松尾慎吾 沖縄三線・沖縄民謡ライブ情報*blog -4ページ目

招かれざる演歌歌手。

水曜日。今朝は朝帰り。最近は5時過ぎると明るいですね。朝に駅から住宅地に向かって歩いていると、知り合いに発見されてしまう。誰かが「歩くランドマーク」と言ったくらい目に付きやすいので、地元を歩いているとすぐに声がかかってしまいます。
声をかけてきたのは、自分が小さい頃から何故か四十年近くも丁稚奉公みたいにして働いてる豆腐屋のお兄さん。 「仕事、夜勤なのか?」…ほっといてください!

…という訳で、今日は1時間半寝て、個人レッスンを合わせて四つの教室です。九州の三日間、ほとんど唄わなかったけど、声の調子がいいっす。やっぱり喉を休める事も大事なのかも知れないね。

最後の教室が終わってから、三鷹の「名護味処」へ。 来週の木曜日はここでライブです。よかったら遊びに来てね!

八重泉を飲んでいると、「皆様、こんばんは!私は演歌歌手なんですが、唄わせてください!」という、サラリーマン風普通スーツに大荷物のとっても図々しい人が入って来ました。
この時点で不合格っす。

「うちはいらないよ!」とマスターが言ってるのに、構わず「昨年の夏に発売されたCDがありまして、紅白目指して頑張っています!」…と非常にうるさい。 「うちは沖縄の店だから演歌歌手はいらん!帰れ!」 客も全員、何も見なかった事にしてゆんたくしている。

彼がすごすごと帰った後、「安里屋ゆんた唄います!くらい言えばいいのに、何が紅白か!」とマスター。

だいたい、ギターとかならまだわかるけど、カラオケセット一式抱えて唄う気満々で入って来るのが勘違いだよね。 狭い店なんだから、プロなら生声で唄いなよ。…と自分も思いました。どちらにしても、紅白に出れるようなら、みんなが聴きたくなる雰囲気を持ってるでしょうね。(笑) 三鷹駅のコンコースで唄っている氷川きよしもどきの方がよっぽど雰囲気ありますな。
こういうのも一期一会と言えるのだろうか…。

彼が帰った後、「安里屋ゆんた唄います!」…自分が唄いました~。

今日はちゃんと帰りました。午前2時。


いっぺーにふぇーでーびる!

佐賀で(Part2)





お昼ご飯。お米がとっても美味しいー! 「夢しずく」の特別栽培米。ちょうど東与賀町の家の周りで作っている、「キヌひかり」と「ひとめぼれ」を交配させたお米で、個人的に大好きな「あきたこまち」より甘くてもちもちです。 久しぶりにドカ食いモードに入ってしまい、朝から四杯、五杯と入ってしまう。めったに体重変動の無い自分が、二泊三日で3キロ増えて帰って来たくらいだから推して知るべしっす。高菜漬けも売っている物とは全然違って、自分の両親が「土産は、他はいらないから高菜。」という。機会があれば是非とも食べてみてくださいね。

食べ終わってから、佐賀駅の北の山の方にある、「どんぐり村」に遊びに行く。 昔はこがんと無かったばってんが…。

かなり大きな丘…というか、芝生の小山があってね。親戚の子供の泰輝君とミソラッチとみんなでそこのてっぺんから転がって遊ぶ。子供はよく目が回らんよね。何となく火がついて、てっぺんから50メートル以上一気に駆け下りてしまったのが運のつき。
止まる事ができない!
足もついていかないっすよ~!止めて止めて~!


一番下のアスファルトで足がもつれて、大クラッシュ! 転倒して右腕、右肩を強打して擦り剥き、血だらけの上に打撲。 骨折をしなかったのが不幸中の幸いだね。…衰えを痛感して、少し凹みました…。
最小限の怪我で済んでよかったよ…。 三線弾けなくなったらシャレにならないっす。

ミソラッチもはしゃぎ過ぎて水辺で転倒、ずぶ濡れで着替えも無く、仕方ないので裸の上に親のTシャツ一枚を羽織って、市内のイオンに着替えを買いに行く。

こちらの郊外大型ショッピングセンターは凄い。
ジャスコなんか、一階しか無い平屋なのに果てしなく広くて、正面に大きい入口が四つ。東京ドームより広そうっす。駐車場も輪をかけて広くて、どこに車を止めたか判らん。
店の中で小さい子供たちが普通に鬼ごっこやかくれんぼをしている。なんだこりゃ!?東京よりも子供が多く感じるのは気のせいかな?

家に戻って近所を散歩。昔、蝉を捕まえた大きな楠はもう無い。裏の駄菓子屋も、牛小屋も無い。昔ながらの家も少なくて。でも、空気の匂いは昔の匂いがするなあー…。

最後の夕食。ここで事件が!

お酒が無い。。。


次の日が平日でみんなの朝が早いのと、前日に予定外に飲んでしまったらしく、計らずも今年初めての休肝日になっちゃいました~! 連続飲酒日数およそ二百五十日で途切れる。


お別れの朝、佐賀駅に向かう途中で電話が鳴る。
「慎吾ー、今日帰っちや?明日帰っとじゃなか?もう車~?…わがどん、駅で待っとらんね!」 食道ガンを克服した、七十二歳になる叔父さんがわざわざ車で追いかけて見送りに来て、駅でミソラッチに小遣いをくれて、「また来んばよ。」

泣けてきました。東京生まれ東京育ちの自分ではあるけど、佐賀は間違いなく思い出のたくさん詰まった、大切な人達のたくさんいる、自分の大好きな田舎だったのだと思い知らされてしまいました。


帰って来てから、ミソラッチは泰輝君に教えて貰ったベーブレードで遊びながら、ぽつりと「父ちゃん、また佐賀に行きたい。」


今度は、間を置かずに帰らなきゃ。 ミソラッチも毎年来れたらいいな。自分の小さい頃みたいに。


いっぺーにふぇーでーびる!

佐賀で(Part1)





二日目、午前中はおじいちゃんおばあちゃん、叔父さん叔母さんの墓参り。
同じお寺に先祖から親戚まで、みんな眠っている菩提寺。近所の店でお花を買って、13年ぶりに墓参り。 昨日は夜で見えなかった佐賀の風景は、新興住宅地ができていて家の数が倍くらいに増えてるよ…。道路も綺麗に整備されてしまっている…。
そがん事は当たり前なのかも知らんばってんが、どがんでんならん寂しい気分になったとよ。
お寺さんが近くなって、右側に「がばいばあちゃん」の家が見えて来よった。お寺さんから二百メートルくらい。
家の周りの生け垣が全部竹箒(たけぼうき)で囲ってある大きい平屋。割と新しかよ。
「あの家建つっ時にくさ、洋七のホームセンターば行きよって、竹箒ばぜん~ぶ買い占めとったばい。あがんとの本、うそばっか書きよっとこれ…。電気屋さんでん、植木屋さんでん、いろんな人の話が混ざっとっくさ。…大物芸能人のよう泊まりん来とうよ。」…親戚の兄ちゃん(と言ってももうすぐ還暦)は冷静かつ辛口にバッサリ。見た目も昔の土建屋の棟梁そのまんまけんが、うちの奥さんは最後まで「えすか~(恐い)。」っち言いよったとよ。(笑)

墓参りの後は、昭和天皇も訪れて植えて行きなった、有明海の干潟の七面草の公園に。…そこに、がばい凄か滑り台のあったとよ。

疲れたから東京弁に戻すね。…高さ10メートルくらいのフリーフォール滑り台。 このモンスター遊具、童心に帰って自分が遊んじゃいました~!四回も滑った。奥さんも一回。
ミソラッチを千尋の谷底に突き落とすように滑らしたら、フィニッシュを失敗して下で転がり、一言「いてっ。」の後、無言で地味~にブランコに行ってしまった。そして戻ってくるなり「もう帰るけん。」…佐賀弁うつってるし。(苦笑)…怖かったねぇ。ゴメンね。
東京だったら間違いなく入場料を取られそうな公園。 駐車場も何もかも無料。熊本や長崎からわざわざ家族連れで来る人達もいる素晴らしい公園。
でも、そこに来た人達がみんな公園にゴミを捨て、帰り道、ペットボトルをたんぼの畦道に捨てて行く。他所の人が車の窓から捨てて行く。 年間維持費が四千万円、凄い無料公園があるもんだね。 せめて、駐車場代を取っても良いんじゃないかなあ。
よか海公園、がんばれ。
公園を出た後、叔父さんの家に。

35年近く前に寝泊まりしたトタンの小屋は、風化してそのまま。 自分が生まれて初めて五右衛門風呂に入った家。 今は叔父さんと、自分の幼なじみの従兄弟が二人で住んでいます。 従兄弟に嫁さん募集中~! 佐賀で海苔の養殖の仕事をしている四十二歳。 よか男よー。
夏休みは毎日一緒に蝉取りや、川で魚やお玉杓子を取っていたよ。自転車に乗って、今の佐賀空港の辺りまで冒険したり、駄菓子屋で九州限定「ブラックモンブラン」というアイスを買って食べたりね。 ブラックモンブランは熱かったっす。当たり付きで、特賞は五百円! 五百円を当てるために、当時としては高い五十円のアイスを何十個買ったか…。せいぜい、百円が精一杯。 従兄弟は五百円当てとったばってんね。コカコーラも、お金が当たったりヨーヨーがが当たったり、キーホルダーが当たったり、すべてに踊らされてましたな~。まぁ、キーホルダーは全種類集まったけど。裏の駄菓子屋は、さすがにもう無くなってた。

Part2に続くー!二日目の午後から!

いっぺーにふぇーでーびる!

佐賀へ。





朝7時に起きたんだけど、奥さんとミソラッチが起きて来ない。 二人はちょっと体調が悪いから、もしかして行けるかどうか微妙。 二人のペースに合わせよう。

起きて来たのは9時。朝食の後、ミソラッチはフリスビーがやりたいと言い出し、外で遊ぶ。 鼻水が凄いのでその後耳鼻科へ。なかなか出発できないっすな~。
電車に乗ったらのろのろ運転。予定の新幹線に乗れませんでした…。
という訳で、買い物タイム~! 新幹線で食べる弁当と、持って行くお土産を買おう!
早速目についたのは、笑点でまずいと評判の「菊蔵ラーメン」!!
おっしゃあ!本場とんこつラーメンに負けるな~!と持って行ったけど、冷静になったら恥ずかしくて渡せませんでした。考えてみたら、こっちの人しょうゆラーメン食べないし。

ホームに上がってみると自由席めちゃ混み。一本見送り…。 今日中に着けるのか、不安になって来た。
行くなって事かな?

当初予定から2時間遅れ、午後2時半出発!…遅!

初めて新幹線で博多行きに乗ったのは、小学三年生くらいの時。 開通した年で、当時のひかり号で7時間以上かかりました。甘栗と冷凍みかんを買った記憶がありますよ。
今ののぞみは5時間くらい。早くなったもんだね。

でも、5歳のミソラッチにはそんな感慨は無い。
最初ははしゃぎまくっていたけど1時間もすると、「あと駅は何個?」 …頑張ってくれ~。 月曜日に幼稚園に行けないと知って泣き出す。 頑張ってくれ~。 混んでる車内でデカイオナラをして、しかも強烈。 勘弁してくれ~!
最後の1時間はずっと、おふざけじゃんけん。グーはゲンコツ及びパンチ。
チョキは目潰し及び鼻に突っ込む。パーは顔面わしづかみか、ビンタ。+オール変な顔。 最後まで飽きないでくれ~!

なんとか佐賀に辿り着いたのは夜8時半。駅まで迎えに来てもらって、車の窓を全開にすると、懐かしいたんぼの匂いがする。

料理、美味しい。毛ガニや高菜漬けや、天然鰻。
…もちろんお酒もね。

明日が楽しみ。


いっぺーにふぇーでーびる!

りえ姉。

水曜日、厚木の教室が終わってから、久しぶりに浮浪雲へ。イベントの打ち合わせや積もる話もあり、つい日本酒も進んでしまう。 でも、今日はこれから高円寺の「一夜」に行かなければ。友達が待っているんですよ。
日本酒を一升近く飲んでから、いざ高円寺へ!
高円寺に着いた時には12時を回ってました。遅くなってゴメンね~。


高円寺で待っていた友達は、樋口りえさんといって大城美佐子さんのお弟子さん。自分は「りえ姉」と呼んでいます。
「島想い」で働きながら、唄三線や太鼓を修行している元気で楽しい女性です。 昔、りえ姉なんかと八重山旅行に行ったのが懐かしいっす。

沖縄から今日来たばかり。何日間かいるみたいだけど、空いてるのは今夜だけらしい。もう、朝までコース確定!

「自分の名前で一升瓶を入れて、飲んで待ってていいよ!」と言ってたら、中野三線愛好会の昔の仲間と四人でやって来て、自分が着く頃には瓶はカラ。 遠慮無し。 新しい一升瓶を入れる。(泣)
三人は先に帰ってしまっていたけど、残った人達と愛好会にいた頃の話で盛り上がり。ちょっとした同窓会気分っす。

自分が三線を始めたのが中野三線愛好会。 奥さんと知り合ったのも、三線に熱中してレパートリーを増やしたのもここでした。
ここのリーダーの浜岡さん、11日(日)のNHKの番組で氷川きよしのバックで三線弾くらしいよ。安里屋ゆんた唄うんだってさ。きよしファン必見!ぜひ見てみてね。ちなみにその次の日は、自分もテレビに出ると思うから、どうぞ。


一升の日本酒の後の泡盛ロックはさすがに利きますね。三線弾いてみたらボロボロ。 一度唄った唄をもう一度唄おうとしたりね。 りえ姉も自分も、何を話したのか記憶がところどころ抜けている。凄まじい飲みになってしまった。
ハイサイフェスタに大城美佐子さんが来るそうです。 自分が楽屋に入れるように、りえ姉話を通しておくって。 にふぇーでーびるっす!

解散は朝6時前。1時間半寝て、朝から教室です。 頑張ってます~!

りえ姉、今度会う時は沖縄かな? 頑張ってくださいね!応援してますよ!


いっぺーにふぇーでーびる!