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マツミンのブログ

元気で愉快な社長さんに逢う会・セレブParty・合コンParty・・おもしろ交流会・お笑いLIVE情報など

おもしろい話題を書いていきます。



松稔の芸能裏話(93) ジャイアント馬場さん・ジャンボ鶴田さんと仕事

全国即席ラーメンのイベントがあった。内容は、インスタントラーメン協会主催

 

『つるつる・ウマウマ屋』と云うタイトルで、渋谷のスペイン坂に特設ステージで、行われた。

 

ゲストは、タイトルにちなんで、つるつるは全日本プロレスのジャンボ鶴田さん。

 

ウマウマ屋はジャイアント馬場さんだった。

 

プロレス大好きな梅ちゃんには、最高の仕事だった。

 

梅ちゃんは、サイン色紙にカメラを用意して、一フアンになっていた。

 

会場に着いて楽屋で待機していたら、ジャンボ鶴田さんが来られた。

 

挨拶に行ったついでに、梅ちゃんがサインを欲しそうにしていたので、

 

サインをお願いしたら『僕でいいの、馬場さんの方がいいんじゃないの』と謙遜しながらも快くサインして頂きました。

 

その上写真まで撮ってくれた。暫くすると、ジャイアント馬場さんが来られた。

 

大きいとは知っていたが、実際に会ったらもっと大きかった。

 

椅子に座った時は僕より大きかった。

 

又、梅ちゃんがサインを欲しそうにしていたが、さすがの馬場さんには、僕も切り出せなかった。

 

それを察してくれた鶴田さんが『サイン欲しいでしょ』と云って、馬場さんに頼んでくれた。

 

馬場さんも快くサインしてくれた。

 

そして、鶴田さんが『カメラ貸して、馬場社長と撮ってあげるよ』と云って、梅ちゃんの心を見透かしたかのように、梅ちゃんの願いを叶えてくれた。

 

本当に良い人だった。

 

仕事内容は、ホリプロアイドルのミニコンサート、馬場さん、鶴田さんのサイン会。

 

そして即席ラーメンの試食と結構面白いイベントだった。

 

しかし、電通の仕切りは悪かった。朝8時集合で、何回もリハーサルを重ねた。

 

ジャイアント馬場さんに対する注意事項があった。

 

それは、一般の人からの質問で「どうして大きいんですか」と言うような質問は受けないで下さい。と云う事だった。

 

イベント内容は簡単なのに、むやみに多い台本のページ数とスタッフの数。

 

こんな事で高い制作料を取ってるのかな思ってしまう。

 

いざイベントの本番が始まったら、いいかげん差が露呈してきた。

 

馬場さんの椅子を出す人がいない!マイクが出ていない!

 

何の為に朝早くから来てリハーサルしたか分からない。

 

舞台袖にスタッフがいない、仕方なく僕らが椅子を出し、マイクのセッティングをした。

 

電通の人に嫌味を言いながら司会した。

「電通の人は優秀な人が多いですが、動く人は少ないですね」その言葉でやっと気付いたみたいだった。

 

鶴田さんなんか自分で椅子を持ってきてくれた。そしてトークの時に、問題が起きた。

 

質問タイムで、小学生の子供が『馬場さんに質問です、どうしたら大きくなれるんですか?』

 

といきなり、心配していた質問が来た。

 

話を反らそうとしたが、馬場さんが『それはね、毎日運動して、好き嫌いをしないで、

 

何でも食べる事』と嫌な顔一つしないで、答えてくれた。ほっとした・・・

 

仕事が終わり楽屋に帰ったら、ダチョウ倶楽部が尋ねて来ていた。

 

このイベントを新聞の広告で知ったらしく、馬場さんと鶴田さんのサインが欲しくて、

 

わざわざサイン色紙をもって来たのだ。

 

鶴田さんにお願いしたら、馬場さんの楽屋に連れて言ってくれた。

 

そしてダチョウ倶楽部にも、サインと写真を撮ってくれた。

 

これにはダチョウ倶楽部も大喜びだった。鶴田さんは本当に良い人だ。


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松稔の芸能裏話(92) 日テレの『スタークイズQ&A』に出演

日テレの『スタークイズQ&A』と云う番組に出して貰った。

 

司会が桂文珍さんと山田邦子さんで、スターのエピソードをクイズにした番組だった。

 

その日の出演者は、中村玉緒さん、泉ピン子さん、林家こぶ平さん、そして私達コント松竹梅だった。

 

松竹梅の問題は、僕の家が兵庫県の芦屋なのに貧乏だった、それが面白いと云う事で問題になった。

 

本当に貧乏だった、普通の家は堤防の手前にあるが、僕の家は堤防の向こうにあった。

 

木造のバラックで、水道もなく井戸水をポンプで汲み上げるものだった。

 

海岸の砂浜に立っており、海の家そのものだった。

 

その家が小学校6年生の夏、台風が来て流されたのだ。

 

住む所が決まるまで、避難先の体育館で暮らす事になった。

 

同じように、家が流された家族が5軒ほど一緒に暮らしていた。

 

しかし、お金のある家族は、すぐ家を借りて出て行った。

 

最後に残ったのは、僕の家族だけになった。

 

広い体育館に4人だけ、しかし、市の体育館なので昼間や日曜日になると、人が一杯来る。

 

バレーボールやバスケットを、やっている横で、僕らは飯を食べていた。

 

そんな話で盛り上がっていると、泉ピン子が「そのくらい貧乏とは云わないわよ」と

 

嫌味を云って来た。

 

僕らはそれを面白おかしく喋っていたのに、泉ピン子は自分の貧乏の方が、

 

上みたいな事を云って、場内をしらけさせた。

 

中村玉緒さんは、当時バラエティにはあまり出ていなかったが、今と変わらず面白いし、

 

良い人だった。

 

玉緒さんの問題は、よく忘れ物をすると言う事だった。

 

スーパーのチラシの裏をメモ用紙にしている。

 

すぐ忘れるので、何でもメモするのですが、そのメモを持って行くのを忘れるらしい。

 

この番組は、正解が多い人が海外旅行に行くチャンスが貰える。

 

そして、箱の中に赤と白のボールがあり、申告したボールを引いたら海外旅行に行ける。

 

その日の結果は、僕らは1問しか正解しなかった。

 

後の人が2問正解で、3人でジャンケンになった。

 

それで中村玉緒さんが、海外旅行の権利を勝ち取った。玉緒さんの申告は赤だった。

 

でも引いたのが白で、権利がその次ジャンケンで勝ったこぶ平さんになった。

 

こぶ平さんの申告は赤で、引いたのが白だった。

 

その次は泉ピン子だった。ハズれろ!と心で念じた。申告は白で、引いたのが赤だった。

 

人に意地悪ばっかりしているから、ハズれるんだ〜。場内は大いに沸いた。

 

今までこんなに、ハズれる事はなかった。

 

それに1問しか正解していない僕らに、チャンスが回って来るとは思わなかった。

 

やった!もし海外旅行の権利が来たら、白にしようと朝から決めていた。

 

文珍さんと邦子さんが『松竹梅ガンバレ、何色にする』僕は迷わず「白」と云った。

 

そして、右手を大きく突き上げた。そこには白のボールがあった。

 

場内割れんばかりの拍手で大盛り上がりだった。

 

僕らが喜んでいると、泉ピン子が『私は海外旅行なんか、何回も行っているから、

 

そんなの欲しくはないわ』と負け惜しみを言っていた。

 

本当に嫌な奴だった。でもまさか当たるとは思わなかった、番組上も盛り上がったし、

 

僕らも目立ったので嬉しかった。

 

その旅行券は、仕事の都合で僕らは行けなかったが、

 

竹ちゃんと梅ちゃんの両親にプレゼントした。

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松稔の芸能裏話(91) Vシネマの仕事が2本・・・

けっこう仮面と云うVシネに出して貰った。これは永井豪の漫画の実写版だった。

 

ちょっぴりHな内容だった。

 

主人公のけっこう仮面は女の子で、頭隠して体はすっぽんぽん!

 

すごく楽しみに行ったが、けっこう仮面とのからみは無かった。

 

僕らの役柄は悪役で、訳の分からない軍人だった。

 

女の子を人質にとって、拷問するという内容だった。

 

拷問と云う位だから、服脱がしたりしてHなシーンがあると期待していたのに、

 

これまた裏切られた。

服の上からムチ打つ程度だった。

 

全体の台本を貰えなかったので、訳の分からないまま撮影が終わった。

 

いまだにそのVシネ見ていない。

 

一度レンタルショップに行ったが、あいにく貸し出し中だったのでチャンスをのがした。

 

それから、泉谷しげる監督「ネイビーロックウォー撃破せよ」に出して貰った。

 

泉谷さんがお笑いスター誕生を見ていて、それで僕らにお呼びが掛かったそうです。

 

と云っても大した役じゃなかった。主演が渡辺裕之・中山秀征・仁藤優子。

 

中山秀征がある島にやって来る、その島に住んでいる変な青年に襲われる。

 

その変な青年が僕らだった。

 

花火で脅かしたり、石を投げたり、クラッカーを口で鳴らして中山達を驚かす。

 

僕らに決まった理由が分かった!ネタの中でクラッカーを鳴らしたり、みかんをフォークでキャッチしていた。

 

それを見たらしい。泉谷さんと言えば、恐いし無茶苦茶しそうな感じのイメージだった。

 

船で島に着いたら、いきなり泉谷さんがいた。

 

泉谷さんは足が悪く、車椅子で監督していた。

 

僕らが挨拶に行った「コント松竹梅です。宜しくお願いします。」と云ったら、

 

足が悪いのにわざわざ立って『遠い所まで、ご苦労さんでした。

 

今日は宜しくお願いします。』と云って一人ひとり両手で握手してくれた。

 

イメージが一気に崩れた。『オメーら、ちゃんとやらねーと承知しねーからな』

 

と云ってケツに一発ケリが入るくらいの事を覚悟していただけに、これにはビックリした。

 

撮影の時も、みんなに優しく、演技が下手な人にも、『いいよ、いいよ』

 

と云っていつも笑顔で盛り上げていた。

 

僕らがクラッカーを口で鳴らす時、『大丈夫ですか?無理しなくて云いから、

 

ケガしないようにね』と気を使ってくれた。

 

次のシーンの時も、内容だけ言って『あとは自由にアドリブ飛ばして下さい。』と本当にやり易かった。

 

撮影が終わり帰る時、『お疲れさん。最高だったよ。今回はいい役じゃなかったから、

 

次回やる時はいい役にするから、ごめんね』と云ってくれた。

 

泉谷さんはテレビや舞台に出る時は、悪いキャラクターを演じているのだなと思った。

 

関西大地震の後、チャリティーで音楽活動していた。

 

あの人のキャラクターじゃないと思っていたが、これで謎は解けた。

 

本当はすごく良い人だったのだ。

 

それ以来テレビで泉谷さんが出ると、本当は良い人なのに皆知らないだろうなと

 

思いながら見ている。

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松稔の芸能裏話(90) フジテレビ全日本女子プロレスのゲスト出演

フジテレビ全日本女子プロレスのゲスト解説の仕事が入った。

 

プロレス大好きな梅ちゃんにとっては、得意な分野だ。

僕もプロレス好きだが、梅ちゃんには敵わない。

 

東スポは毎日買ってるし、週間プロレス・ゴングは毎週愛読している。

 

家には何十年も前からのプロレス雑誌が、いっぱい収集している。

 

梅ちゃんの夢は、お笑いで有名になってプロレスラーに合う事だった。

 

これで一つ夢が果たせた。

 

控え室は女子プロレスラーと同じ部屋だった。

 

そこには先輩後輩の礼儀がキッチリとしていた。

 

お笑いの修行と同じだと思った。

 

試合に行く時は、『お先に試合させて頂きます』と挨拶をしてリングに向かっていった。

 

僕も吉本の時、舞台に立つ前には師匠や先輩に「お先勉強させて頂きます」

 

と云って舞台にたった。

 

そして終わったら「お先勉強させて頂きました。」と挨拶していたのを思い出した。

 

いよいよテレビで放送される選手の登場なので、僕らも放送席に座った。

 

今まで静かだった場内もテレビ中継が入ると、いきなり盛り上がってきた。

 

女子プロレスの特徴は、悪役と正義がハッキリ別れていることだ。

 

悪役はいかにも悪いというメイクをして、手に武器を持って出てくる。

 

ヌンチャク・石油の一斗缶・竹刀など目で見て悪役を演出している。

 

どの選手も面白い事に放送席を意識して試合している事だ。

 

場外乱闘も必ず放送席の前だった。

 

反則もレフリーに見えないようにでも、テレビカメラにはハッキリ見える位置でやってくれる。

 

メーンエベントとのダンプ松本が出てきた時は怖かった。

 

すんなりリングに上がらず、放送席の前までやって来た。

 

目を合さないようにしていたら、竹刀でいきなり机を叩いた。

 

ビックリして後ろにひっくり返った。

 

司会者は毎度のことなので動じていなかった。試合はダンプ松本対正規軍の若手だった。

 

いきなりダンプ松本の反則攻撃で始まった。

 

竹刀でメッタ打ちして、その後石油の一斗缶で脳天を殴って流血。

そして場外乱闘…お約束の放送席にやって来た。

 

デレクターが僕らに“ダンプに殴りかかれ”と書いた紙を出す。

 

えっ〜いくら相手が女性と言ってもダンプは怖い。

 

ためらっていると、後ろから押された。

 

するとダンプが『このヤロ〜』と言いながら竹刀で僕の背中を叩いてきた。

 

「ウワ〜」痛いと思ったが、これが意外と痛くない。

 

竹ちゃんが止めに入ったが、石油缶で頭を殴られた。石油缶は大きく凹んだ。

 

梅ちゃんもダンプに挑んだがヌンチャクでやられた。

 

そして試合はダンプ松本の反則負け。場内は大いに盛り上がった。

 

試合が終わり控え室に帰ると、ダンプが『大丈夫ですか』と云って来た。

 

「ハイ大丈夫です」『あれは特注の竹刀なので、音はすごいが痛く無いでしょ』

 

なるほど本物の竹刀でやっていたら体持たないもんな・・・

 

石油缶も薄い材質の物で、ヌンチャクもゴム製だった。

 

試合終了後、ダンプがやっつけた若手選手が帰ってきた。

 

「有難うございました」と挨拶をしていた。

 

ダンプは若手の流血した頭を見て「大丈夫か、血止まったか、腰大丈夫か」

 

と先ほどの形相が嘘のように和やかな雰囲気だった。

 

やっぱり同じ釜の飯を食べている仲間。

 

裏では敵も味方も無い、仲が良いのだと改めて思った。


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松稔の芸能裏話(89) 大阪TV局のやらせ番組

読売テレビ主催『エンターティナー大集合』と言う番組から出演依頼がきた。

 

この番組は、芸歴10年未満と10年以上に分けられて、トーナメントで優勝が決まる。

 

優勝すると100万円貰える。

松竹梅は結成して1年しか経っていないのに、僕の芸歴が11年だったので10年以上のベテラン組にされた。

対戦相手は厳正なる抽選で決めたと局側は云ってたが、芸人は誰も立ち会っていなかった。

 

対戦表を見たら、第1回戦おぼん・こぼんさん、こんなの勝てる訳が無い。

 

他の対戦相手を見たら、片や有名人で片や無名人になっていた。

 

第1回戦では、有名人同志が当らないような組み合わせになっている。

 

これは何か有るなと思った。

 

ルールは第1回戦1分・2回戦3分・3回戦7分で、3回戦ともジャンルを変えなければならない。

 

僕らはどっちみち勝てないと思って、開き直った。

 

第1回戦は、営業で一番ウケる尻タタキの芸をやった。

 

これは三人共燕尾服を着て、メキシコオリンピックの開会式のテーマに乗って堂々と出てくる。

松と梅が一回転して客に背を向ける、そして燕尾の先がマジックテープになっているので、それを引っ張るとお尻が見える。

これは黒ズボンのお尻部分を丸くくり貫いている。

 

お尻が見えた瞬間、場内大爆笑。

 

そして音楽が『浪花節だよ人生は』に変わり、竹がリズムにのり僕のケツを中心にタタキまくる。

 

梅の時は優しく、松(僕の時)は思い切り叩く。

尺八の音の時は、お尻に縦笛を当てて笑いを取った。

 

最後は松と梅が痛い顔して客席に向く、竹同時に背を向けてお尻を出す。

そこに“終り”と赤いマジックで書いてある。

丁度1分のチャイムが鳴って、場内割れんばかりの拍手と大爆笑だった。

 

対戦相手のおぼん・こぼんさんは決勝のタップにかけていたので、1回戦は油断していた。

 

小学生のコントだったがオチまで云えずに1分のチャイムが鳴った。

「やった、楽勝」思わずガッツポーズ。

審査の結果お客さんの得点は450対50で圧勝。

しかし審査員の得点は全員おぼん・こぼんさんの勝ちだった。

その得点方法もおかしかった。

20点を取り合いする方法だった、ひどい審査員は20対0でおぼん・こぼんさんの勝ちにしていた。

誰とは云わないが藤本義一!

 

これはあきらかに1回戦ではおぼん・こぼんを勝たさなければいけないような陰謀のように思える。

 

最終結果450対400で勝った。

客席からもブーイングが起きた。「何でやねん、お客さんの得点見てみろ!ダントツで僕らの勝ちやないか。

それなのに審査員の奴は何を考えてんねん!!!

 

やらせミエミエヤないか」と腹がたった。

 

そこからが大変だった、スタッフが裏で「おぼん・こぼん負けた」と大騒ぎになった。

 

挙句の果てに、僕らの2回戦の小道具が用意されていなかったのだ。

 

これには流石にやる気をなくした。2回戦は大助・花子だった。

 

小道具のないままコントをやった。

 

しかし肝心の小道具がないのでウケはもう一つだった。

でも客席の得点はほぼ互角しかし、審査員の得点は話しにならなかった。

 

ベテラン組の優勝は大助・花子。新人組はトミーズ。

 

この番組は大助・花子とトミーズをメジャーにする為に、他の芸人は噛ませ犬にされたように思える。

もっと正々堂々とやって欲しい。後味の悪い番組だった。

 

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松稔の芸能裏話(88) 花王名人劇場漫才教室で噛ませ犬

花王名人劇場『横山やすしの漫才教室』と言う番組に出してもらった。

 

この番組は、これから期待される若手14組によるお笑いバトルだった。

 

出場は、こだま・ひびき/清水圭・和泉修/ヤンキース/まるむし商店/どんきほーて/岡けん太・

 

ゆう太/ウッチャン・ナンチャン/象さんのポット/新山絵里・真理/ペコちゃん/ブッチャー

 

ブラザース/蛍雪次郎/Wコミックそして私達コント松竹梅。

 

審査員はおぼん・こぼんさん、三球・照代師匠だった。

 

優勝すれば賞金・賞状そして花王名人劇場に一本ネタで出して貰えると云う特典付。

 

これは又とないチャンス、最大の敵はウッチャン・ナンチャンと清水圭・和泉修。

 

予想通り笑いの量はほとんどドングリの背比べ、いよいよウッチャン・ナンチャンの出番がやってきた。

 

お笑いスター誕生でウケたラグビーのネタ。

 

ナンチャンの短パンからトランクスが見えていた、それは爆笑していたが、ネタは大スベリした。

 

ラッキーこれで大きな敵は一つ潰れた。そしていよいよ松竹梅の出番がやってきた。

 

僕らのネタは、お笑いスター誕生で100点満点取った自信作!『それは秘密です』

 

これは、桂小金治の『それは秘密です』のパロディで、竹が司会の桂小金子、

 

梅が妹を探している早乙女麗子、そして松が妹ののりこデュペッシュ亀岡。

 

内容の一部を再現します。

 

竹:幼いころ別れ別れになった姉妹が今日20年ぶりの再開です。

 

梅:妹は見つかったんですか?

 

竹:はい、幼い頃ハワイの人に引き取られて、今はのりこデュペッシュ亀岡さんとなって、

 

 今日こちらに来て頂きました。

 

松:わ・た・しハワイからきましたよ。イロハ〜Noアロハ〜

 

梅:(泣きながら)まちがいありません!

 

竹:では子供の頃の思い出話をして下さい。

 

梅:子供の頃、二人でインコを飼っていました。

 

竹:インコを飼った〜そしてそのインコ、二人で可愛がった?

 

松:たーべまーした〜

 

竹:食べた〜?まさか麗子さん、インコは食べませんよね。

 

梅:…いただきました。

 

竹:いただいた〜…他に思いでは?

 

梅:ある日の事、お爺さんが道端で倒れていました。

 

あまりにも可愛そうなので、そのお爺さんを二人で家に連れて帰りました。

 

竹:そして、そのお爺さんを介抱した〜

 

松:たーべまーした〜

 

竹:食べた〜いくらなんぼでも、お爺さんは食べませよね。麗子さん!

 

梅:ポン酢で頂きました。

 

このやりとりが大爆笑だった。後半のタタミこみは、梅(早乙女麗子)が無理難題を云う。

 

竹:他にどんな思い出が…

 

梅:お母さんに叱られた時、私を慰める為に、フォークを口に加えてグレープフルーツ

 

  をキャッチしてくれました。

 

竹:のりこさん、覚えていますか?

 

松:…忘れました。

 

竹:じゃ思い出して頂きましょう。(フォークとグレープフルーツを出す)

 

松:Oh…No

 

梅:もしやってくれたら財産全部あげるのに・・・

 

松:グレープフルーツ・カモン・レッツゴー三匹(グレープフルーツをキャッチすると

 

  拍手と大爆笑)

 

梅:それから、誕生日の時クラッカーを加えて口の中で爆発させて、祝ってくれました。

 

竹:のりこさん、覚えていますか?

 

松:…これも忘れました。

 

竹:じゃ思い出して頂きましょう。(クラッカーを出す)

 

松:Oh…No…クラッカー、マウス、イン、ベリーデンジャラス!

 

梅:もしやってくれたら優勝出来るのに!

 

松:クラッカー、マウス、イン(口の中でクラッカー鳴らすと大爆笑だった。)

 

今日やった中では、ダントツの笑いがとれた。残るは、清水圭・和泉修だけだった。

 

ネタは誰の目から見てもウケていなかった。本人も終わった後、首をひねっていた。

 

「やったーこれで僕らの優勝だ!」心の中で大きくガッツポーズ。

 

全員舞台に並んで審査の総評が始まった。

 

おぼん・こぼんさん、三球・照代師匠も僕らの事を絶賛してくれた。

 

これで優勝を確信した。

 

そして、いよいよやすし師匠から審査の発表「今日は私の独断で決めさせてもらうわ!

松竹梅はようウケとったけど、将来を見込んで清水圭・和泉修」一瞬場内がシーンとした。

 

余りにも理不尽な結果に腹が立った。

 

三人でやすし師匠を睨みつけた。やすし師匠は目を合さなかった。

 

デレクターが気を使って、形だけの特別賞を出してくたが、嬉しくなかった。

 

収録が終わって、やすし師匠の楽屋に挨拶に行ったら『すまんあいつら優勝させなアカンかってん』と云われた。

 

いくら頑張っても最初から圭・修が優勝すると決まっていたのだ。

 

吉本の次期スター候補の圭・修を有名にする為に他の芸人はみんな噛ませ犬にされた。

 

その日は僕の誕生だった、最高の誕生日が最悪の日になった。

 

その日三人で朝までヤケ酒を飲んだ。

 

酒に弱い私は二日酔いで心身共にボロボロになった。

 

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松稔の芸能裏話(87) ドッキリのような本物ヤクザの営業

U・K師匠の事務所から営業の仕事を貰った。

 

師匠に来た仕事だったが、あいにく他の仕事があったので、僕らに紹介してくれたそうだ。

 

1月10日ある会社の新年会、場所は滋賀県にある高級旅館だった。

 

その日は大雪の降る悪天候でいやな予感がしていた。

 

入り口には黒塗りの車ばかり、黒服を着た恐い人がいっぱい並んでいる。

 

まさかこんな人の所じゃないだろうなと思いながら、ロビーに行くと、

 

縦縞のスーツを着た恐い人が

 

『松竹梅さんですか』「はい、松竹梅です」『お待ちしておりました、どうぞこちらです。』

 

と外見と不釣合いの敬語で挨拶された。これが返って恐さを増していた。

 

『今日の集まりは、御存知の通り全国から組長が来られていますので、

 

その場を盛り上げて頂ければいいので、宜しくお願い致します』

 

と言って僕らの部屋から出て行った。

 

・・・御存知の通りって言われても、そんな事聞いてないよ・・・

 

その日は、全国からトップの組長ばかりが集まる新年会だったのです。
 

旅館も一般客は誰も居ない貸切だった。

 

今まで恐い仕事はいっぱいしたが、これほどスケールのデカイ恐さは始めてだった。

 

宴会場に下見に行った・・・

 

人間の背高より大きい提灯が両サイドに並んで、その中にローソクが灯されていた。

 

正面に各組長の名前が、大きな半紙に墨で書かれていた。

 

さながら仁義なき戦いを生で見ている状態!それ以上の迫力があった。

 

ひょっとしたら、どっきりカメラかなと思ったくらいだ。

 

やっと宴会が始まった、まず太鼓ショーの乱れ打ち、これは多いに盛り上がった。

 

そして僕らの出番がやってきた・・・

 

勢いよく出たが、そこはタバコの煙と鍋の湯気で殆ど見えなかった。

霞がかかっているようで、それが良かったのか、恐さが無くなった。

 

とにかく鍋に夢中で僕らの事を見ている人は前にいる20人くらいだった。

 

それでも後で文句を云われたら困るので、30分間一生懸命やった。

 

今日はウケるとかウケないじゃなく、無難にこなして相手を怒らさないようにすると

 

云うのが目標だったので、それは果たせたと思う。

 

仕事が終わって、幹事さんから正面にいる一番偉い組長に挨拶しに下さいと云われた。

 

そこまで行く両サイドも組長ばかりなので、失礼が無いように頭を畳に擦り付けるように

 

やっと組長の前まで着いた。

 

全国の組長を取りまとめるだけに、ものすごく恐い人かと思ったら、意外に紳士だった。

 

僕らのネタなど見ていないと思っていたのに、しっかりダメ出しをされてしまった。

 

そしてチップまで貰った。

 

仕事が終わってほっとした。三人でお風呂に行ったら、そこは刺青のオンパレード。

 

刺青をしていないのは僕らだけ、ほっとしたのも束の間だった。

 

『お前らさっきやっていた芸人やな、これから二次会あるから1階のクラブに来てくれるか』「あの・・・その・・・」

 

『どっちみち今日は帰れへんやろ、じゃ10時に』「あっはい。」

 

悪い時に風呂に行ってしまった・・・

 

仕方なくクラブに行ったら『ええ所に来てくれた、なんかやってくれるか』と云われて、

 

又ネタをやらされた。

 

ネタが終わって部屋に帰ろうとしたら、他の組からお呼びが掛って、そこでもネタをやらされた。

 

でも義理堅く、チップをいっぱい貰った。
 

結局朝までひっぱり回されて、一睡もせず朝一番に逃げるように帰った。

 

 

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松稔の芸能裏話(86) テレビ東京スタードッキリ②

この光景は、今まで見た事のあるシュチエーションだ。やっとどっきりらしくなってきた。

 

犯人が梅ちゃんのセーターを引っ張って、『コッチ来い』と無理やり連れて行こうとした時、
 

離せ!」と云って必死に抵抗していた。

 

相手はライフルとナイフを持っているのに、凄い勇気のある奴だと思った。

 

後で聞いたらあのセーターは誕生日のプレゼントで、お気に入りだった。

 

そのセーター引っ張られたからカーッと来たそうだ。

 

命よりセーターの方が大事だったようだ。

 

警察:お前達は包囲されている!速やかに出てきなさい!

 

犯人:やかましい!俺達は、連続殺人犯だ!あと何人殺しても一緒だ!

 

こっちには人質がいる!こいつらも殺すぞ!

 

警察:人質?そんな訳はない。そこは廃屋だ、誰も居るはずが無い。

 

犯人:じゃ殺していいんだな!

 

警察:いいぞ!

 

松竹梅:えーつ。待って下さ〜い。人質に取られています。助けて下さーい。

 

犯人:これで判ったか、人質が殺されたくなかったら300万と逃走用の車を用意しろ!

 

警察:人質は何人だ!

 

松:三人です。

 

警察:判った。じゃ100万渡すから、一人開放してくれ!

 

犯人:100万で一人開放しろだと・・・判った。この中で一番年上は誰だ?

 

松:僕です。僕がリーダーで一番上です。

 

犯人:一人開放するから100万持って来―い。

 

警察:判った。(警察が100万持って来る。松解放される)

 

犯人:(100万受け取るが偽札だった)

   卑怯な事しやがって、と云って逃げていく松めがけてライフルを乱射する。


松:(梅ちゃんに聞こえるくらい大きな声で)やられた〜あとは頼むと云って倒れる。

 

犯人:今度こんな事しやがったら、後の二人の命もネエゾー

 

警察:判った今度は本物だ、200万持って来たから一人解放してくれ。

   (200万と交換に竹解放される)

 

犯人:(200万は本物だったが、竹ちゃんもライフルで撃ち殺す)

 

竹:俺もやられたー仇をうってくれーと云って倒れる。

 

犯人:俺が云っているのは、300万と車だー!すぐ持って来い。

 

警察:それは出来ない。もうそこに時限爆弾を仕掛けた。あと1分で爆破する。

 

(犯人達は梅を縛って外に逃げる。

 取り残される梅、30秒前・・・10秒前・・必死で逃げようと

 

アタフタしている梅、3・2・1ドカーンと云って松と竹が中に入る。)

 

松・竹:どっきりテレビ大成功!

 

僕ら二人が生きている事にびっくりして、暫く呆然としていた。

 

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松稔の芸能裏話(85) テレビ東京スタードッキリ①

テレビ東京のスターどっきりテレビに出して貰った。

 

スターと云うタイトルを付けている割には、あまりスターが出ていないのが特徴だ。

 

僕らのドッキリは、三人共騙すのじゃなくて、一番若い梅ちゃんだけが騙されたのだ。

 

栃木県の山奥にある廃屋を紹介して、それを視聴者に安く販売すると云う嘘の企画だった。

 

僕と竹ちゃんには、本当の内容を知らされた。

 

それは、僕ら三人が色んな廃屋を取材し、周囲の環境や立地条件などを調べて、持ち主に値段を交渉する。

 

そして三軒目の廃屋に取材に行った時、その廃屋の中に連続殺人犯が潜んでいる。

 

その殺人犯に僕ら三人が人質に取られると云うどっきりだった。

 

最初からどっきりと分かっていると、どんな演技していいか、逆にやりにくかった。

 

リハーサルなしの一発本番、殺人犯の人にも会っていない。

 

うまく騙せるか心配だった。

 

一軒目、二軒目は本当に取材して、いざ三軒目に入ると騙す僕らの方が緊張した。

 

いつ殺人犯が出て来るか、どこから出てくるかドキドキしながら取材が進んだ。

 

10分経っても20分経っても誰も出てこない。

 

「あれ三軒目じゃなかったのかな・・・」竹ちゃんに小声で云った。

 

取材が全部終わっても出て来ない。

 

やっぱり僕らの勘違いだと思い出ようとした所『動くな、

 

動くとぶっ殺すぞ』とライフルと登山ナイフを持った二人組みの男が出てきた。

 

三人共びっくりして、腰が抜けた。

 

どっきりと分かっていたのにビックリした。

 

もし聞いてなかったら、小便漏らしていたかもしれない。

 

それくらい迫真の演技だった。

 

犯人:どうして、ここが分かった、警察に知らせたのか。

 

松:いや、僕らはお笑いタレントでこの廃屋の取材に来ただけで・・・

 

犯人:お笑いタレント?名前は?

 

竹:松竹梅と云って、最近ちょっと人気が出てきたんですが

 

犯人:松竹梅・・・酒しか知らんわ

 

松:本当なんです。

 

犯人:じゃ…なんかやって見ろ!

 

竹:こんな所で

 

犯人:そうじゃ、面白かったら芸人と認めたる。

 

松:分かりました、やります。(ショートコントを3本やり終わって)

 

犯人:面白くない、お前ら芸人と云うのは嘘だな・・・

 

お前ら人質じゃ!

 

(と云いながらラジオをつけると、臨時ニュースです。昨日世田谷でおきた連続殺人犯が、

 

栃木の山奥に逃げたもようです。警察が山狩りを開始しました。

 

と云ったとたんにサイレンがなる。

 

余りの段取りのよさに僕と竹ちゃんは目を合わせて笑ってしまった。

 

梅ちゃんに見つからないように後ろ向いていたが、肩が笑っていた。)

 

犯人:やっぱりお前ら警察に知らせたなと云いながら、

 

一人が僕の顔にライフルを突きつけた。

 

もう一人が梅ちゃんの首にナイフをあてがった。

 

警察:『連続殺人犯、お前達は包囲されている。速やかに出てきなさい!』

 

次回につづく

 

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松稔の芸能裏話(84) 石田ゆり子・石黒賢・藤田朋子CⅩドラマ

毎年フジテレビで新人シナリオライターの登竜門「シナリオ大賞」と云うのがある。

 

これは、新人シナリオライターや一般の人から、ドラマの脚本を募集して、その中から

 

優秀な作品をメジャーな俳優さんを使ってドラマにしたものです。

 

僕ら(コント松竹梅)が出して貰った作品は主役石黒賢、ヒロイン石田ゆり子、藤田朋子だった。

 

内容は、東京の一流企業の商社マン石黒賢が大阪に転勤になった。

 

この石黒賢には愛する妻(藤田朋子)と娘がいる。

 

しかし会社の命令で単身大阪に行かされてしまった。

 

大阪の社員が僕と竹ちゃんだった。その中に石田ゆり子もいた。

 

石田ゆり子は大阪の社員なのになぜか標準語だったのが気にかかった。

 

まぁドラマに在りがちな事だ。

 

さんまさんや大阪の芸人が、どんなドラマに出ても大阪弁でやっているようなものだろう。

 

ぼくらは、大阪弁は本職だったので楽だった。

 

台本の中で不自然な大阪弁も僕らが変えたくらいだ。

 

ドラマの続きだが、大阪に馴染めない石黒賢を僕らが歓迎会に連れ出した。

 

そこに石田ゆり子も参加していた。

 

石田ゆり子は東京から来たエリート社員に好意を持ち始めた。

 

石黒賢は妻子がいるので、石田ゆり子の事など眼中に無かった。

 

仕事が終わったら真っ直ぐ家に帰り、妻の藤田朋子に電話入れるのが唯一の楽しみだった。

 

それがある日、いつものように家に帰って電話をしたら、誰も出ない。

 

石黒賢は他に男が出来たのではないか・・・その男とホテルに・・・などと悪い想像をしてしまう。

 

そんな石黒賢に石田ゆり子が心配して声をかける。そして二人だけで飲みに行った。

 

その時、石田ゆり子が石黒賢に「好きです」と打ち明けた。

 

その日以来、石黒賢も意識しだしたが、妻子がいるのでそれ以上進展はしなかった。

 

しかし、妻に電話してもいない時間が多かった。

 

これは絶対男が出来たと思い、心配で気が狂いそうになった。

 

いてもたってもいられず、仕事が終わってから会社の車を借りて、大阪から東京まで車を飛ばした。

 

あいにくその日は台風が接近して大雨と風の中、必死になって家に帰った。

 

ドアのチャイムを思いきり何回も鳴らした。

 

妻の藤田朋子はびっくりして出てきた。

 

「どうしたのこんなに早く」『お前こそ何してたんだよ』

 

「何してたって、普通にしてたわ」石黒賢の勝手な想像で結局は何も無かった。

 

愛するものが離れて暮らすのは、お互いに良くない。

 

会社の歯車になるより家族と暮すことが大事だと云うドラマだった。

 

このドラマがきっかけで、石黒賢と石田ゆり子は付き合いだした。

 

一時ワイドショーで話題になっていた。

 

ドラマで恋人を演じていたら本当に恋人同士になるもんだなと思った。

 

ドラマの中で車を運転するシーンがあった。

 

車は牽引車で引っ張って貰っているので、運転に気は取られないが、

 

NGだすともう一度梅田から戻ってやり直さないといけないと云うプレッシャーがあった。

 

台詞は短いのだが、バックの風景に合わせて喋らないといけないので難しかった。

 

案の定1回目は台詞とバックが合わなくてNGになった。

 

御堂筋は一方通行なので、もう一度梅田までに戻ってくるのに1時間掛った。

 

ドライブがてら石黒賢さんに大阪を案内してあげたりして、すっかり打ち解けた。

 

新幹線のロケも大変だった。

 

これは石黒さんが東京に行く時、妻子と社員に別れを云うシーンだが、

 

台詞がまだ残っているのに新幹線が発車してしまった。

 

悲しいシーンが大爆笑になった。

 

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