最近娘がよく口ずさむ歌が、もう僕のぜんぜん知らない人の歌だったりします。まぁ当然のことですが、おかげで最近の知らない歌や歌い手さんの名前を知ることができます。
娘は友達に教えてもらったり、ネットで見つけては覚えてるそうで、僕も一緒によく聴かせてもらうのだけど、どれもこれも、なんというのか、ひたすらコンプレックスの自虐と肯定を叫ぶような歌が多い。ああ、そういう歌ってみんな好きだよねーって思いました。自分を《出来損ない》《こんな命に》って歌っちゃうところが、とても青い。身に覚えがあるほど青臭い。
誰もわかってくれない、とか、生きるのがつらい、って言ってる歌ばかりだと、ああ、甘ったれソングかと呆れる人もいそうですが、僕はその手の歌は《自分探しを歌詞にぶっ込んでくる》って呼んでます(勝手に)。最近だと米津玄師の多くの歌とかそんな印象ですね。一見ラブソングな自分探しソング。BUMP OF CHICKENやRADWIMPSもずーっとそんな感じ。
歌詞がいいのよ、クラスのみんなに人気があるのよ、といって教えてくれる歌のほとんどがそんなので、要はみんな自分探しな歌が好きなのでしょう。《とても自分に自信が持てない私のアイデンティティーとは何なのか》を希求し続ける歌。僕も、どちらかというと好きですけどね、自分探しな歌は。日常会話で自分探しオーラを出されるのはアレですけど。
最近買ったamazarashiというグループのベストを聴いてて、うわー、娘が好きそう、とまず思った。それくらい、どの歌も見事に純度100%な自分探しっぷりです。

一曲一曲に込められた内容の濃度が、とにかく濃い。歌詞カードの字が小さくて読みにくいほどに、まぁ細かい。

これは僕は、歌詞カード見ないで聞き流すくらいがちょうどいい。歌詞を目で追っちゃうと、目でゲンナリしちゃう。この内容量に脳が処理できずパンクします。ほんとうにどの歌も手抜きなしのエネルギー全開だから。
一曲になぜここまで詰め込む?って内容量も、何度も聞き流して、耳が馴染んでくれば、ちゃんと歌が胸にくるようになる。そうなると聞き応えはあります。なにより、amazarashiのボーカルは僕はわりと好きな声です。
「つじつま合わせに生まれた僕ら」ってタイトルがいかにもでしょ。冒頭の詩の朗読も含めての7分55秒、知らない人にもちょっと一度聴いてほしい。これが好きか嫌いかはおいて、これを書けるって大したことだと思います。
↑僕はアニメ「どろろ」のエンディングでamazarashiに興味をもったのです。このビデオは怖いですね。「どろろ」より何倍も怖い。
「スターライト」はポップで聞き良いです。カンパネルラやジョバンニが出てくるところもいいですね。
改めてこうして考えると、アマチュアでもプロでも昨今の歌表現でコレをやりたがる人がいかに多いことか。自分探しが流行ってるのかしら。自分探しの表現は上手いのに、他のテーマ、例えば普通のラブソングとかになると切れ味がいきなり落ちる人も多くて。自分探しがしたい人はとにかくそれをやりたいのでしょう。
自分探し、《世の中に迎合できない人の心の声》、ってテーマは、それこそ吉田拓郎くらいから歌われてきた古典的なものです。例え周囲と違ったって、《私には私の生き方がある》《明日からもこうして生きていくだろう》と歌う。立派な自分探しです。

amazarashiと一緒に購入したBUMP OF CHICKENの新譜は一聴して気に入りました。
台風の影響で、週末の屋外イベントがあちこちで中止になったと聞きます。イベントの運営の方はこの一週間やきもきしたことでしょう。僕は今週末は地元の所要で動けませぬが、なんにしても、雨は大したことないよう切に願います。明日は雨の中、川さらいにカッパ着て入るので、濁流に流されるのは避けたいところです。























































