【MathMaMさんすう】
「算数」という切り口から、
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まだ続いていました、「家庭学習シリーズ」、
今回がラストです。
◆『理解できていない』ことにより間違いが多いお子様の場合。の続編です。
分数や小数、大きな数が出てきたことで話が複雑化しているケースでは、
まず数をわかりやすい数字にして理解できるのか?や、半歩問題を簡単にした類題を出して理解できるのか?を確認することから始めます。
例えば、
蛇口Aを使うと、水槽Bの3/5まで水を入れるのに1/7時間かかるとき、
蛇口Aを使って、水槽Bの1.5倍の大きさである水槽Cに満タン水を入れるのにかかる時間は?
という問題を解く時。
初見では、???となるお子様が多いですね。
おとなでも、パッと見ただけでは、一瞬???ですね
しかし、この問も順に道筋を立て、
整理していけば決して難しいことはありません。
高学年以降の算数において、特に受験算数では、
『なんだそれ!』と突っ込みたくなるようなキリの悪い分数を使った単位がよくでます。
例えば 11/67時間 という“妙な” 数字が、平気で答えとして表れるのです。
まずは、『キリの悪い』分数の単位を無理やりキレイな形に直そうとは思わなくてOKということ。
また、キリが悪い数ということを理由に『おかしいな。。。間違っているのかな。。。』と必要以上に思わないことです。
(ありえない数、矛盾している数の場合には、間違いを疑いましょう)
さて、話を戻し、
お子様の『躓いたポイント』を探るため、まずはどんな類題を出しますか?
この問題、柱だけで考えると、要するに、
①水槽Bを満タンにするのにかかる時間
↓
②水槽Bの1.5倍を満タンにするのにかかる時間
を考えればよいわけです。
ここで理解していないといけないことは、2点。
1つ目は、ある割合にかかる時間から、基準値(もととなる数)にかかる時間をどう出すか?ということ
→ここでは、3/5までにかかる時間から水槽B全体にかかる時間をどう出すか?ということ
2つ目は、基準値(もととなる数)にかかる時間から、ある割合にかかる時間をどう出すか?ということ
→ここでは、水槽B全体にかかる時間から、その1.5倍にかかる時間をどう出すか?ということ
この2点は、意味を考えれば、本来難しくないわけですが、
公式・やり方をなんとなく覚えた子どもたちは、
『割り算を使うのか?』
『掛け算を使うのか?』で、大混乱します。
では、少し聞き方を変えて、
『水槽Bの1/2まで水を入れるのに3時間かかるとき、全体を満タンにするのにかかる時間は?』という問題であればいかがでしょうか?
これなら出来る!というお子様がたくさんいます。
数値がシンプルになったことで、
情景がイメージしやすくなったからです。
そうであるならば、
分数が使われたことによる混乱が
『解けない』要因なわけなので、この部分の解消が必要です。
お子様の指導をする上で、
まずは大人も頭を整理することです。
この問題の柱は何かな?という部分。
これが整理できれば、
適切なタイミングで、適切な類題を出してあげることができます。
ある1問をとおし、
◆『この問題の解き方』を学んだのか?
◆『意味から考えて導く思考回路』を作ったのか?
◆なんとなく答えは合っていた・・・という『丸付け学習』で終えたのか?
たった一問。
されど、たった一問をどう学ぶのか?
この学びのスタイルの蓄積が、
今後の算数力・思考力において、大きな分かれ道を作ります。
類題の作り方にも、ちょっとしたコツがありますが、これをマスターしてしまえば、難しいことはありませんよ
詳しくは、
ママ向けレッスンにてお伝えしています☺
まさか4回にも分かれるほどの分量になるとは思いもしませんでしたが、
私が日々レッスンにおいて心がけている指導の秘訣を書いてみました☺
新学期、お家でお子様の指導をされる際、ご参考にしていただければと思います。
【Info】
講師プロフィール
「思考する算数」指導者
算数子育てアドバイザー
MathMaM代表 田辺愛理
・公益財団法人日本数学検定協会認定
幼児さんすうインストラクター
・一般社団法人日本幼児さんすう協会認定
幼児さんすうアドバイザー
・マザーズコーチングスクール認定
マザーズティーチャー資格取得課程修了
【経歴】
早稲田大学在学中、某超大手中学受験塾にて講師採用され、4~6年生の受験算数クラスを担当。
大学卒業後、野村證券(株)に入社。本社投資情報部に属し、経済・投資セミナー講師として全国で講演を行う他、大学の外部講師、地方銀行員向け研修、顧客向け番組出演、月刊経済情報誌の執筆、日経CNBC出演他。
『難しい』と思われがちな経済の分野について、興味のない方にも“わかりやすく” “楽しく”伝えるにはどうしたらよいのか、この部分をとことん追求しました。