ vs 福岡ソフトバンクホークス(京セラドーム大阪)
ご覧の通り、今季はセ・リーグ全球団に加えてロッテと日本ハムが首都圏で開幕を迎えました。開幕1戦目はセ・リーグはホームチームが勝利し、一方パ・リーグはビジターチームが勝利する展開になりました。
そしてその翌日、3月30日(土)は、東京ヤクルトスワローズ対中日ドラゴンズの開幕2戦目を観に神宮球場に行ってきました。中日は最近なかなかAクラスに入れない状況が続いていますが、その一方で中日が東京で開幕を迎えることに対しては東京在住の中日ファンとしてポジティブに捉えていました。開幕戦はナイトゲームと言えども金曜開催なので断念し、その翌日の土曜日のデーゲームを狙いました。
神宮球場は国立競技場の近くにあります。私は都営大江戸線の国立競技場駅から向かいました。
最初は駅の表示を見落としていたたため、千駄ケ谷駅や東京体育館に近いA2出口から出ました。写真は東京体育館です。
国立競技場の外を半周ほど歩き、横断歩道を渡ると神宮球場に着きます。
開幕して最初の週末だったため、試合開始前からプロ野球ファンで溢れかえっていました。
正面入口の前にはフジテレビの中継車が止まっていました。これは、ヤクルトのホームゲームの中継をすべてフジテレビが担当しているためです(但し、近年のヤクルトのホームゲームはフジテレビONEでの中継がメイン。BSフジや地上波フジテレビでの中継は開幕直後のホームゲームやクライマックスシリーズ、日本シリーズなどごく稀)。
14時開始なので、試合開始前に昼食を済ませておきます。
左の唐揚げ「じんカラ」と右のレモンサワー「じんレモ」は神宮球場限定メニューです。昨年のJ1最終節を皮切りに(FUJIFILM SUPER CUPは対象外でしたが)スポーツ観戦の際は何かしら酒を一杯飲むことが通例ですが、今回は「じんレモ」にしてみました。アルコールではありますが、甘くて飲みやすいのが特徴です。そして「じんカラ」も、存在自体は知っていましたが、なかなか食べる機会がなかったので、今回食べてみました。ヤクルトファンの皆さんも、ビジターチームのファンの皆さんも、神宮球場で野球観戦をされる際は是非食べてみてください。
スタンドに入ります。中日戦の時は外野席を選ぶことが通例で、攻撃中は立って応援することが殆どです。
両チームのスタメンと審判団です。私がプロ野球の試合を観に行く時は、秋村さんが審判を務めることが多い印象です(その秋村さんは審判1年目で早くも一軍の試合を担当しており、9年目で日本シリーズを担当している凄い方)。
試合開始前には、審判団と両チームの監督によるメンバー表交換が行われます。
監督は、ヤクルトは高津臣吾監督、中日は立浪和義監督です。現役時代、高津監督は通算313セーブを、立浪監督は2480安打を記録しており、名球会や野球殿堂にも名を連ねています。しかし立浪監督は高卒でプロ入りしてから引退まで中日一筋でプレーし、コーチ経験がない中で監督に就任している一方、高津監督は大卒でヤクルトに入団してからMLBや韓国、台湾のリーグでもプレー経験があり、最後は独立リーグで引退、その後はヤクルトの投手コーチや二軍監督を務めた後に一軍監督に就任しており、対照的です。
14時にプレーボール。
3回表、中日が先制点を奪います。
4回裏の3アウト目をもって、涌井秀章投手が2000奪三振を達成しました。
遠目で見えにくいですが、涌井投手にはつば九郎から花束が贈られました。
涌井投手は2005年にプロ入りし、西武→ロッテ→楽天とパ・リーグ球団を渡り歩いた後に昨年から中日に加入しました。
翌日新聞を読んでみると、プロ初奪三振は2005年3月29日だったとのことで、プロ入りからほぼ19年かけての2000奪三振達成です。非常におめでたい大記録です。
7回表、中日のラッキー7です。『燃えよドラゴンズ』に合わせて、選手名の入ったタオルをファンが掲げています。
7回裏、ヤクルトのラッキー7です。『東京音頭』に合わせて、ファンはビニール傘を振っています。
8回裏、ヤクルトに同点に追いつかれます。
同点に追いついた時の、一塁側の外野席です。ヤクルトファンは、得点時にも傘を振って盛り上がるのが特徴です。
同点のまま9回裏が終わり、延長戦に。
この時点で、試合開始から既に3時間20分以上が経過しています。
左右の写真を比較していただけるとわかりますが、延長戦に入ったため9回までのスコアが消え、10回から12回までのスコアが新たに表示されています。
延長戦を戦っている両チームです。辺りは暗くなっています。
14時開始のデーゲームですが、本来ならナイトゲームが始まるぐらいの時間まで戦っていることになります。
お互いにチャンスを作りますが、点を奪えず。
中日の勝ちが無くなった後の12回裏、村上宗隆選手がセンター方向へ長打を放ちました。このままスタンドに入りそうな雰囲気も感じました。
試合終了。結局8回からスコアは動かず、4時間43分に及ぶ長い戦いはドローで終わりました。
試合終了時点での他球場の結果速報ですが、この日は全試合デーゲームだったため、神宮球場での試合終了時点で他球場もすべて終了していました。
試合開始時点では日が高かったものの、試合が終わったときはもう夜になっていました。
過去にも二軍の試合で、観に行った試合が延長戦にもつれ込むことはありましたが、一軍の試合で現地観戦した試合が延長戦に突入することはこれが初めてでした。とはいえこれがまだデーゲームで良かったとも思っています(延長戦だと終電に響くため)。
帰りも国立競技場駅を使って帰りましたが、JRの千駄ケ谷駅や信濃町駅よりは空いていたと思います。混雑を避けたい方は、大江戸線を利用するのをおすすめしたいと思います(JRが乗り入れる駅のうち、新宿・代々木・大門・両国・上野御徒町・飯田橋へは大江戸線で行ける他、他線に乗り換えれば目黒や板橋方面、五反田や本八幡などへも都営地下鉄のみで行ける)。
さて、明くる31日(日)もプロ野球観戦です。この日は読売ジャイアンツ二軍対オイシックス新潟アルビレックスBC戦を観にジャイアンツ球場に行ってきました。実は今年から、プロ野球のファームリーグに2チームが加わっており、このうち巨人が所属するイースタンリーグには新潟が加入しました(ウエスタンリーグにはくふうはやてベンチャーズ静岡が加入)。
<おことわり:オイシックス新潟アルビレックスBCは、私がブログやSNS等で表記する際は「新潟」表記としています>
2日連続での野球観戦は初の事態でしたが、実はジャイアンツ球場での新潟のビジターゲームがこの週末のみだったため、この日を狙って観に行きました。
ジャイアンツ球場は京王相模原線の京王よみうりランド駅が最寄りです。小田急線にも読売ランド前駅はありますが、駅からのアクセス面では京王よみうりランド駅が圧倒的に優位です。
京王よみうりランド駅は相対式ホームの駅にしては結構広いですが、これは上下線にもう一本ずつ線路を増やし、2面4線にする計画があったことによるものです。かつては京王よみうりランド駅が相模原線の終点だった時期もあります。
よみうりランドへは、後述する遊歩道でも行けますが、まずはスカイシャトルに1往復乗車します。春休み中の週末ということで、結構混雑していました。
乗客が多かったため、この写真を撮るのに一苦労。
ふもとを出発してすぐにジャイアンツ球場が見えます。
実はこれに乗るまで、ジャイアンツ球場と遊園地の位置関係を理解できておらず、後に引き返す羽目となりました(但し、よみうりランドからもジャイアンツ球場に行くことはできます)。
下りのスカイシャトルの車窓です。京王よみうりランド駅の手前で急降下します。
気を取り直して、徒歩でジャイアンツ球場に向かいます。
徒歩の場合、300段近くあるこの階段を登っていく必要がありますが、この遊歩道は「巨人への道」と命名されています。
長嶋茂雄終身名誉監督の揮毫による、この看板が頂上に建立されています。
この試合は内野席から観ます。二軍の試合はチケットが安く、内野自由席は1200円でした。屋根の真下の席も結構安かったと記憶しています。
奥にはよみうりランドのアトラクション(ジェットコースター?)が見えると思いますが、試合中にも遊園地からの歓声が結構聞こえてきます。
巨人のマスコットキャラクター「ジャビット」です。実は背番号「333」のジャビットと「555」のジャビットがおり、この日に会ったのは背番号「555」のジャビットです。握手も交わしました。
昼食です。両サイドのおにぎりは、この日出店していた「結亭」のおにぎりです(魚沼産コシヒカリを使用)。
試合開始前には、このようにファウルラインを引く光景を見ることができます。
両チームのスタメンと審判団です。二軍の試合は審判が3人制で、若手の審判が担当することが多いです。
試合開始前のメンバー表交換です。監督は、新潟は橋上秀樹監督、巨人二軍は桑田真澄監督です。巨人ファンの中には、桑田二軍監督目当てで観に来ている人も少なからずいました。
巨人の攻撃中です。
試合中のスタンドです。二軍の試合は、一軍の試合に比べてコアなファンが多く集まる印象です。
試合は4回裏、巨人が2点先制します。
しかし5回表、新潟が2点を返し同点に追いつきます。
ところが、このかき氷を買いに行っている間に巨人が追加点。
更に4点を加え、5日裏は6得点を奪うビッグイニングとなりました。
新潟のピッチャーです。よく見ると、ユニフォームの広告が多いかと思います。新潟の他にも、BCリーグの球団はサッカー並みにユニフォームのスポンサー広告が多いです。
一方、巨人のベンチです。試合中はベンチからの掛け声が結構聞こえてきました。
8回は両チームとも1点ずつ追加。
試合終了。9対3で巨人が勝ちました。
試合終了後、巨人の選手たちが整列して、スタンドにいるファンに向かってお辞儀をしていました。
一方、写真は撮っていませんが、新潟は試合終了後にベンチでミーティングを開いていました。
2日連続の野球観戦でしたが、両日とも非常に気温が高く、また日差しが強かったため、結構日焼けしました(2日間ともドーム球場ではなかったため結構日焼けした)。今後は気温もそうですが、日差しの強い中外出する機会が多くなるため、日焼け対策に注力していきたいと思います。
さて次の野球観戦は、5月11日(土)西武対楽天戦を観に西武ドームに行きます(なお、この翌日は山下美月卒業コンサートの無券参戦に行くため、2日連続でイベント会場に出動予定)。また次の週末は、6日はひな誕祭の無券参戦で早朝から横浜に行き、7日は浦和レッズ対サガン鳥栖のJ1リーグの試合を観に埼玉スタジアムに行く予定です。最近は週末と祝日しかほぼ休みがないため、仕事が休みの日もイベントでほぼ日程が埋まります。ですが、これも頑張って働く上でのモチベーションと捉えています。体調を崩さないように気をつけて、日々頑張りたいと思います。
以上