*昨日のセミナーはZoomが繋がらず、Zoom受講生の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。
Wi-fiをいくつか切り替えて試したのですが、原因は機材にあったようです(今日のRayセミナーでは別なコンピューターで問題なく接続できました)。今後はこのようなことがないように万全を期します。ご迷惑をおかけしました!
今月のまといのば講座では呪いをテーマにしましたが、ポイントは「本当は恐ろしい呪いの話」であり、「誰も知らない本当の呪い」でした(笑)
よく呪いやサイキックアタックの相談は受けますし、具体的な犯人というか呪者の名前も提示されるのですが、ほとんどがご本人の勘違いというか、誤解というか、そういうものである場合が多いです(とは言え、そう言ってもご本人は納得しないので、そこはいろいろな方法を使って、説得したり、解決したりします)。
実際に呪いは割りに合わないものですし、ハイリスクです。
イアーゴーではないですが、苦心惨憺したあげくに殺されて終わりです。
だったらその労力を呪いではなく祝いに使えば良いのに、、、、って思うのは僕らの価値観、僕らのブリーフシステム、僕らの視点(Point of view)なのです。
彼らは彼らなりの正しさがあり、正義があり、論理があるのです。
それが理解できなくても、存在を認めるしかありません(認めても認めなくても、存在する以上は、認めるのが合理的です)。
呪者の存在は我々ヒーラーと鏡合わせのようです。
ゴールを設定し、その達成の戦略を決め、たくさんの種をまき、仕掛けをして、ひたすらに待ち、芽が出たものを大切にケアし、チャンスを逃さずに一気に書き換えていきます。
ただ僕らと大きく違うのが、自己の過大評価と、歪んだ世界観です。何が歪んでいるかと言えば、カラクリはシンプルで、いうなれば嫉妬と羨望の違いのようなものです。
嫉妬というのは他人を引きずり落とせば自分が浮上できると考え、羨望は自分が変わることができると考えます。
イアーゴーもオセローを陥れれば、自分はのし上がれると勘違いしました。
他人を殺すのではなく、自分を殺すことです。古い自我を殺し、新しい自分に生まれ変わるしかゴールは達成できないのです(とは言え、これは僕らの価値観です。この価値観を採用する人は多くありません)。
僕らはSkin in the game(身銭を切る)ことを良しとしますが、呪者たちはそれを愚かなことと見做すでしょう。
僕らは現状の外にゴールを設定しますが、呪者たちは「だから叶わないんだ」と唾棄するでしょう。
僕らは人間の本性は善なるものだと無邪気に考えますが(悪は凡庸さ、思考停止、歪んだ世界観から生じると思っています)、呪者たちはそれは空想科学小説か脳内お花畑だと思うでしょう。
でも、それで良いのです。
人は自分の轍(わだち)の中でしか生きていけません。
僕は露悪的に幼児洗礼とか幼児洗脳などと言いますが、幼い頃に書き込まれたプログラムに従うのです。
ただ希望は存在します(絶望も)。
サマーセット・モームではないですが、悪人が善人になったりします。
というか、親鸞の言い方で言えば、人を殺すのも機縁によるのです。自分が殺したいから殺すわけでも、殺したくないから殺さないわけでもないのです(歎異抄)。
(その意味でオセローはあまりにも無邪気でスケール感の無い作品です。それよりはマクベスが良いですし、それよりはオイディプス王が素晴らしいです。しかしまずはシンプルな物語で呪いの構造を理解しておくのは重要です)。
呪いというのは実在しますし(どう表現するかは別として)、それは我々が考える想定を超えて恐ろしいものです。
今回はサイキックアタックのワーク(結界の決壊)をやりませんでしたが、結界の決壊というワークは非常に「呪いの技法」のいやらしさを表現しています。
すなわち、フェイクの犯人(呪者)を作り上げることができるのです。
オセローで言えば、(イアーゴーの奸策によって)美しい奥様が犯人と思わされました。
もし我々が「あいつが悪い」と思ったら、オセローの哀しい話を思い出すことです。
自分が無邪気に犯人だと思っている人は、大概違うのです。
様々なファクトを寄せ集めて、論理的に考え抜いて、発狂するほどに頭を絞って、ようやく犯人というか呪者が浮かび上がってきます。
直感でパッと分かるほど呪者探しは簡単ではないですし、気功技術でするっと呪いが解除できるほど単純でもありません。
そして繰り返しますが、ほとんどの場合、足をひっぱているのは自分自身です。
呪いなど(ほとんど)無いのです。
とは言え、この先、皆さんがヒーラーとして優秀になり、支持を集めるようになると、そのおこぼれにあずかろうとしたり、もしくはうらめしく思う人達がわんさか出てきて、そして呪者の皆様に見つかり、そしてターゲットになります。これは確率論的な未来なので、時間が経てば経つほどに可能性が高まります。
いや、平たく言えば、必ずターゲットとなり、呪われます。
イアーゴーに操られるオセローのようになります。
誰も信じられなくなり(信じられるのは身近な天使の顔をした悪魔だけとなり)、自分以外が全て敵となり、ノイローゼの果てに、自分すらも信じられなくなるでしょう。発狂寸前ですね。
でもその中でもFactと論理のみを灯火として、一切の期待や感情を捨てて推論をしていくと、謎が解けます。そうすると呪いから逃れられます。
そうやって大人の階段を登っていきますwww
涙の数だけ強くなれます。
これは予言ですが、予言というか普通のパターンです。
そうすると気功というのは魔法ではなく、純然たる人間の手作業でありアートであることがわかると思います。
「まといのば」が煽りすぎているのもあるのでしょうが、スイッチポンでいろんなことができる魔法だと思われすぎです。
実際は、観察し、理解し、書き換えてみて、フィードバックを取り、、、仮説と検証を繰り返す中で、相手を深く理解しするしかないのです。
そこで構造を取ります。
その構造を理解する上で、気功整体であれば解剖学が地図となり、コーチングやメンタリングであれば行動経済学や認知科学(や心理学)が地図となります。
ただもっと素晴らしい地図があります。
それが神話であり古典です。ギリシャ神話を読み、ギリシャ悲劇を読み、聖書を読み、コーランを読み、仏典を読み、シェイクスピアを読みましょう。そこに全てのパターンがあります。
それを追体験することで、僕らは予防接種のように免疫を得ることができるのです。感染ほどの強い免疫ではないですが、軽く免疫ができます。
その免疫が巨大な感染症に対する防波堤になりうるのです。
そして、是非来たるべき呪いを楽しみにしましょう。
生還したら強くなれます(笑)
(とは言え、実際は助けを求めて下さい。おそらくはそのころには僕が悪魔か鬼か敵に見えるでしょうが、でも役に立ちます。呪いに幾度となく殺されかけた先輩としてお手伝いします。僕自身も自分一人ではどうしようもなくなくなって、先生方や先輩に幾度となく助けてもらっています。こんなのは世代から世代へです。助けられた人が、次に助ければ良いことなので)
最後にニーチェのおなじみの言葉を贈ります。
「私を殺さないものが私をいっそう強くする」
Was mich nicht umbringt,macht mich staerker.
c.f.RayZapのカラクリはVital(極限状況)ではなく、Design(デザイン)と伴走者の存在 2016年03月15日
c.f.あなたを殺さないものがあなたを強くする(ニーチェ)しかしその逆境はあなたをほぼ殺すだろう(笑) 2020年06月05日
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【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
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【受講資格】 「まといのば」のセミナー受講生、メンター生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
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【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】 230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
*Zoomによるライブ受講あります!!
*動画教材(当初はZoom版)によるヴァーチャル受講もあります!
【受講資格】 「まといのば」のセミナー受講生、メンター生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具、動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちら!!
【MV紹介】
*米津玄師さんと是枝監督がタッグを組んだMVです!
♬あなたも私も変わってしまうでしょう
時には諍(いさか)い 傷(きず)つけ合うでしょう
見失うそのたびに恋をして
確かめ合いたい♬
変わらない真実は「万物流転」であり、「諸行無常」であり、「変わらないものは何もない」ということです。
だからこそ当然の帰結として「あなたも私も変わってしまうでしょう」です。でも、装置として「見失うそのたびに恋をして、確かめ合いたい」と思っておけば(そして実行するならば)、変化を恐れなくてすみます。
変化を前提とした戦略が重要ですね!