最近娘がよく口ずさむ歌が、もう僕のぜんぜん知らない人の歌だったりします。まぁ当然のことですが、おかげで最近の知らない歌や歌い手さんの名前を知ることができます。

娘は友達に教えてもらったり、ネットで見つけては覚えてるそうで、僕も一緒によく聴かせてもらうのだけど、どれもこれも、なんというのか、ひたすらコンプレックスの自虐と肯定を叫ぶような歌が多い。ああ、そういう歌ってみんな好きだよねーって思いました。自分を《出来損ない》《こんな命に》って歌っちゃうところが、とても青い。身に覚えがあるほど青臭い。

誰もわかってくれない、とか、生きるのがつらい、って言ってる歌ばかりだと、ああ、甘ったれソングかと呆れる人もいそうですが、僕はその手の歌は《自分探しを歌詞にぶっ込んでくる》って呼んでます(勝手に)。最近だと米津玄師の多くの歌とかそんな印象ですね。一見ラブソングな自分探しソング。BUMP OF CHICKENやRADWIMPSもずーっとそんな感じ。

歌詞がいいのよ、クラスのみんなに人気があるのよ、といって教えてくれる歌のほとんどがそんなので、要はみんな自分探しな歌が好きなのでしょう。《とても自分に自信が持てない私のアイデンティティーとは何なのか》を希求し続ける歌。僕も、どちらかというと好きですけどね、自分探しな歌は。日常会話で自分探しオーラを出されるのはアレですけど。


最近買ったamazarashiというグループのベストを聴いてて、うわー、娘が好きそう、とまず思った。それくらい、どの歌も見事に純度100%な自分探しっぷりです。
《歌詞を見ながら聴きたい歌が、いまいくつあるだろう。》って帯の文句は、なかなか大上段に構えてくれてます。おいおい大したこと言うじゃん、って感じです。

一曲一曲に込められた内容の濃度が、とにかく濃い。歌詞カードの字が小さくて読みにくいほどに、まぁ細かい。
これは僕は、歌詞カード見ないで聞き流すくらいがちょうどいい。歌詞を目で追っちゃうと、目でゲンナリしちゃう。この内容量に脳が処理できずパンクします。ほんとうにどの歌も手抜きなしのエネルギー全開だから。

一曲になぜここまで詰め込む?って内容量も、何度も聞き流して、耳が馴染んでくれば、ちゃんと歌が胸にくるようになる。そうなると聞き応えはあります。なにより、amazarashiのボーカルは僕はわりと好きな声です。

「つじつま合わせに生まれた僕ら」ってタイトルがいかにもでしょ。冒頭の詩の朗読も含めての7分55秒、知らない人にもちょっと一度聴いてほしい。これが好きか嫌いかはおいて、これを書けるって大したことだと思います。



↑僕はアニメ「どろろ」のエンディングでamazarashiに興味をもったのです。このビデオは怖いですね。「どろろ」より何倍も怖い。


「スターライト」はポップで聞き良いです。カンパネルラやジョバンニが出てくるところもいいですね。

改めてこうして考えると、アマチュアでもプロでも昨今の歌表現でコレをやりたがる人がいかに多いことか。自分探しが流行ってるのかしら。自分探しの表現は上手いのに、他のテーマ、例えば普通のラブソングとかになると切れ味がいきなり落ちる人も多くて。自分探しがしたい人はとにかくそれをやりたいのでしょう。


自分探し、《世の中に迎合できない人の心の声》、ってテーマは、それこそ吉田拓郎くらいから歌われてきた古典的なものです。例え周囲と違ったって、《私には私の生き方がある》《明日からもこうして生きていくだろう》と歌う。立派な自分探しです。

amazarashiと一緒に購入したBUMP OF CHICKENの新譜は一聴して気に入りました。


台風の影響で、週末の屋外イベントがあちこちで中止になったと聞きます。イベントの運営の方はこの一週間やきもきしたことでしょう。僕は今週末は地元の所要で動けませぬが、なんにしても、雨は大したことないよう切に願います。明日は雨の中、川さらいにカッパ着て入るので、濁流に流されるのは避けたいところです。


歌予定が入った途端、ああ、その日まで絶対に風邪引いちゃいかんのだ、と言う気分になります。本番まで喉を守れ、不摂生するな、って言われてるような、そんなプレッシャーが、ちょっとある。ちょっとですけど。

他の人気ミュージシャンと違い、僕は歌予定スカスカだからいいようなものの、例えば毎日のように演奏するツアーミュージシャンは、年がら年中こんな気持ちでいると思うと感心します。マァ、そんなにストイックな人ばかりじゃないでしょうけれど。でも、破天荒が売りのロッケンローラーだって健康な方が絶対にいいに決まってるのだから。


アスリートじゃないけど、歌予定に備えて、歌える体調の身体を作って維持してそこへ持っていく。8月は浜松POPS倶楽部、そしてモンターニュ浜松店へ持っていかなきゃなりませぬ。せっかくマシスを誘ってくださったのですから、僕も万全で楽しめるように、あと二週間は風邪を引かぬよう気をつけます。

(歌予定が一段落すると《ああこれで不摂生しても誰にも迷惑かけない》って解放感がある)

8月4日(日)は浜松POPS倶楽部で、アルパカセブンスと初めてご一緒させてもらいます。お誘いありがとうございます。アルパカセブンスは破壊伸?どんな演奏なんでしょうね?そして僕はLilyさんと一緒のカテゴリーに入れられてんですね。妖精枠。なんてこった。


↑この時のアルパカさんと、ラフレシアはご一緒してるのです(エスケリータで)。ピアノばかウマだった、と連れ合いが言ってたな。生の演奏を観るのが俄然楽しみです。


8月6日(火)。こちらはおよそ一年ぶりのモンターニュ。kiyosakuさんにまた呼んでいただけました。ありがとうございます。またあそこの大きなケーキが食えると思うと嬉しいです。

なんと、今年はラフレシアとセットでなく、マシスとラフレシアはバラで呼んでもらった。一時間も歌えるらしい。ラフレシアのファンは一週間前の7月30日(火)にモンターニュへどうぞ。ご都合よろしければ翌週も連チャンでどうぞ。観覧無料です。一時間あるというのでいっぱい考えて行きます。



ちなみに8月4日(日)は各地でイベントがオニのように連立していてびっくりです。夏休み期間の週末なんて、毎週イベントがクシャクシャですね。僕は8月4日、実は某大物ミュージシャンの静岡公演を狙ってて、で、チケット取れたのにウッカリ入金期間を間違えて(!)チケット失効したという悲しき思いがある日。

その悲しみを癒すため、他の8月4日イベントを見に行って楽しませてもらおうか、とか思ってたところ、POPS倶楽部のママにアルパカセブンスとの共演へ誘ってもらいました。POPS倶楽部にはここんとこいっぱい誘って頂いて、お世話になっております。ありがたいことです。



マシス
昨夜は袋井市のライブ喫茶【マムゼル】にて、奇数月の第三土曜日恒例、フリーダムフォーク集会が開催されました。お馴染みの顔ぶれに加え、久しぶりの方、初参加してくださった皆さん、ありがとうございます。

盛況御礼。なんてありがたいことでしょう。


昨夜の一次会の顔ぶれは以下の通り。
【ユンヤオ】
フリーダム初登場です!スティックという珍しい楽器を操りながらオリジナルソングを披露。20分という短い時間で皆の目と耳を楽しませてくれました。

【杉田哲康】
お久しぶりの杉田さん。手作りの椅子の背にはエフェクターが仕込んであります。ボンジョビにTOTOにジャーニーと三曲を熱演熱唱!杉田さんの喉はまさに洋楽アーティストのそれで、英語歌のハマりっぷりに聞き惚れてしまいました。

【弾夢弦気】
男前な歌声に演奏。そこに一転して楽しいMCを繰り出す、フリーダムの重鎮なのにくだけた人懐っこいステージは、いつだって聴く人を笑顔にします。夏のあの歌の迫力は流石の流石。

【高田要比古】
ループをさりげなく駆使し、ギターソロを小粋に挟み込む高田さんのステージは洒落てます。3曲目に歌われたブルースのカバー曲も大変味があって高田さんにピッタリ。「天国への階段」日本語歌詞は鉄板の面白さ!


以下、二次会の面子の写真です。お名前略で失礼。









今回の二次会は(事前希望と飛び入り含めて)八組に参加いただきました。ありがとうございます!

ボードに最後のきたよしさんが名前抜けてます。自身のお店が終わってからいつも来てくださって感謝です。夢華さんのお友達のギターはオクダさんというそうです。


最初にも書きましたが、いつも来てくれる人、本当に久しぶりに来てくれた人、初めて参加してくれた人、皆さんがスムーズにステージを進行してくれたので、おかげさまで無事予定時間内に終わることができました。ありがたや。


昨夜はユンヤオさんの珍しい楽器、スティックに興味津々な顔がいっぱいで、ユンヤオさん大勢から楽器についての質問を受けてました。二次会のΦ田π子さんの楽器も面白い音でした。フォーク集会、といいながらまことにジャンルレスな集まりです。こういう何でもアリの敷居の低さは、僕がこのイベントに参加した頃からずっとで、良いと思います(だからこそマシスも出られたのですが)。

フォーク集会なのにフォークソングが少ないぞ、と言われたらどうしよう、と思うこともあるのですけど、そこは“フォーク”、より“フリーダム”重視で、あまり気にし過ぎないようにしてる(フォークファンの皆さんごめんなさい)。

フォーク勢にもいっぱい出てもらいたいですし、フォーク以外でも演奏したい人は老若男女どんどん出て、と言いたい(バンドとかあまりに大きな音の演奏はお店がら無理ですが)。


PAのよしひろさんは以前より、《上手いヤツの演奏自慢ばかりで固めちゃうと、上手くない人が出にくくなっちゃう。フリーダムはそうしたくない》と仰られてます。ジャンルはともあれ、演奏したいやつが誰でも気軽に出られる場にしたい、と。

僕が段取り役を引き継いでから気にしてるのはそこ、誰でも出られる敷居の低さ。あと終演時間を守る、それで来てくれた人が楽しんでってもらえたらオーケーなのです。


次回、第168回フリーダムフォーク集会は2019年9月21日です。9月の一次会はすでに希望者で決まってしまいました。ありがとうございます!次回もどうぞたくさんのお運びをよろしくお願いいたします。



マシス


フリーダムの翌朝(今朝)、中学校の資源回収に出かけ、そのあとに選挙に行ってきました。


日が変わって今日は7月20日。ライブ喫茶【マムゼル】にてフリーダムフォーク集会が19時半より開催されます。お天気はなんとか持ちこたえてくれるかしら。雨でないと良いな。
↑男前が四人!

第166回フリーダムフォーク集会
【日時】2019年7月20日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・弾夢弦気
・高田要比古
・杉田哲康
・ユンヤオ

二次会(飛び入り枠)演奏時間一組10分

二次会は事前予約なしでも飛び入り可です。
こちらもたくさんの参加をお待ちしております。
あまりに二次会希望者が多い時は、一組一曲で
お願いするやもしれません。
その際は何卒ご協力のほどよろしくです。



火曜日、水曜日と僕、ちょっと体調を崩してましたが、木金でなんとか復調した。良かった良かった。お腹になんか菌でも入ったか。気をつけねば。



そして、フリーダムと関係なく、ここから布施明の話です。

僕が高校の頃、夜のヒットスタジオで布施明が「ファンタジー」という歌を歌ってるのを観ました。サビの歌いっぷりが見事で、何て良い歌だろう、と、当時すごく気に入ったのです。

その時の放送をカセットに録音してたので(テレビの前にラジカセ置いて、歌が始まったら録音ボタンをガシャリとやる)、録ったテープを何度も繰り返し聴きました。やがてそらで歌えるほどに覚えてしまうと、布施明の歌い真似をしながら自転車をかっ飛ばし、歌ったものでした。

僕の声質からして布施明の歌い真似はかなり無理がありますが、自分には出せない太くて男らしい声にはずっと憧れがあったのです。それこそ、布施明だったり世良公則だったり、真似したらあんな風な大声が出せるようにならないか、と闇雲にガナッて、いま思えばそれがちょっとは発声練習になってたかも、と思う。声質は当然変わらなかったけど。


社会人になってから、ふいに「ファンタジー」のことを思い出すことがあって、「ファンタジー」CDで聴きたいなー、正確な歌詞も知りたいし、と思うようになりました。けど、どう調べてもCD化されてるって情報は出て来ません。どうやらシングルとして出たのみで、アルバムにも未収録らしい。それじゃ仕方がないと諦めました。


最近になって、インターネットでようやく歌詞が検索出来た(明らかに間違ってるのもあったけど)。それにYouTubeには夜のヒットスタジオの、あの映像まであがってる(何度も何度も見た)。こういう恩恵を受けれるのはホント良い時代です。


先日、静岡の中古レコード屋にて、なにげに手にしたCD、
布施明ベストの、収録曲の最後を見てビックリ

「ファンタジー」入ってるじゃん!


CD化されてないはずの歌のCDがある?。布施明はやたらベストアルバム出してそうだから、レコード会社が毎度いろいろな収録曲でベストを作るうちに、こんなレアなのも出てたというのか。おそらく唯一のCD化音源でしょう。他にこんなCD見つかんないもの。


何はともあれ、車で「ファンタジー」聴きながら、三十うん年ぶりに熱唱しております。僕の細声じゃ歌っても様にならないけど、声が太い男らしいシンガーに是非カバーしてもらいたい歌です。

ようやく聴けたCDの「ファンタジー」はこの放送の時↑よりアッサリと丁寧に歌われてた。あらためて、布施明の歌いっぷりでずいぶん格を上げてる曲だと思いました。


マシス

僕の職場が珍しくカレンダー通りの休みをくれまして、先日は土、日、月と三連休でした。祝日に家族がみんな休みってのは嬉しいものです。

前の日記に書いた通り、土曜日の夜はLilyさんの歌を聴きに出掛けたのですが、その昼間、娘と地元のお祭りを見物しに行きました。リンゴ飴を食べたいと言うので、連れていったのです。
(連れ合いは夢華さんとラフレシアの練習のため、二人で行って来ました)
まずは袋井は山梨の祇園祭りをのぞいて、リンゴ飴ゲット。車の中で齧りながら、森町は飯田、山名神社へ移動。

この日、山名神社に何かのCM撮影のカメラが入って、境内はざわついてました。

小雨の降る中、山車を引くのは大変です。

板店で売っていた狐のお面が格好よくて、娘以上に僕が気に入ってしまい、お土産と称して、ついつい大人買い。
連れ合いと娘と、それから夜に会ったLilyさんにもあげました。

帰りの車で、娘が《父さん着けて》というので、駐車場でお面を装着。
グレートカブキみたいになった。(この格好で運転はしてません)


月曜日は海の日。連れ合いがずっと行きたいと洩らしていた静岡美術館の【浮世絵展】へ行きました。
日本の浮世絵に魅せられたメアリー・エインズワースという女性のコレクションの展示会、ということですが、その数の凄いこと。広重、歌麿、北斎と僕が知ってる名前はもちろん、知らない作家のものまでズラリと並んで壮観でした。当然、館内は撮影禁止です。

体験版画のコーナーもありました。こちらは撮影可。三種の木版に別の色を塗り、ずれないよう上手く重ねて刷ると、版画になる。
色の乗せ具合とか、バレンの力加減が難しいものです。

静岡のPARCO前の通りもお祭りがやってました。


カリンバを手作りさせてくれる板店があって、それはちょっと楽しそうでした。やらなかったけど、カリンバ欲しい。

僕はとりあえず、すみやグッディに寄れたので、それだけでもこの連休はご機嫌なのです。
目の保養その1。中古CDに中古レコード。

目の保養その2。楽器もろもろ。中古ギターのコーナーもあるのだ。なんて素敵な空間でしょう。静岡バンザイ。


7月のフリーダムフォーク集会はいよいよ今週末ですよ。20日の19時半、夜7時30分からスタートです。
第166回フリーダムフォーク集会
【日時】2019年7月20日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・弾夢弦気
・高田要比古
・杉田哲康
・ユンヤオ

二次会(飛び入り枠)演奏時間一組10分

夢華さんと友達、山本先生より二次会への出演希望いただいております。
ありがとうございます!二次会は事前予約なしでも飛び入り可です。
たくさんの参加、お運びをよろしくお願いいたします!

(あまりに二次会希望者が多い時は、一曲回しをお願いするやもしれません。
その際は何卒ご協力のほどよろしくです)



マシス

7浜松POPS倶楽部の店長さんでシンガー、Lilyさんがワンマンライブを行うと聞き、土曜日の夜、出掛けて来ました。
出かける前より、今日はミッチリLilyさんの歌を聴いてやるぞ、という心持ちでした。おそらくはこの日お店に集まったお客さん、みんな同じ気持ちだったのではと想像します。

先月、POPS倶楽部にお邪魔した際に、Lilyさんとワンマンライブのことについての話になって。僕がLilyさんに、

《サポートミュージシャン入れるとか、オープニングアクト呼ぶとか(何かワンマンで特別なこと)するんですか》

って聞いたら、Lilyさん、

《いや、今回は一人でやろっかと思って。二時間》

とおっしゃった。一人で二時間、何のギミックもなしの歌勝負をやるという。僕はその言葉で、これは観てみたいと思いました。これまで30分くらいのステージしか観たことないし、ようしミッチリと二時間聴いてやろうぞと、楽しみになったのです。


《こういう風にギターを並べてとっかえひっかえやってみたかった》と、Lilyさん談。

オープンに合わせてお店に入ると、
Lilyさん、自身のワンマンというのに、開演直前までせっせとお客さんに飲み物を給持してました。そして、どんどんお客さんが入って来て、開演時間には会場は満席状態に。スゴい。

定刻より少し遅れて、第一部スタート。
《ワンマン舐めてた!こんなに(お客さんが)来るなんて!》

写真ピンぼけでスミマセン。一部はスタンディングで、リズムの強い曲を中心に、オベーションとタカミネで演奏。


休憩を挟んで、第二部。
座って、シットリしたナンバーを披露。二部のギターはメーカー未確認。

一部と二部で静と動を分けて、Lilyさんの歌の二面をコントラストで聴けたのは面白かった。一部はタイトに、二部はユルユルと、どっちも一時間、テンションをキープし続けて歌いきって、しっかり聴かせてしまうのは流石でした。
(普段おしゃべりする時の人懐っこいLilyさんと、歌う時の鬼気迫るLilyさんも二面の意外性です)


歌を演じる、もしくは歌に憑依されるような、とってもアングラで、きれいな舞台を観た気分。一人称の《あたし》がこんなに似合う人はいない。アンコールも含めて二時間、たっぷり堪能させていただきました。17曲ごっつぁんです。Lilyさんお疲れ様でした。

ワンマンって、《この空間にいる人は全員、間違いなくLilyさんの歌だけを目当てに来てる》、って至極シンプルな構図がいいですね。この夜は前座もサポートもいないから、本当に純然とみんながみんな、Lilyさんを好きで集まったのだと言える。たくさんのお客さんが集まってきたのは、Lilyさんの地力、徳でもあって、それも流石の流石。

帰り道、はーやーく死ーんでー、すーぐーに死ーんでーってLilyさんの歌を歌いながら帰りました(歌詞うろ覚えです)。



そんな帰り道、Gサイドの店の前でたむろしてる人垣の中に、だあこえさんを見つけて《おおー、なにしてんの》となりました。会えて嬉しかったですよ。



マシス
最近テレビで宇宙戦艦ヤマト2202を観たのです。ちょっと前に2199も観てて、僕はヤマトのそれほど熱心なファンじゃないのですけど、平成リメイクのヤマトはとても面白かった。昔の作品に思い入れがないので、特に比べるでもなく良いじゃん良いじゃんと楽しみました。

ヤマトを観た数日後のこと、古本屋で《「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男》の背表紙が目に止まり、思わず買ってきてしまいました。ヤマトを事前に観てなかったら絶対手に取らなかった本です。
僕はプロデューサー西崎義展のことは何も知りませんでした。でもきっと世を騒がせた時代の寵児ということで、僕が知らないだけで世間では有名人として記憶にある人も多いのでしょう。

表紙に《愛すべき悪党》とありますが、本で読む限りそんな可愛いものじゃない。口先三寸で人を言いくるめる山師、目立ちたがりやで、大ボラ吹きで、金にルーズで、女ったらしで、疑い深い独裁者。あの手塚治虫に毛虫の如く嫌われ、ヤマトの興行を当てて、ヤマトでたくさんの人を振り回し、ヤマトの権利を死ぬまで手放さなかった男。

この西崎みたいな男がもし知り合いに居たとしたら、僕は《愛すべき》なんて絶対に思えないです。欲望のままに行動して周囲に迷惑をかけることを屁とも思わない、読むほどに胸糞悪くなるエピソードばかりなのに、ページをめくる手が止まらない。悪い奴の波乱万丈の人生って、悔しいかな読み物として抜群に面白いのですね。

結局、ひどい男だと言いつつも、当時、宇宙戦艦ヤマトが起こしたアニメーション映画の革命は、この男でないと出来なかった。西崎みたいな極端な異端児だからこそなし得た、ということがわかります。周囲の空気を読まずに我意を通す才能(我が儘、自己中という)。それまでの常識を重んじなかったから、日本のアニメーションの歴史を変えてしまったワケです。

逆に、西崎が亡くなったからこそ、2199や2202という素晴らしい平成リメイクが実現した、ということも書いてます。西崎がもし生きてたら、俺のヤマトを他人の好きにさせない、と絶対に文句をつけてきただろう、と。


ヤマトの熱心なファンじゃない、と言いつつも、波動砲、ワープ、イスカンダル、デスラー、沖田艦長、とヤマト用語は僕も知っています。あの壮大な主題歌も好きです。中学の時にブラバンで吹いたっけなー。

ヤマトに限らず、僕は子供の頃、連続ドラマみたいな続き物が見慣れなくて、一話完結のお話の方が好きだったのです。ヤマトやガンダムみたいに長編SFは、話がオチてないのに続きは次週、ってなるのがもどかしかった。だからヤマトもガンダムも後年に映画をビデオで観て、おお面白いじゃん、と納得した次第。


もう一冊、たまたまアニメ映画の本が重なりました。鈴木敏夫著「天才の思考」
天才の思考なんて固いタイトルですが、ようはスタジオジブリ創作秘話です。天才とはもちろん宮崎駿と高畑勲のこと。ジブリの名プロデューサー鈴木敏夫が、ナウシカから思い出のマーニーまで、時系列で作品ごとにその時々の製作にまつわるエピソードを解説してゆきます。裏方の苦労話であると同時に、極めて優れたジブリ映画ガイドとしても読めます。

鈴木敏夫さんのこれまでのジブリ関連の著書と内容が被るところもあるけど、この内容のボリュームはスゴい。ページめくる手がもどかしいほどオモチロイ。西崎義展ほどでないにせよ、宮崎駿も高畑勲も、創作現場では結構に人でなしのエピソードを残してます。手塚治虫もそうですが、物を創る人はそういうものなのでしょうかね。


マシス


7月のフリーダム瓦版のアンケートに協力お願いします。

今回のお題目は《シーサイドドライブにぴったりな曲♪》です。
(素直に《海辺のドライブにぴったりな曲》にしとけば良かった)
要は、ドライブしていて、車窓に海が広がってきた、さあ!
そこでどんな音楽が流れて来て欲しいか?!
海とドライブのシチュエーションを盛り上げる
あなたのお勧め曲を教えてくださいませ🙇
原稿は来週火曜日16日あたりまで募集します。


第166回フリーダムフォーク集会
【日時】2019年7月20日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・弾夢弦気
・高田要比古
・杉田哲康
・ユンヤオ

二次会(飛び入り枠)演奏時間一組10分


六月は法事が三件あってバタバタしましたが、ようやく終わってホッとしました。法事は座ってるだけで疲れるものですね。

じいさまの五十回忌は、正確には来年なのですけど。ばあちゃんの七回忌に合わせて今年一緒にやってもらいました。お経も心なしか少し長かった気がします。

法事に慣れる、というのも変な話ですが、近年お経を聞きすぎたせいか、近頃は《和尚さま、良い声だなー》と思えるようになってきた。ウチのお寺の和尚さまは優しくて品のある良い声してらっしゃるのです。所作もたいへん綺麗で、《ノウマクサラバー、カタギャター、バローキテー、オンサンバラー、サンバラーウン》の舞うような手の動きなんか、形がいいねぇーって見てて思う。それはあたかも鍛練された名人の動きです。

イメージですが、金原亭馬生の落語のよう。派手でないけど上品で味のある芸って感じ。

ちなみに和尚さまの息子さん、若和尚さまの読経は太くて張りのあるとても良い声をしてます。和尚さまが馬生なら、若和尚さまは志ん朝か。いやいや、今の落語家でなら、若和尚さまは林家たい平っぽい。結構べらんめぇで、威勢の良い発声です。若いのでこれからまた味が出てくることでしょう。それこそ落語家のように。


三つあった法事のひとつ、四国のばあさまの三回忌では、あちらは日蓮宗なので、お経は南無妙法蓮華経。ウチの浄土宗の南無阿弥陀仏とは節回しが当然違います。南無妙法蓮華経は、本当に歌い上げるような節回しで、二人の坊さまが高音と低音にパート分けして唱えてた。鳴り物もバシバシ鳴らすし、音楽的なのです。宗派によって違うのだなぁと感心して聴いてました。

なんにしても、法事はかったるいです。叶うならみんな元気で法事なんて縁のない毎日がいい。ここ数年、パタパタと親族縁者の不幸が続いて、そうなるとお通夜に葬儀に四十九日、一周忌に初盆、三回忌、七回忌と毎年毎年終わったと思ったらまた次と休みなく法事です。続くときはそういうものかと仕方ないけど、ぶっちゃけ費用も洒落にならない。御悔やみ貧乏になってます。元気で生きていることのありがたきことよ。

今夜は袋井市のライブ喫茶【マムゼル】にて、Heart Warm Company主催による第一回のイベントが開催されます。夢華嬢と隊長がホストならきっと楽しいイベントになることでしょう。オープンマイクの時間もたっぷりありそう。僕は地元自治体の所用でお酒をいただいてるので不参加ですアア行きたかった残念。行ける方はぜひマムゼルへお運びくださいませ。楽しんで来てくださいね。


フリーダムフォーク集会も今月の20日にあります。そちらもよろしくお願いします。

第166回フリーダムフォーク集会
【日時】2019年7月20日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・弾夢弦気
・高田要比古
・杉田哲康
・ユンヤオ

二次会(飛び入り枠)演奏時間一組10分

飛び入りへの参加希望者もお待ちしてます。
HWC夢華さんが二次会に新ユニット(!)で参加表明をいただいてます。
楽しみです。



マシス

今月、7月のフリーダムフォーク集会の一次会出演者が決まりましたので、取り急ぎ報告です。出演者の皆さん、よろしくお願いします。
いい男が四人、揃ってしまいますよ。フリーダムの創始期からの常連のひとりでもある弾夢弦気さん、高田要比古さん(XQ'S、ランコントル)は久しぶりにソロのステージ、これまた久しぶりな杉田哲康さんの男前な歌とギターも聴けるのです。そしてフリーダム初登場ユンヤオさんは、不思議楽器スティックでの弾き語り(必見)。こんな豪華な四人の演奏を聴きに、ぜひマムゼルまでお越しくださいませ。女性ファン大いに集い給え。

第166回フリーダムフォーク集会
【日時】2019年7月20日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・弾夢弦気
・高田要比古
・杉田哲康
・ユンヤオ

二次会(飛び入り枠)演奏時間一組10分

飛び入りへの参加希望者もお待ちしてます。
HWC夢華さんが二次会に新ユニット(!)で参加表明をいただいてます。
楽しみです。



いくつか最近読んだ本の中でも、米澤穂信の「本と鍵の季節」はとても面白かったです。
米澤穂信はどの本もハズレなしと評判が良いですが、僕は登場人物が学生のものが好き。「氷菓」に代表される《古典部シリーズ》、「春期限定いちごタルト事件」の《小市民シリーズ》、「さよなら妖精」の《大刀洗万智シリーズ》、どれも思春期の若者がイキイキと動いてて心踊る本です(大刀洗万智は次作で社会人になるけど)。ここに新たな傑作が加わったワケですが、このエンディングではシリーズ化は難しいか。でも、叶うならこれは図書委員シリーズとして続けて欲しい。



我が町森町の夏イベント【森ほたる】は、今年は日程が縮小されたようで、そのためか、ミュージシャンの一般募集はなかったようです。僕も今年は都合のつく日はすでに他ミュージシャンで埋まってしまったようで、本年はマシスは森ほたる不参加です。その代わりラフレシアは15日の森ほたる音楽祭にお呼ばれしてるようですので、そちらもよろしくお願いします。


モンターニュライブも、日程がじわじわ迫って来ております。


ゲストは19時~20時まで時間をいただいてます。そんなにもらっても、僕の歌で一時間ももつかしら。とりあえずいっぱい歌います。頑張ります。




マシス
6月30日(日)、天気、雨時々曇り。浜松POPS倶楽部にて【カタカナな三人】と銘打ったイベントが行われました。演者はユンヤオさん、ハルノオトさん、そしてマシス。この三人で、カタカナな三人。

浜松POPS倶楽部へ《会場貸してください》と持ち込んだ、初の自分たち企画(僕はタイトル考えただけで何もしてませんが)です。あたかも落語家二つ目が自分で落語会を企画するような、チャレンジのライブ、って心持ちでした(落語家になったことないけど)。

ふたを開けてみれば、日曜日の午後、足元の悪い中、たくさんのお運びをいただきました。こんな色気も愛想もない顔ぶれに、なんてありがたいことか。SLICKSの中村さんご夫妻、それにyopyさんまで来てくれて、驚いた驚いた。

《この三人がやるとなれば(都合のつく限り)来ないわけにはいかない》

と、yopyさんから勿体ない弁を賜った。おいおいおい、ありがたく嬉しくオッカナイお客様が来てしまった、と、否が応でも気が締まりました。いらん緊張も当然に増した。yopyさんありがとうございます。

定刻15時、一番手、【ユンヤオ】さんよりスタート。
この気合いの入った出で立ち。そして、この不思議な楽器による音世界と歌世界は、オープニングよりお客さんを惹き付けてくれました。説明不要見て驚け、と言わんばかり。僕だってコレわかるだなんてとても言えないけど、ユンヤオさんの表現は《もっともっともっと面白くなっていきたい》と叫んでいるようです。今後さらに面白く、いくらでも不可思議に広がっていくことでしょう。

二番手は僕、【マシス】
yopyさん写真ありがとうございます。演ろうか演るまいか迷っていた「アリストテレスの夢」を久しぶりにステージにかけました。この日に演った方がいいと思ったのです。途中トチったけど、これはまた機会があったら歌ってみたい。アリストテレスやったから全四曲で三十分、思いっきり唄いました。


三番手、トリは【ハルノオト】さん。今回初めて生演奏を観ることが出来ました。
雨蛙の歌、スリの歌、乾電池の歌、かなしみのうた、と、どの歌もハルノオトさんの描く言葉のイメージは楽しい。ギターが上手くてメロディが美しい。ハルノオトさんの歌は、歌が歌としての愛嬌をちゃんと持ってるのがとてもいい。淡々と、飄々と、歌を畳み掛けるステージは、楽曲は個性的でも姿勢は至極王道。ただただ《良い歌を聴いていただく》という、王道のソレだと感じ入りました。


カタカナな三人、無事終わりました。開演前は、もっとアングラっぽい重たい雰囲気になるかとちょっと思ったけど、イベント中、歌ってる側はとても楽しくて、意外にも客席の空気も軽く明るいものでした。これはお客さんのおかげ、そして浜松POPS倶楽部のお店の空気によるところが大きいです。そして、良い音を作ってくれたLilyさんのおかげです。Lilyさんありがとう。皆さんありがとうございました。

自分たちの音楽で《音楽をお客さんに楽しんでもらう》という至極シンプルなイベントをやらせてもらえたってのが、嬉しかった。会場にお運びくださったお客さんに楽しんでもらえたかどうか、エンターテイメントとして大丈夫だったかどうか、そこは客観的になれませんけど、楽しんでくれたと信じたい。そう願います。

終演後にSLICKS中村さんから、稚曲「マイクとアンプ」への感想をいただきました。yopyさんは「アリストテレスの夢」と「マイクとアンプ」について忌憚なくありがたいお言葉をくださいました。励みになります。ありがとうございました。

ありがとうオバケになるのはあまり粋じゃないけど、今回はやはり多謝多謝な気持ちです。ユンヤオさん、ハルノオトさん、お疲れ様でした。機会があったらまたやれますように。


マシス