ゲルグ派の開祖ツォンカパは、幻身の成就方法を説く『秘密集会タントラ』を密教経典の頂点に位置づけた | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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今週末のドーシャスクールでは、先日のRayはじめての気功シリーズセカンドシーズン最終回(脳アロマ)と同様に「秘密集会(ひみつしゅうえ)タントラ」をやります。

 

ゲルグ派の開祖ツォンカパは、幻身(げんしん)の成就(じょうじゅ)方法を説く『秘密集会(ひみつしゅうえ)タントラ』をすべてのタントラの王として密教経典の頂点に位置づけた。

いま、密教タントラというテーマでBodyDesignBootCamp3期を開催しておりますが(2期のテーマが秘密結社)、それにふさわしいテーマだと思っています。お楽しみに!!

 

 

汝(なんじ)が、過ぎ去った時は短いが未来は違うと見るなら、汝は等しいものを等しくないと考えている(アーリアデーヴァ『四〇〇論』)

これについて、ダライ・ラマ法王はこう解説されています。

 

「今までの時間はあっという間であったが、まだ見ぬ未来は長いと考えていても、過去があっという間であったように、未来もあっという間という意味だ」

 

 

チベット人が死ぬときに僧侶たちが耳元で死後の世界の案内をします。

それがいわゆる「死者の書」の御経です。

 

そのお経はこんな感じです。

 

これは僕らがそう聞こえるというレベルの話ではなく、ジョン・レノンが「死者の書」にインスピレーションを受けて、あたかもダライ・ラマ法王が法要しているかのように意図して作った作品です。

Turn off your mind, relax and float downstream
It is not dying, it is not dying

Lay down all thoughts, surrender to the void
It is shining, it is shining

That you may see the meaning of within
it is being, it is being


(マインドのスイッチをオフにして、流れに身を委ねてみなよ。

それは死ぬこととは違う、死ぬこととは違う


思考をすべてやめてみて、「空」に身を投げ出してみな
それは輝いている、輝いている


そうすると内部表現の意味が見えてくるだろう
それは明らかに存在する、存在する)

 

 

伊藤武先生のご講義とこちらのサイト↓を参考にさせていただきました!!

 

レノン=マッカートニー名義ですが実質ジョン・レノンの曲で、歌詞のインスピレーションはチベットの「死者の書」を基にしたティモシー・リアリー博士らの書籍「チベット死者の書サイケデリック・バージョン」(The Psychedelic Experience: A Manual Based On The Tibetan Book Of The Dead) だそうです。
歌詞の内容は、哲学的かつ抽象的な内容となっています。

 

(略)
 

一方、「トゥモロー・ネヴァー・ノウズ」(明日の事はわからない) というタイトルは、リンゴ・スターの何気ない一言からとられたものだそうです。
 

ジョンは「Mark 1」、「The Void」というタイトルを用意していたそうですが、「Tomorrow Never Knows」の方が絶対いいと思います。

 

 

という記事を先日も書きました。紹介に留まりましたが。

 

 

 

ツォンカパがタントラの王として、全ての密教経典の王として位置づけ(無上瑜伽タントラの最奥義)、そしてそれが無しでは他の経典が意味がないとまでしたのが「秘密集会マントラ」です。

その内容は「幻身(げんしん)の成就(じょうじゅ)方法を説く」ものです。

 

すなわち「悟り」とか「解脱」とも言い、輪廻の輪から逃れる方法です。

 

その「秘密集会マントラ」を軸に構成されているのが「死者の書」です。

 

 

丁寧に説明すべきでしょうが、丁寧に説明を始めると30年はゆうに過ぎ去ってしまいそうですし(そしてそれは必要でしょうし、いや100年かも)、ここに石に刻むようにして、結論だけを提示します。

 

そしてこれだけを丁寧に読解すると、そこには曼荼羅のように(もしくはフラクタルのように)そこに全てが入っていることに気付くのではないかと思います(まあその「丁寧に読解」にもまた30年はゆうに必要でしょうが)。その30年をスキルの移動で獲得したい。我々としては、別な可能世界の自分(チベット密教僧の自分)から移動させたいのです(ゴールはいつも現状の外!)。

 

シー・クー・スン・キー・ナム・シャー・ラップ・セル・ドン・メ

(基本の三身の構造をよく明らかにする灯明といわれるもの)

 

南無導師文殊師利尊者
(ナーモグルマンジュゴーシヤーヤ)

 

浄化されるべきものである、生(キエー)・中有(バルド)・死(シー)という鉄を、浄化の主体の深淵なる道、[生起次第・究竟次第の]二次第という錬金液によって、清浄な三身(法身・受用身・変化身)に自在に変えることのできる双入の依怙尊に礼拝します。

とはいえ、今日も時間がなさすぎて、ブログの余白より、僕の時間の余白がなさすぎで!

ここで!
続きはセミナーにて!!

 

(1つ書くとしたら、ここに空海のあり方を補助線として差し挟みたいのです。僭越な物言いですが、空海は輪廻しません)

c.f.瑜伽(ゆが)とは翻(はん)じて相応という。(空海) 2014年02月20日