まっすーとルピアの共同生活 -8ページ目

ランブ・ソロ~最終章~

ランブ・ソロ、最終日の午後です。(ランブ・ソロとは?→こちらから!

最終日の午前の儀式は、比較的厳かに行われました。

でも一番最後の儀式は、どうやら違う感じです。


まっすーとルピアの共同生活


運びやすいように解体されたトンコナンの棺の前で、男達による祈りからスタートです。


まっすーとルピアの共同生活


そして、いよいよ出棺です!

棺が担ぎ出されました。この村の裏にあるお墓まで運ばれます。


まっすーとルピアの共同生活


盛大な男達の掛け声と共に、砂埃巻き上げて運んでいきます。


まっすーとルピアの共同生活
まっすーとルピアの共同生活


初日の儀式のように、たくさんの人達の行列と共に、棺が運ばれます。

これだけ見てると、遺体が入ってる棺とは思えない!もはやお神輿です。


まっすーとルピアの共同生活


そして何回も思うけど、この光景だけ見るとお葬式ではなく、どこかの村のお祭りです。


まっすーとルピアの共同生活


村の裏にあるお墓に近づいてきました。


まっすーとルピアの共同生活


お墓に到着です。棺の前にある、この家みたいなのが、タナ・トラジャのお墓です。


まっすーとルピアの共同生活


見やすいよう、上に移動してみました。たくさんの人が集まっています。

おっと、なにやらイスが取り出されましたよ。


まっすーとルピアの共同生活


どうやら、故人のそっくり人形「タウタウ」を置くみたいです。


まっすーとルピアの共同生活


設置完了!これで、誰のお墓か一目瞭然ですね。

その横にある別の「タウタウ」人形は、おそらく故人の旦那さんでしょうか。


まっすーとルピアの共同生活


お葬式の参加者も、遠くから見守ります。


まっすーとルピアの共同生活


遺体の入った棺が、お墓の中に移し出されました。


まっすーとルピアの共同生活


なかなか無い機会なので、勇気を出してお墓の中を覗いてみました。ランブ・ソロの埋葬方法は、

火葬でも土葬でもなく、このように遺体の入った棺をお墓の中に安置する「風葬」方式です。

テレビ局の取材も来ていて、クルーとカメラが既に入ってました。

お墓の中はいたって普通で、別の棺も安置してありましたよ。

不気味な雰囲気は、全然なかったです(笑)


まっすーとルピアの共同生活


棺が無事に納められました。悪いことがされないよう、きちんと鍵で施錠します。


まっすーとルピアの共同生活


最後に、タウタウ人形が飾られたお墓の前で、遺族による記念写真です。

長くに渡って続いたお葬式も、これでようやく全ての儀式が終わりました。


まっすーとルピアの共同生活


祭り…ではなく、儀式の後の静けさ。故人の遺体は、ここで永久に安らかに眠ります。


7回に渡ってお届けしたタナ・トラジャのお葬式、みなさんどうでしたか?

実際にこの目で見た僕は、終始お祭りに参加している気分でした。

僕が思うに、ランブ・ソロのみどころは、闘牛と水牛の生贄、そしてこの一番最後の儀式だと思います。

タナ・トラジャの土着信仰「アルック・トドロ」によると、

この地球という場所は、ほんの一つのステージにしか過ぎず、

このお葬式をきちんと執り行われないと、故人の魂がちゃんと自然界まで戻れないそうです。

「人は亡くなっても、魂は自然に戻る」

また一つ、新しい文化・考え方に触れることが出来ました。

これからも、自分の考えの制限を外してくれるような、人・文化・場所に

積極的に会ったり、行ってみようと思います。

以上、インドネシア・スラウェシ島、タナ・トラジャで行われた

世界でも珍しい公開お葬式、ランブ・ソロを紹介しました。

ランブ・ソロ~第5章~

ランブ・ソロ、いよいよ最終日です。(ランブ・ソロとは?→こちらから!


まっすーとルピアの共同生活


今日は埋葬日、遺体の入ったこの棺と故人そっくりの「タウタウ」人形が、

何百人もの人々によってお墓まで運ばれます。

まずは、午前中の儀式からの様子です。


まっすーとルピアの共同生活
まっすーとルピアの共同生活


棺の前で記念写真を撮る人や、


まっすーとルピアの共同生活


伝統舞踊を踊る人たちなど、式開始前は和やかな雰囲気です。


まっすーとルピアの共同生活


いよいよ、今日の儀式が始まりました。女性の牧師さんが取り仕切ります。

インドネシアはイスラム教徒が大多数なんですが、

ここタナ・トラジャでは、キリスト教プロテスタントの信者が大多数です。


まっすーとルピアの共同生活


これまでの和やかな雰囲気はどこへやら、厳かにスタートしました。


まっすーとルピアの共同生活
まっすーとルピアの共同生活


無事にあの世に行けるよう、讃美歌をみんなで歌って、故人を送り出します。


まっすーとルピアの共同生活


親族関係者・参加者も、トンコナンに座りながら、みんなで一斉に歌います。


まっすーとルピアの共同生活


この村の州の州知事・副知事も、弔辞の挨拶のためやって来ました。


要人たちが来るなんて、晩年、故人は相当社会的地位が上なんだと思いました。


まっすーとルピアの共同生活


州知事と遺族の方との、握手の場面です。


まっすーとルピアの共同生活


州知事の長~い退屈な…、いや、ありがたい弔辞の言葉です。


まっすーとルピアの共同生活


棺・タウタウ人形を囲んでの、伝統舞踊が再び始まりました。まもなく出棺です。


まっすーとルピアの共同生活


運びやすいよう、棺が解体されていきます。


まっすーとルピアの共同生活


その横では、泣いてる人がいました。

故人の家族か親しい人でしょうか、人形に抱きついて、泣いていました。

今回のお葬式で、悲しんでいる場面に初めて遭遇しました。


まっすーとルピアの共同生活


遺体の入った棺に寄り添って、故人と最後のお別れをする場面もありました。

今回、一番お葬式だなぁ~と感じた瞬間でした。

さぁ、いよいよ出棺です。これからどんな事になるんでしょうか。

初日の午前中の儀式は、これで終わりです。午後へと続きます。

ランブ・ソロ~第4章~

心臓の弱い方、お食事中の方、閲覧ご遠慮ください!!


ランブ・ソロ、3日目をとばして4日目です。(ランブ・ソロとは?→こちらから!

今日は、何十匹もの水牛が生贄として捧げられる儀式です。


まっすーとルピアの共同生活
まっすーとルピアの共同生活


会場に到着すると、たくさんの水牛がすでに集まっていました。

この後、すさまじい光景を目にすることに…。

突然、ひもで繋がれていた水牛の喉元めがけて、短剣が、ズバッ!!


まっすーとルピアの共同生活


今まで、穏やかな目をして草を食べていた水牛達が、次々に倒れていきました!

そして一瞬にして、辺りが血の色に…。

水牛は殺される時、暴れたり悲鳴を上げたりは無く、ヨロヨロのた打ちまわって

バタっと倒れていく感じです。

豚が殺される時の方が、暴れたりブーブー悲鳴を上げたりと、すごい抵抗していました。


まっすーとルピアの共同生活


いつのまにか、倒れた水牛だらけ…。水牛の血生ぐさい匂いが、会場を充満していました。


まっすーとルピアの共同生活


このお兄ちゃんが、何頭もの水牛をバッサバッサと、切り殺していました!

全然平気なところを見ると、もう慣れてるんですね。


まっすーとルピアの共同生活


勇ましい後姿に、


まっすーとルピアの共同生活


しばしの一服(笑)


まっすーとルピアの共同生活


殺されたばかりの水牛の上に乗るトラジャの青年も。


まっすーとルピアの共同生活
まっすーとルピアの共同生活


こうやって水牛の皮を剥いでいって、中の肉や内臓を取り出します。

取り出された水牛の肉は、いろんな人に配られるそうです。


まっすーとルピアの共同生活


水牛の皮も、こうしてちゃんと運ばれるんです。


今回は貴族の方が亡くなったお葬式なので、大規模なスケールでした。

お葬式の規模が大きくなればなるほど、生贄の水牛の数も多くなり、

血生ぐさい場面など、それだけ凄惨な場面を目にする事も…。

ここは日本人にはなかなか馴染めないところで、見学される多くは地元の人や白人の観光客でした。

もしかしたら、ここにいた日本人は僕だけかもしれません…。

以外にも、普通に見れた自分にビックリ(笑)

もっとすごい残酷な場面もありましたが、写真アップすると、ブログが炎上すると思うので、止めておきます…。

こんなすさまじい事が行われてる場所にいる僕、もはや何の行事かわからなくなってきました(笑)

お葬式もいよいよ大詰め、最終日の儀式へと続きます。

以上、ランブ・ソロの4日目でした。