意外かもしれないが、肉体が活用できる酸素の量は、実は血液中にある二酸化炭素の量で決まっている。 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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最近の発見であれば、仕方ないですが、100年以上前に発見されている科学的な議論が、巧妙に伏せられていたとしたら、それは良からぬ意図を感じます。その逆が喧伝されていたとしたら、悪意を感じずにはいられません。

 

「呼吸をすればするほど酸欠になり、息を止めれば止めるほど酸素が細胞に行き渡る」という呼吸のパラドックスを正確に理解すると、人生は一変します。カラクリはシンプルで、カラクリが分かれば、呼吸も変わります。

そうすれば体力も若々しさも若い頃の体型も、知力も(脳血流の増大により)、免疫も神経系もECS(エンドカンナビノイドシステム)もすべてハイレベルに機能します。

 

なぜならすべての細胞が酸欠状態だからです。

 

それは現代人のほとんどが口呼吸をしており、口呼吸から過呼吸への滑りやすい坂を善意によってどんどん滑り落ちているからです。

 

たとえば、一見穏当に見える「鼻から吸って口から吐く」という指導も、体内のCO₂濃度を過剰に下げてしまう行為として避けるべきです。CO₂濃度が下がると、細胞は酸欠になります。その指導によって壊れてしまう才能も多いでしょう。

 

    

意外に思うかもしれないが、肉体が活用できる酸素の量は、実は血液中にある二酸化炭素の量で決まっている。人間は酸素を吸って二酸化炭素を吐き出している。そしてたいていの人は、二酸化炭素は酸素を使った後に出るゴミのようなものだと教わっただろう。
しかし、それは間違っている。二酸化炭素は、血中の酸素が体内に取り込まれる量を決めるという、重要な役割を果たしているのだ。
 二酸化炭素のこの働きは、「ボーア効果」と呼ばれている。このボーア効果を理解して活用することが、正しい呼吸を身につけるカギになる。ボーア効果を理解して活用することが、正しい呼吸を身につけるカギになる。ボーア効果はすでに100年以上も前に発見されていた、血中の酸素が筋肉や臓器に送られるメカニズムを説明している。
 ほとんどの人が知らないのは、血中の二酸化炭素の量が、肉体が活用できる酸素の量を決めているという事実だ。なかでもいちばん重要なのは、呼吸のしかたによって、血中の二酸化炭素濃度が決まるということだろう。

 

 

 

どんなに息苦しくても、血中酸素濃度はほとんど変わりません。

どんなにゼーゼーハーハーしていても血中酸素濃度は90パーセント台です。

 

実際には息苦しいのは、二酸化炭素濃度が自分の耐性の限界に近づいたから、それを超えたからです。

また、ゼーゼーハーハーと口呼吸することで、大事な二酸化炭素を過剰に吐き出してしまいます。

そうすると身体としては二酸化炭素濃度を上げるために、二酸化炭素を吸いに行く、、、のではなく、自家発電します。自分で二酸化炭素を作ります(ミトコンドリアのTAC回路で)。

しかし、せっかくつくった二酸化炭素をせっせと吐き出されては困るのです。

 

せっかく稼いだお金を良かれと思って使い果たしてしまう放蕩息子のようなもの(←何か例がおかしい)。

二酸化炭素はなるべく保持しておきたいのです。

 

なぜなら二酸化炭素こそが、血管を拡張し、そして血中(赤血球のヘモグロビン)から細胞へ酸素を渡す運び屋なのです。幹線道路を拡大してくれるは、荷物の受け渡しはしてくれるは、で大活躍です。それを老廃物のように忌み嫌って、口から吐き出すから、身体は酸欠になります。一番の被害者は多分、脳です。

 

    

二酸化炭素は、血中の酸素が体内に取り込まれる量を決めるという、重要な役割を果たしているのだ。
 二酸化炭素のこの働きは、「ボーア効果」と呼ばれている。

 

そもそも口呼吸にしようが、過呼吸にしようが、長息にしようが、血中酸素濃度はそんなに変わりません。90パーセント以上です。だとしたら、あわてて息をする必要がありません。酸素は十分にあります。

 

そして過呼吸にすると、二酸化炭素を吐き出してしまい、長息やクンバカ(息止め)は二酸化炭素濃度を上げます。そうすると、酸素濃度が大して変わらず、二酸化炭素濃度が変わるのであれば、口呼吸や過呼吸を選択する必要はありません。

 

 

これに関する残酷な動物実験を以前に紹介しました。とある動物にマスクをして、人為的に呼吸をコントロールすることで、酸素は十分なのに二酸化炭素を吐き出しすぎて死に至らしめた実験です。

これは多かれ少なかれ(口呼吸で過呼吸の)僕らの姿なのです。

酸素は十分に充満しているけど、細胞は酸欠となり、細胞が窒息死するのです。

その過程でパニックや鬱や過労や慢性疲労症候群を通過するのです。

c.f.(過呼吸を強制させられた)動物たちは酸素が充満して二酸化炭素が不足するあまり、死に至るのだった。 2024年01月14日 テーマ:講座案内 公式ジャンル記事ランキング:整体・リラクゼーション30位

 

息をすればするほど(過呼吸で)、細胞は酸欠になり、息を止めれば止めるほど細胞に酸素が行き渡るという一見するとパラドックスのようですが、これが事実です。

 

 

そしてそれは100年前には科学的に知られており、哺乳類や人類は時の始めから知っており、口呼吸や過呼吸がなぜか奨励されているのは現代の病です(メディアがいかに過呼吸を奨励しているかは、メディアをしばらく絶ってみるとわかります)(ある程度、訓練を経ている人はゆったりとした鼻での呼吸を維持したまま、いつものようにメディアを見てみてください。呼吸数が上がり、口呼吸に移動させられそうになるのが分かります。そして口呼吸から過呼吸へ)

 

 

「過呼吸で酸欠となり、息を止めれば細胞に酸素が行き渡る」とは、パラドキシカルに見えますが、そもそも血中酸素濃度はほとんど変わらず、二酸化炭素濃度だけが乱高下することを踏まえて、脳と全身の細胞に酸素を送り込むべく、全身の二酸化炭素濃度を上げていきましょう(二酸化炭素耐性も上げていきましょう)。静かに呼吸をしましょう。サムライの呼吸を。

 

 

 

【1位、2位御礼!総合2位御礼!】

ワン・ツー・スリーフィニッシュをRayさんと飾ることができて嬉しいです!

皆様の応援のおかげです!ありがとうございます!

Rayさんは3位のほかに14位を

リーサル・ウェポンが5位!
M君9位!
シュン君は総合5位!!