さいころ(立方体)の展開図 | 数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

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平面の図形に比べて立体図形はイメージしにくいので、
苦手意識を持っている方が多いと思います。

 

どうすればいいでしょう?


今回は展開図を通して、

立体図形の感覚のつかみ方を考えてみたいと思います。

さいころのように、同じ大きさの正方形で
囲まれた立体図形を
立方体といいます。


 

立方体の展開図は、次のように全部で11種類あります。

 

 

 

 

これを全部頭の中で組み立てるのは、かなり厳しいと思います。

どうすればいいのでしょうか?

やはり、面倒に思わずに、これらをハサミで切って、
自分で組み立てることが大事です。


その際、自分なりに規則性を考えて、
いくつかのグループに分けると親しみやすくなります。

まず、次が基本の形だと思います。

 

 

 

この形なら、ピンクが上の面、緑が下の面、白が側面と
イメージしやすいと思います。


ピンクや緑のフタの部分を左右に動かすことで、。
次の6つの形を得られます。

 

 

 

これであと5種類です。

次に、下のような形を考えます。
これはピンクの部分を動かせば基本の形になります。

 

これと同じで1つ動かせば基本の形になるのは次の3つとなります。

 

 

これらの展開図には共通点があります。
次の緑の部分を、上下に動かすことで同じ形になります。

 

 

こんな風に規則性や共通点を考えると、理解しやすいのです。

残りはあと2種類です。

 

 

この2つはややこしいので、

 

先ほどお伝えしたように、
実際に紙をハサミで切って組み立てることで、
立体のイメージがつかめてくると思います。


次の方は、ピンクが上面、下面で緑が側面となります。

 

 

次の方は、紙を組み立てる際、
ピンクと緑の部分を意識すると
感覚がつかみやすいと思います。

 

 

まとめるとこんな感じです。

 


このようにいくつかのグループに分けて考えることで、
展開図がとらえやすくなり、よりイメージしやすくなります。


いかがでしたか?

今回は、立方体の展開図を考えてきましたが、

これらのように規則性や共通点、
上面、下面、側面などを意識して組み立ててみてください。


立方体の展開図の感覚がつかめてくると思います。

11種類を丸暗記しようとするのではなく、
ゆっくりでいいので、組み立てて感覚をつかむことを大切にしてください。


そうすることで、図形的なセンスが養われていきます。

 

 

 

 

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