私達が最も深く恐れているのは、私達が不十分な存在であるということではない〜チベット人の儀式 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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オルダス・ハクスリーの「知覚の扉」にこんな一節があります。

 

 「『チベット死者の書』が光明(クリヤーライト)とよんでいるものに注意を集中できなかったの?」

妻がたずねた。

 それは疑わしかった。

 「光明にしがみつくことができれば、それが邪悪なものを遠ざけていてくれるのかしら?それともしがみつくことができなかったの?」

 しばらく考えてから、私は答えた。

 「たぶん、できただろう。だけど、だれかそばにて、光明について語りかけてくれた場合だけだね。だれもひとりではできない。それがチベット人の儀式のポイントだと思う。ずっとそばにだれかが坐っていて、なにがどうなっているかを君に語りかけるんだ」(pp.74-75:ただし、引用は「チベット死者の書」サイケデリックバージョンより孫引き)

 

 

 

自身がドラッグによってトリップしたときに、そのケミカルな反応によって、ケミカルな脳の反応を引き起こし、それがいわゆるニルヴァーナ体験であったり、臨死体験に近くなったときに、化学式がそっくりな化学物質同士が似た機序を示すことがあるように、似た体験が同じような体験を引き出すことがあります。

すなわち、光に対して恐怖を覚えるのです。

 

光に対する恐怖で思い出すのは、南アフリカ独立の父として有名なネルソン・マンデラの言葉として(大統領就任演説として)知られた「あなたが深く恐れるのは」というものです(実際はマンデラ本人の言葉ではありませんでした)。

 

 

今回のテーマは遮那(しゃな)です。

今回は咒の密教気功の文脈で大周天なり遮那(しゃな)を捉え直します。

そのときの感覚を端的に現すのにふさわしいのは、先日のスクールでも話題が出た「A course in miracle」の解説者(?)のMarianne Williamsonの“A Return to Love”の有名な一節です。

Our deepest fear is not that we are inadequate.

Our deepest fear is that we are powerful beyond measure.

It is our light, not our darkness that most frightens us.

(私たちが最も深く恐れているのは、私たちが不十分な存在であるということではない。

私たちが最も深く恐れているのは、私たちが計り知れないほどに力に満ちた存在であるということである。

私たちを最も怯えさせるのは私たちの闇ではなく、光である。)
(大内 博訳 『愛への帰還』)


ネルソン・マンデラの大統領就任演説のスピーチとして流布されましたが(マザー・テレサの言葉として流布した「Be careful of your thoughts」と似ていますね)、マンデラの名言ではなくマリアンヌの著作の一文です。

 

 

*個人的な話しですが、僕はこのCourse in Miraclesをまだ邦訳がされる前にワークしていました。その日の課題のコピーを持ち歩いていました。あまりに単調で途中で挫折しましたがー。

と書き始めたのですが、これからセッションです!!

 

また書きます!!(多分!)
(一言、追記するならば、我々はヒーラーやメンターは光明について語り続けるあなたにとってのその「誰か」でありたいのです!)

 

 「たぶん、できただろう。だけど、だれかそばにて、光明について語りかけてくれた場合だけだね。だれもひとりではできない。それがチベット人の儀式のポイントだと思う。ずっとそばにだれかが坐っていて、なにがどうなっているかを君に語りかけるんだ」

いずれにせよ今週末のドーシャスクールの理論編をお楽しみに!!!