現代社会はあらゆるものを定量化したがる傾向があり、呼吸もそれに含まれる〜理論の共感覚化を! | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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たとえば「長息」にせよ、「クンバカ(息を止める)」にせよ、「火の呼吸」にせよ、言うなれば、それら情報空間から床(物理平面)に落ちた影です。

 

理論の写像です。理論の写像としての実践があります。その実践のノウハウがあります。

 

実践は大事ですが、理論はもっと大事です。

 

ですので、ブルース・リー流に言えば、「月を指し示す指を見るな、月を見よ」です(元ネタはもちろんお釈迦様)

 

平たく言えば、理論が本体であり、実践はその影です。

理論が月であり、月を指差す指は実践です。

理論がアンカーであり、実践はトリガーです(ちょっと違うかもw)。

 

c.f.「指を見るな、月を見よ」「toはtoなのだ」〜One word, one image.の風景〜 2015年05月23日

 

方法論ややり方はとても大事です。

ですが、もっと大事なのは理論であり、その理論を大量に高速に学ぶ「概念のシャワー」に身をさらすことです。概念のシャワーのあとにコールドシャワーを浴びましょう(まずは足だけで良いので)。

 

 

理論を深く理解してやる実践と、言われたままでやる実践では結果が大きく違います。

 

同じ実践を入力しても、出力が変わってしまうのです。

 

なぜなら、実践の中で悩んだり、チューニングしたり、調整することが多くあります。そのときに理論があるか無いかで全然変わります。

 

理論を理解していれば、悩む中で理論の理解が深まります。

言われたままやるのであれば、盲信が深まります。権威主義が深まります。

 

その悩んだり、チューニングしたり、調整したりする試行錯誤の中にこそ、成長の糧があり、種があります。

 

そして可能であれば、一緒にやる仲間がいれば最高です。

その仲間同士で各々全く違う体験をシェアできれば最高です。

 

その意味で、連日、たくさんのフィードバックをグループLINEでシェアしてくださり、非常にありがたいです!!

というのも、いま「鼻呼吸への徹底改善」の遠隔ヒーリングを実験的にBodyDesignBootCampで行っております。その効果や感じたこと、考えたことなどをメンバー同士がグループLINEで仲間にシェアしてくださっています。言語化することのハードさを知っているだけに、感謝しかありません。僕自身もフィードバックを繰り返し拝読しながら、遠隔の中身を調整しています(気功技術は同じです!)

 

 

お互いのフィードバックを臨場感高く読むことで、経験値が一気に上がり、抽象化された経験は抽象度を上げます。

我々はHow toを聞きたがりますが(そしてそれを実践すれば良いと思いがちですが)、必要なのはその背景にある理論であり、それ以上に大事なのはその背景にあるパラダイムです。正確には内なるパラダイムをシフトさせることです(内なるパラダイムという言い方に違和感を持つ正常な方は、考え方とか価値観とか、フレームとかブリーフシステムなどを当てて読解してください)

 

内なるパラダイムをシフトさせるには、現状の認識と新しい理論を論理的に考えて(感情的に考えると、「息を止めたら苦しいだろ!」などのEgoの声が聞こえます)そのSyntaxのみを抜き出し、そして宇宙人が地球に来て観察するように自分のことを機械的に観察します(返す刀で仲間のリアルタイムの変化や感想を機械的に観察します)

 

 

そうするとある瞬間に自分の内なるパラダイムが見えます。明瞭に見え、それがいかに機能不全を起こしていたかに気付きます。気付いてしまえば、変化は一瞬です。

そこからある程度のタイムラグはありますが、物理的現実世界にその(情報空間の)変化が降りてきます。ゆっくり降りてくるので、その尻尾を掴むことができれば(その尻尾というアリアドネの糸を引っ張れば)、本体を早く引きずり下ろすことができます(それを僕らはゴール達成と呼んでいます)

 

 

下から上を書き換える方法はありません(いや、ありますが、困難です。理論的にはほぼ無理です)

水が高きから低きに流れるように情報は高いところから低いところに流れます。上から下へと影響は広がります。

ですから、なるべく高い抽象度を明確な手触り(臨場感)と共に理解し、一体化することです。一瞬で良いので壮大な絵(ヴィジョン)が見えれば、現実は変容していきます。

 

(ただ、そのヴィジョンの論理がよくわからないときはひたすらに自分の理想に近いモデルをミメーシスするという戦略もあります)

 

現代社会はあらゆるものを定量化したがる傾向がある」というのは全く同感です。

定量化は大切です。データに基づく議論は先入観によるバイアスを廃することができます。

しかし、定量化ですり抜けてしまう情報もあるのです(たとえば今や食事をカロリーで定量化するのはかなり愚かな行為としか言いようがありません)

 

    

 

 現代社会は、あらゆるものを定量化したがる傾向があり、呼吸もそれに含まれる。しかし間違った呼吸法を正すのが目的なら、大切なのは時間ではない。

 1分あたりの呼吸の回数を変えても、1回あたりの呼吸の長さを変えても、呼吸法の改善にはつながらないからだ。

 たとえば、2秒吸って、3秒吐くという指示では、静かに呼吸するのか、それとも激しく呼吸するのかわからない。静かな呼吸で吸い込む空気の量は、激しい呼吸よりもかなり少ないはずだ。

 ここで大切なのは呼吸の量なので、呼吸の長さを測っても意味はない。
 

 


それよりは理論の共感覚化をすすめましょう。

体感に落とし込みましょう。

 

息を止めたら、NO(一酸化窒素)が増えたのか、二酸化炭素の血管拡張効果で炎症がおさまってきたのか、鼻が通るという不思議な体験、

息を止めて走ったら、いつもよりクンバカ(呼吸停止)が楽になった体験、

火の呼吸をしていたら、素早く二酸化炭素が抜けて、脳血流が阻害され、トリップした経験、

心理状態でクンバカ(息を止める)の時間が2倍にも変わった経験、

 

そのような経験からなんとも言えずにじみだしてくるのが共感覚です。

 

理論の世界の手触りを感じ、共感覚化が進み、身体に落とし込めるのです。

 

言葉はトリガーに過ぎません。情報空間を指し示す指でしかないのです。月をみましょう!鵺のような月を!

 

 

乗るしかない、このビッグウェーブに!と思った方は是非、BodyDesignBootCampに飛び込んできてください!!(次回は2月10日)

 

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#2:2/10(土)18時〜
#3:3/9(土)18時〜
#4:4/13(土)18時〜
#5:5/11(土)18時〜
(予備日:6/8(土)18時〜)
(前期までと同じく土曜日オイルBootCampの後にスタートです)(初回のみ日曜日!)

 

 

 

【1位3位御礼!!】

1位、3位、15位にランクインしました!(総合3位もありがとうございます!)

Rayさんとワン・ツー・スリーフィニッシュは嬉しいです!

シュン君も安定の総合ランキング6位!