新年度が始まり2週間が経ちました。最初の週は入社式や入学式があったり、テレビ番組も新番組が始まったり、と新年度ならではの慌ただしさも感じました。その一方で東京はようやく桜が満開。気温が低かったこともあり、例年よりもやや遅い開花となりました。しかしその直後に強い風雨が東京を襲い、桜はすぐに散ってしまいました。

 私は4月最初の週末である6・7日において、2日間続けてイベントに出かける予定を組み、6日(土)は日向坂46の無券参戦で横浜に行ってきました(この時の模様は後日別のブログで紹介予定)。では7日(日)はというと、これから紹介する浦和レッズ対サガン鳥栖のJ1リーグの試合を観に、埼玉スタジアム2002に行ってきました。

 実は今シーズン、鹿島以外の関東のJ1クラブに加えてJ2の千葉と横浜FCのホームゲームを1回は観に行くという目標を立てています(国立開催は含めない)。ここまでの達成状況と、今後の訪問予定は以下の通りです。

  • 浦和レッズ(埼スタ):4月7日 鳥栖戦(本稿で紹介)
  • 柏レイソル(三協F柏):7月6日 FC東京戦(FC東京のアウェイで狙う予定)
  • ジェフユナイテッド千葉(フクアリ):7月14日 熊本戦で訪問予定
  • FC東京(味スタ):3月2日 広島戦で訪問済み(その後も4・5・10月に行く予定)
  • 東京ヴェルディ(味スタ):5月6日 磐田戦で訪問予定
  • FC町田ゼルビア(Gスタ):2月24日 G大阪戦で訪問済み
  • 川崎フロンターレ(等々力):5月3日 浦和戦で訪問予定
  • 横浜F・マリノス(日産):9月末 FC東京戦(FC東京のアウェイで狙う予定)
  • 横浜FC(ニッパツ):3月20日 群馬戦で訪問済み
  • 湘南ベルマーレ(レモンS):未定(10月19日(土)広島戦が有力?)
 結構壮大なスケジュールです。
 
 本題に入ります。まず、埼スタへは埼玉高速鉄道の終点である浦和美園駅から遊歩道を歩いて行くルートが一般的です。
 都心方面から南北線→埼玉高速鉄道線で現地入りするルートにしました。最初に乗った電車が赤羽岩淵止まりだったため、赤羽岩淵駅で乗り換えましたが、乗り換えた浦和美園行きの電車には既に両チームのサポーターが乗っていました。浦和サポーターが多かった印象です。
 浦和美園駅に着きました。浦和美園駅は埼スタの最寄り駅ということもあり、駅内のいたるところに浦和レッズのロゴマークが掲げられています。
 また埼玉高速鉄道は各駅にステーションカラーを定めていますが、このうち浦和美園駅には赤色が設定されています。
 
 改札などには、「ようこそ 埼玉スタジアム2002へ」の横断幕が掲げられています。
 遊歩道を1キロほど歩いて行きます。駅からスタジアムへは遠いですが、遊歩道が車両基地の横に沿って整備されており、ほぼ直線的なルートなのでわかりやすいです。
 フェンスには、浦和レッズの歴代のコレオグラフィーの写真が飾られています。3枚目は昨年5月のACL決勝のもので、これはDAZNの中継で観たこともあり記憶に新しいです。
 ちなみにこのフェンスの後ろに車両基地があります。
 
 埼スタに着きました。埼玉スタジアム2002に公園の中にあり、園内には他にもサッカーコートが設けられている他、手前の広場は集中豪雨等発生時の調節池も兼ねています。
 
 入口には「Welcome to REDS WONDERLAND」の横断幕が掲げられています。
 
 埼玉スタジアム2002は日韓ワールドカップの会場として、2001年に完成しました。収容人数は63,700人と国内のサッカー専用スタジアムでは最大級であり、浦和レッズのホームゲーム(一部を除く)に加え日本代表戦や高校サッカーも開催されています。また2021年の東京オリンピックでもサッカー競技で使われたほか、国立競技場の改築工事中は天皇杯やルヴァンカップ、高校サッカーの決勝でも使われました。
 
 今回はメインスタンドのアッパースタンドを選びました。ピッチからは結構高いですが、ゆとりをもって観られた印象です。
<おことわり:この先、特にプレー中の写真は手すりがぶつかって見えにくい場合があります>
 
 試合前の電光掲示板には、地元の団体や警察などからのお知らせが表示されることが少なくありません。FC東京の試合や国立競技場での試合では東京都や警視庁などからのお知らせが表示されますが、今回は浦和の試合ということでさいたま市などからのお知らせが表示されていました。
 
 14時を過ぎて、北ゴール裏は浦和サポーターが次第に集まってきました。
 
 ウォーミングアップが始まると、北ゴール裏から浦和レッズコールが聞こえてきました。
 
 浦和サポーターは非常に熱狂的であり、試合中は常に大きな声援でチームを鼓舞します。この熱狂度は世界的にも有名であり、FCバルセロナやリヴァプールなどと並び世界で熱狂的なサポーター5戦にも選ばれたことがあります。また国内外問わずビジターゲームにも多くのサポーターが駆け付け、この熱狂度はビジターゲームでも大いに感じられますが、埼スタでのホームゲームとなるとやはり圧倒的です。
 
 北ゴール裏に加えて南ゴール裏にも多くの浦和サポーターが陣取ります。南ゴール裏は、北ゴール裏と同様に大旗を振って応援するサポーターもいますが、一方で家族連れが多く集まるのも特徴です。
 
 一方、サガン鳥栖のサポーターです。木村誠二選手がU-23日本代表に選ばれたため、それを祝う横断幕が出されました。
 
 ちなみにウォーミングアップで、鳥栖のGKが赤い上着を着て登場したため、浦和サポーターから一時拍手が巻き起こる珍事がありました。
 
 電光掲示板にこの映像が流れ、BGMが流れると間もなくスタメン発表です。
 まずは審判団の発表です。AVAR(アシスタント・ビデオアシスタントレフェリー)の山下良美さんは、Jリーグでは初の女性審判員です(ちなみに山下主審が初めてJ1の試合を担当した、2022年のFC東京対京都戦は私も現地観戦した)。またVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の御厨貴文さんは、かつてJリーガーとして甲府・群馬・富山の3チームに所属していました。
 
 続いてサガン鳥栖のスタメン発表です。GKの朴一圭選手は2019年の横浜F・マリノスでも守護神として活躍し、同年の横浜FMの優勝に貢献しました。また木村誠二選手はFC東京から期限付き移籍中であり、富樫敬真選手もかつてFC東京に所属していました。
 
 そしてスタメン発表が終わると、ビジター席からサガン鳥栖コールが聞こえてきました。
 
 いよいよ浦和レッズのスタメン発表です。これまではBGMの変更が少なかったですが、2022年を皮切りに毎年BGMが変わっています。
 
 選手入場。この試合は「SPORTS FOR PEACE! DAY」として開催されたため、浦和の選手たちは「SPORTS FOR PEACE!」のTシャツを着用しています。
 前半5分、浦和が早くもCKから先制点を奪います。
 
 浦和の選手がゴールを決めると、ロケットが発射される広告が電光掲示板に表示されます。
 
 白熱した戦いが続く中、浦和の1点リードで折り返します。
 鳥栖サポーターも、浦和に負けじと声援を送ります。
 
 後半開始前、両チームの選手が円陣を組みます。
 
 後半キックオフ。
 
 後半8分、浦和・松尾佑介が追加点。
 
 後半38分、大久保智明が3点目を奪います。
 
 この試合の入場者数は28576人でした。1層目は結構埋まっていましたが、2層目はメインスタンド・バックスタンド共に空席が目立っていた印象です。
 
 試合終了。3対0で浦和レッズが勝利しました。
 
 電光掲示板には「Nice Shut Out!」と浦和の完封を称える文化シヤッターの広告が表示されました。
 
 試合後、浦和の選手たちが場内を一周します。
 
 そして選手たちが引き上げた後に、サポーターたちが立ち上がって、応援歌『We are Diamonds』を歌い始めました。この曲はJリーグ開幕の頃から存在しますが、槙野智章選手の発案で2012年からは勝利時にサポーターにより歌われるようになりました。
 
 試合後は浦和美園駅から埼玉高速鉄道で東川口駅まで移動し、東川口駅から武蔵野線に乗り換えました。車内は非常に混みあっており、東川口駅の武蔵野線ホームも非常に混雑していました。特に東川口駅から武蔵野線で帰る方は、余裕があれば東川口駅まで徒歩で歩いて行ってもいいかもしれません(ただし2.5kmほど歩く)。
 
 過去に高校サッカーを観に埼スタに行ったことはありましたが、埼スタでJリーグの試合を観るのは初めてだったので、非常にいい経験となりました。次に行くときは、FC東京戦でビジター側から観てみたいと思いますし、FC東京戦以外でもG大阪戦や横浜FM戦など、ライバルチームとのカードを観に行きたいと考えています。
 
 多忙につき、観戦から2週間が経ってようやく投稿することができました。とはいいながら、次の日曜日はFC東京対FC町田ゼルビア戦を観に味の素スタジアムに行ってきますし、5月もJ1を3試合、プロ野球を1試合観に行く予定で考えています。
 
以上