0131 albums of the year (7)
- Sensuous/Cornelius
- 前作より微妙にナマっぽい音、かつ歌モノ要素が加味されていて、なんだか耳触りが優しくなったような気がするけれど、ちょっとヤバイ感じの今風サイケデリック作品として私は捉えています。ものすごく研ぎ澄まされた音。あとリズムの構築感が相変わらずすごいと思った。スネアとキックのタイミングが非常に緻密で、なんていうかこう、超音波で隅々のツボを刺激されるような音楽だと思う。これの前に出たシングル2枚も込みで1作品というアイデア(なんですよね?これ)も面白い。YMOのカバーとか、なんだか1周し終わったような感じがあって興味深い。年相応の、微妙にスマートなロックの形だと思う。ライブではニーノ・トリンカのセカンドでも良い仕事をしていたと思われる清水弘貴氏がベースを弾いているらしいですが、一体どんなライブになるんだろうね、これ。
0130 albums of the year (6)
- アイ・アム・ノット・アフレイド・オブ・ユー・アンド・アイ・ウィル・ビート・ユア・アス/ヨ・ラ・テンゴ
- なかなかの力作アルバム...なんだけど、まあこれは普通というか安心して聴けるアルバムだったかな、という気が今ではしているぞ。曲は粒そろいだし、トータルのクオリティは高い。妙に気圧が高いところもあるのだけれど、いつもの期待を上回るようなところがこれといって無くって、あれれ~なんて思ってしまったのは事実だ。2曲目とか7曲目とかカッコイイっすけどね。まあ、ハッピーなアルバム、ということで良いのでしょうか。あるいはもしかしてヨラは今、迷っている?なんて気がしないでもない。いや、決してダメなアルバムなんかではないし、きっと私が望むハードルが高すぎるのだろう。そりゃ期待だってしちゃうのだ。2月に控えている来日公演で再発見することもきっとあることでしょう。そりゃ行きますよ!当たり前じゃん!
0129 albums of the year (5)
- クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤー/クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤー
アメリカでは去年出たデビューアルバム。国内盤が今年になって出て、面白そうだったので聴いてみたら良かった。この「面白そう」というのは常に勘なのであって、時々大外ししてしまうわけだが、そういう時はかなり凹む。新人アーティストのCDを買うというのはなかなかの賭けなのだ。当たった時はものすごく嬉しい。
トーキング・ヘッズみたいだとかペイブメントみたいだとかニューウェイヴっぽい感覚があるとかいった前評判は、いちおう全部合っていると思った。ニュー・オーダーとかファクトリー近辺っぽい肌触りに近いものも感じますねえ。新人という割に風貌がみんなオッサンくさかったりするのだが、なんとなく納得だ。OK、面白いです。曲も良い。まもなくリリースされるセカンド・アルバムはデイブ・フリッドマンがプロデュースしているそうで、それもまた大いに納得だ。なんだか面白いじゃないか。なかなか楽しみです。
0128 albums of the year (4)
今年は台湾に行ったのだ。今思えばハイテンションに歩き回るようなこともせず淡々と過ごした4日間だったが、帰ってきてから「あー、面白かったな」としみじみと思った。何がってわけじゃないけれど、なんか良かったのだ。
Sweetyは台湾のアイドル・デュオで、このアルバムは今年の7月に出た3枚目のアルバム。ホテルのテレビで見て、かわいかったので買ってみた。今風な雰囲気を上手く取り込みながらきちんと作られたアルバムという感じがします。歌モノとしてなかなかよく出来ている思う。しかしメロディラインには癖みたいなのがあって、そこに確かな台湾っぽさがあるような気がする。ラストの「櫻花草」という歌が好きだ。微妙に昭和40年代っぽい情緒のあるノスタルジックな風情のこの曲こそが私にとって台湾イメージそのものといえる。Youtube 。
ちなみにこれの初回限定盤には化粧品のサンプルがオマケに付いているボックス仕様なのだそうだ。要するにSweetyは女の子に強く支持されているみたいなんですね。へえ。
0127 albums of the year (3)
- キングスロード/ORIGINAL LOVE
- 久しぶりにオリジナル・ラヴを買った。訳詩の許可が下りなかったという1曲を除いて全曲日本語で歌ったカバーアルバム。やはり選曲が興味深かったので、そうそう田島貴男ってこういう人だったんだと思えて嬉しくなってしまったのだ。なんとなくローデッドのコンセプトにも近い気もして、勝手に親近感を感じてしまった。
とりわけ前半の密度が好きだ。特に1曲目!この前もブルベでかけてしまったけど、なかなかグッと来る。この日本語訳は素晴らしいと思う。ギターとかも何気に良いのだ。この人、実は昔から何気に良いギター弾きますよね。普遍性のある良い音楽の再認識。いつまでも若く。
0126 albums of the year (2)
- プル・ザ・トリガー(PULL THE TRIGGER!)/ローデッド(LOADED)
- なんか手前味噌なんですけどこれ。このアルバムが出て、ツアーなんてやったのが2006年だったという感じではあったので一応入れておきますか、なんて思います。そういえばこれ、ちょうど去年の今頃レコーディングしてたんだよなあ。実質3時間くらいで演奏の方は全部録り終わったんだよなあ、確か。ツアーのことはあまり思い出すことがないせいか、遠い昔のことのように思えてしまうのだが、なんかテンションが上がったり下がったり(笑)で、短かいながらも大変だった記憶が強く残っている。一緒に回ってくださったスランキー・サイドの皆さんをはじめ、対バン、ライブハウスのスタッフ、その他遠くから近くから見守ってくださった皆さんから得たバイブは今後も大切にしたいと思うのであります。
全然関係ないけれど今出ているレコードコレクターズ(サディスティック・ミカ・バンド特集)で読んだ話。サディスティック・ミカ・バンドは当時では今ひとつ知名度が低く、ライブの告知なんかで「加藤和彦とサディスティック・ミカバンド」と表記して、少しでも動員数を増やすように心がけていたそうである。ふむ、そうか。そういえばローデッドも時々「Loaded(鳥井賀句)」と表記されている事がある。でもあんまりお客さん、来てない。で私は思った。もしかしてこれ、逆効果になってるんじゃないのか?「鳥井賀句?やだよ~(笑)」みたいな。実際どうなのよ(笑)。
0125 albums of the year (1)
- You in Reverse/Built to Spill
- ええと年末ですし、そろそろ私も「今年のベストアルバム」なんてのをやってみようかと。いやベストなんつって選べるほど新譜を買っていたわけではないので、ここは今年よく聞いた「オレ的に2006年を象徴するアルバム・10枚」と言ったほうが適切かもだ。で最初の1枚はこれ。
ビルト・トゥ・スピルは新作が出れば必ず買うし、毎回オレ的な年間ベストアルバムとかで選んでいるような気もするのだが、要するに出す毎に必ず何がしかの期待に応えてくれている希有なバンドなのである。しかしここ数作、どんどんシンプルかつ地味な展開になってきてるような気がする。このアルバム、一応ワーナーから出てるのだけど、なんだかこれは意識してインディっぽい作風にしてるのか?と思うくらいコアなところでまとめたなあ、と思いました。ほら、このグループを「USインディ・ギターバンドの良心」とかいうふうにまとめたがる人がいるだろう?そんな人には十分期待に応えてくれるよ。でもこれワーナーから出してるんだよなあ。何気に凄いというか、いよいよ国内盤も出なくなってしまったし、むしろ今後が心配でなりません。1,3,6曲目辺りがまさにそんな感じが爆発していて私は好きなんですけども。
0124 Christmas Wish
- YAMAHA シネマステーション ミニ ホームシアターサウンドシステム TSS-15(W)
- 多重人格のサンタクロース...つまりオレの事なのだが、「プレゼントは何が欲しい?」とオレに聞いてくる。そうだなあオレ、5.1chのスピーカーシステムなんか欲しいです。「そうか。でもあれだろ、安いやつでいいんだろう?」ええまあ。いや、やっぱりあんまり安いのはちょっと。「なにを言ってやがるかオレ。そんな立派なやつ買ったって家に置くところなんて無いじゃないか。どうせ大音量だって出せないような部屋なんだろう?そもそもこういうのは最初は安いやつで済ませるのがいいんだ。それで味をしめたらいいやつを買っていけばいい。粗とかコツとかわかってきた上で、グレードアップの醍醐味があるというものだ。5.1chスピーカーなんてそもそもが必需品じゃないわけだし、どうせすぐに飽きちゃうんじゃないのかオレ。つべこべ言わずとりあえずはこんなんでガマンしれ。オレはまだチキンライスでいいな?」ふむ、なんだかわかんないけどとりあえずわかりました。安いやつでいいです。オレはまだチキンライスでいいんです。
というわけでいよいよこの5.1chスピーカーシステムを購入しました。実は前からこれ、買うかどうするか迷っていたのだ。しかし実際、これはマジでショボいやつみたいだ。そりゃそうだなあ。いやでも、こんなんでもうれしいのだオレは。これでフレミング・リップスのあれ とかこれ とか再生しちゃうんだもんだ。視聴レポートはまたの機会に。
0123 playlist 061223
・"Within you Without You/Tomorrow Never Knows" The Beatles
・"You Can Make It If You Try" Sly & Family Stone/Buddy Guy & John Mayer
・"Alone Again Or" Calexico
・"Valleri" King of Luxembourg
・"Steppin Out" The Fantastic Plastic Machine
・"Everything's Just Wonderful" Lily Allen
・"It Overtakes Me" The Flaming Lips
・"Momentum" Aimee Mann
・"Rockaway Beach" General Johnson & Joey Ramone
・"Little Bit O'Soul" The Ramones
・"I Don't Know What To Do With My Life" Buzzcocks
・"Keep Your Big Mouth Shut" Thee Headcoatees
・"Hit Me With Your Rhythm Stick" Ian Dury & Blockheads
・"Asylums In Jerusalem" Scritti Politti
・"2PM" Momus
・"Flavor" The Jon Spencer Blues Explosion
・"Rocks Off" The Rolling Stones
・"Friday On My Mind" The Easybeats
・"David Watts" The Kinks
・"I Don't Want Our Loving To Die" The Herd
・"Hang Onto Yourself" David Bowie
・"Beanbag Chair" Yo La Tengo
・"Liar" Built To Spill
・"It's All In Your Mind" Teenage Fanclub
・"Love You" Little Barrie
・"You Still Believe In Me" The Beach Boys
・"Les Aventureiers" Francois De Roubaix
・"Christmas Wish" NRBQ
・"Street Of Your Town" The Go Betweens
0122 walk out to winter
- 音樂ノススメ/HALCALI
- ハルカリの「フワフワ・ブランニュー」。いつもと同じ何の変哲もなーい冬の寒い日、今日は大事なデートの日だと思うと世界は輝きだすよ、でも二人はなんだかぎこちなくて、街角ではなぜかジョー・ストラマーがかかってて、お願い神様ジョー・ストラマー、変な激渋のレゲエビートで2人を切なくして...なんつってお祈りしてしまう歌である。いい歌だと思う。
しかしどうしてジョー・ストラマーなの?なんて思ってしまうわけだが、要するにこれはアズテック・カメラの例の曲へのアンサーソングなのですね、きっと。やや唐突な気がするかもしれないですが、作詞がかせきさいだあだといわれたらそれはもう確信犯なのであって、これはむしろ「冬へと走り出そう」の別バージョンなのだと思う。関係ないけれど去年ブルベでディープ・カウントが出演した時にこれをかけたら、けっこうお客さんが反応してくれたのはちょっと嬉しかった。
