割合は小学生がつまずきやすい分野ですが、
日常生活と密接な関係のある分野でもあります。
ですから考え方をしっかりと
つかんでおきたい分野です。
たとえば、
定員45人のバスがあって、
乗車率が80%のとき、
このバスには何人乗っているでしょうか?
割合の考え方の基本は、
0.1 ⇔ 1/10 ⇔ 10% ⇔ 1割
と直すところです。
たとえば、乗車率80%というのは、
0.8, 8/10, 80%, 8割
といろいろな表し方ができます。
それぞれ、
小数(割合)
分数
百分率(%)
歩合(○割○分○厘)
で表していますが、意味するものは同じです。
0.8 ⇔ 8/10 ⇔ 80% ⇔ 8割
割合の最初のポイントは、
この変換がスムーズにできるかどうかです。
ですから、
計算方法を覚える前に、
まずこの変換をしっかりマスターすることが
割合克服の第一歩なのです。
計算方法は、
(割合)=(くらべる量)÷(もとにする量)
となります。
今の場合、
(乗車率)=(くらべる量)÷(定員)
ですから、
(くらべる量)=(定員)×(乗車率)
つまり、
80% を 0.8 に直して、
45×0.8 = 36 (人)
答えは36人となります。
いかがでしたか?
買い物の○%引き
野球の○割○分○厘
など、
日常のちょっとしたところで
割合を目にすることがあります。
普段の生活で割合を意識することで、
算数的な考え方が自然に身につくと思います。
< 関連記事 >
◆ 買い物の算数
◆ 野球の算数
< コラム集 >
◆ お母さんが読むだけで、子どもの算数や数学の成績が上がるコラム