5月に突入しました。先月後半からだんだん気温が上がっており、外出中に水筒の水を飲み干すことも増えました。とはいえ、まだ長袖の服を着ていることが殆どでもあります。

 さて、4月21日(日)はJ1第9節 FC東京対FC町田ゼルビア戦を観に味の素スタジアムに行ってきました。サッカー観戦そのものは4月7日(日)浦和対鳥栖戦を観に行っているので2週間ぶりでしたが、FC東京の試合は3月2日(土)第2節・広島戦以来だったため、約1か月半ぶりとなりました。

 また、FC東京は前節の東京ダービーも味スタで戦っていますが、味スタでのホームゲームは第3節神戸戦以来約1か月半ぶりでした(その間のホームゲームが2試合とも国立競技場での開催だったため)。

 今回も飛田給駅から味スタまで歩いて行きます。飛田給駅からスタジアムまでの道には、至る所にFC東京の選手のバナーが掲げられています。加えて飛田給駅の構内や外壁などにも、FC東京関連の装飾がなされています。

 

 この日の「青赤パーク」には、お城を模した遊具が設置されていました。

 

 そして、ステージでは『忍たま乱太郎』のショーが開催されていました。『忍たま乱太郎』の登場人物たちの後ろに、FC東京の新エンブレムがあるのがなかなかに面白いところです。

 

 今回はバックスタンド1階席で観ます。私がFC東京の試合を観始めた頃はこのエリアも自由席だったと記憶していますが、近年はバックスタンドも全て指定席になっています。

 

 スタジアムは基本的に試合開始2時間前に開場しますが、開場してすぐに入場するとこのような映像を観ることができます。

 

 またアウェイチームのサポーターへの歓迎メッセージは、試合1時間前に表示されます(但し一部の対戦カードでは省略される)。

 

 ボールパーソンは、都内の高校のサッカー部員が務めるのが恒例です。

 

 いよいよスタメン発表です。

 

 まずはFC町田ゼルビア。スタメンのナ サンホ選手と、控えの鈴木準弥選手はかつてFC東京に所属しており、今回は初の古巣対戦です。2人の名前が読み上げられると、FC東京サポーターから拍手が起こりました。

 

 FC東京のスタメンの一部です。

 

 選手入場。2021年までは「スカイダンサー」と呼ばれる人型の風船が、入場口のところに置かれていました(選手入場の際に膨らむ)が、2022年からこのようなゲートが設置されるようになりました(但しスカイダンサーは昨年の25周年記念試合で3試合だけ復活した)。

 

 町田ボールで前半キックオフです。

 試合の序盤は、町田がスローインをする度にボールをタオルで拭くシーンなど、時間稼ぎとも捉えられかねないシーンが数々あり、その度にFC東京のゴール裏からブーイングが起こりました(ちなみに試合終了後には、町田のスタッフがピッチ横のビニール袋を回収しているところを確認)。

 

 前半14分、町田のナ サンホ選手が先制ゴール。セットプレーのチャンスを活かしました。

 

 前半21分、小柏剛選手がPKに成功。同点に追いつきます。

 

 前半25分、オ セフン選手にゴールを奪われ、再び1点差に。

 

 町田が追加点を入れた後に、VARによるチェックが入りましたが、結局ゴールは認められました。

 

 後半も、町田のロングスローや時間稼ぎに対し、FC東京のゴール裏からブーイングが起こる展開が何度もありました(写真のゴールキックのシーンも同様)。

 

 後半20分には、小柏剛選手が負傷退場する展開もありました。早い復帰を祈るばかりです。

 

 この試合には3万811人もの観衆が詰めかけました。GW手前の、4月下旬の日曜15時キックオフ、調布対町田のJリーグ初対戦かつ近場同士のクラブの対戦だったという、あらゆる好条件が重なったことが3万人を超える来場につながったのではないかと考えます。

 

 試合終了。1対2で敗れました。

 

 試合終了後に選手たちがゴール裏に来ましたが、ブーイングもあった一方で東京コールも起こりました。

 

 ナ サンホ選手と鈴木準弥選手も東京のゴール裏を訪れました。東京サポーターからは拍手で迎えられました。

 

 町田の試合を観に行ったのは2月24日のG大阪との開幕戦以来で、この時は中立の立場で観戦しましたが、今回はFC東京サポーターの立場で観たこともあり、時間稼ぎや体当たりが酷すぎると思えてしまうことが多々ありました。とはいえ、本気で勝ちに行くためのサッカーを目指すのであれば、このようなプレーもやむを得ないとは考えています(もちろん、勝敗をつけている以上勝利を目指すために、フェアプレーを戦うのは大前提)。改めて、勝つためのフットボールを実現するためにはどうすればいいのかを考えさせられる一戦でした。

 その一方で、FC東京はこの次の試合で新潟に勝利しましたが、第11節から第19節にかけて京都→札幌→柏→名古屋→横浜FM→G大阪→鳥栖→磐田→湘南の順に対戦していきます。下位チームとの対戦も多い一方、5月19日にはACL決勝期間中の横浜F・マリノスとの対戦も控えています(FC東京戦の前後がACL決勝)。またホームで相性のいいガンバ大阪とも第16節に対戦しますが、昨年ダブルを喫した相手である札幌戦(5月3日・第11節)や、2019年を最後にゴールすら奪えておらず鬼門であるアウェイ鳥栖戦(5月31日・第17節)も控えています。これからFC東京が上位争いに進出していくためには、下位チームからの勝ち点の取りこぼし回避は至上命題であり、「いい人トーキョー」から脱却していかなければなりません。

 

 いよいよGWも後半戦です。次回はGW開催のJ1第11節(川崎フロンターレ対浦和レッズ)・第12節(東京ヴェルディ対ジュビロ磐田)を続けて現地観戦します。

以上