六本木ヒルズの表玄関にある巨大な蜘蛛の彫刻を覚えているでしょうか?
この子の名前を知っていますか?
僕らが「蟲」と呼んでいる動物霊にとても似ているので、イメージ図として何年も使ってきました。
c.f.動物霊が虫に見えることについてあれこれ。 2012年03月09日(もう10年が経とうとしますね〜)
c.f.なんでこんなに一瞬で変えられるのだろうと 2012年08月05日
蟲というのは情報空間に浮かぶアルゴリズムのことです(「まといのば」の定義によればw)。
それは霊とか呪いとか、もしくは生霊と呼ばれるものも含む概念として提唱しています。
蟲にはサイズがあり、サイズは抽象度とリンクします。
シンプルに言えば、小さいものは「まっくろくろすけ」のようであり、大きいものは脚が8本以上ある蜘蛛のように見えます。それも3階建ての建物くらいのサイズの(それ以上だと見えません)。
*まっくろくろすけ
*メイ(May)とさつき(皐月)はどちらも5番目の月(5月)を指します。1人だったのが2人に分裂したことを示します。
蟲を観るのは共感覚ですので、人によって見え方は異なります(まれに一致することもあります。「稀」と言いましたが、臨場感空間を共有しているときは一致する方が多いです)。
蟲というのはある意味で想像上の産物でしかありません。
神話のようなものです。
でも、神話の世界の住人が知っていたのは、神話の世界はダイレクトに我々のリアルな物理的現実世界に結びついているということです。神話の解釈が我々の現実を変えることもあるということです。
たとえばこんな例を我々は知っています。
「王様の耳はロバの耳」で有名な王様ことミダス王は、ロバの耳になる以前にも神々と関係を持ち、その災厄を一身に受けます。
触れるものをすべて黄金に変えられる能力を良かれと思い手にして、そして後悔します。
「そのようにリューディアの王ミダースは、触れるものすべてを黄金に変えられることを知ったとき、最初は誇らしさに得意がった。しかし、食べ物が硬くなり、飲み物が黄金の氷に固まるのを見たそのとき、ミダースはこの贈り物が破滅のもとであることを悟り、黄金を強く嫌悪しながら彼の願い事を呪った」
*神からいただく才能というギフトは祝福であり、呪いです。それをどう扱うかが人間の業です。
キングミダスは自分の能力を呪い、水に流すことにします。
文字通り水に流すのです。
ディオニソスのアドバイスを受けて、パクトーロス川で行水をします。
さわるものを全て黄金に変えるというキングミダスの能力はそのとき川に移るのです(それ以来、現在に至るまで、砂金が取れます)。
この砂金が取れるという形で「いまここ」に影響を与えているというのが神話のミソです。
神々の争いが原因のトロイア戦争の遺跡をシュリーマンが見つけるようなものです。
蟲もまた神話の世界に属することですが、それは現実の世界に強く影を落とします。
蟲が存在するのか、それともヒーラーの頭の中だけの空想上の産物かは分かりませんが、その観えているものを操作することによって、一定の機能をヒーラーが果たせるのは事実です。それが「内部表現の書き換え」というものです。
そして我々が「蟲」のイメージとして扱ってきたこの彫刻のタイトルは「ママン」です。
Toxic Parentsから始まり(いや始まりはもっと古くからですね、蟲なので)、解毒や脱洗脳の旅を続けてきた我々にとってはゾッとするような偶然の一致、、、いや必然的な一致です。
当初はここからカフカの「異邦人」を引きながら、久保田早紀さんの「異邦人」を引いたりして、不条理について語ろうと思ったのですが、また稿をあらためます!(いや、もう数年前にその記事を書いていますねw)。
きょう、ママンが死んだ。もしかすると、昨日かも知れないが、私にはわからない。(カミュ『異邦人』)
c.f.きょう、ママンが死んだ。もしかすると、昨日かも知れないが、私にはわからない。(カミュ『異邦人』)
c.f.この私に残された望みは、私の処刑の日に大勢の見物人が集まり、憎悪の叫びをあげ、私を迎えることだけ 2020年05月18日
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*なぜ愛する人を毒針で刺してしまうのか、、、、、それは代々受け継がれてきた毒が自分の全身をまわり、朦朧としており、認知が歪んでいるからです。
【書籍紹介】
中野信子さんのこちらの著作で「ママン」というタイトルを知りました。名著だと思います!