算数で食塩水の問題が苦手な方は多いのではないでしょうか?
確かに、日常生活で食塩を使いますが、
食塩水が何% とかを気にかけることはないと思います。
では、食塩水の問題はどうすればいいのでしょうか?
今回は解き方のコツを次の問題を通して考えてみましょう。
問題
10%の食塩水150gと5%の食塩水100gを混ぜると、
何%の食塩水ができあがるでしょう。
このような問題は、どこから手をつければよいのでしょうか?
それは、
ズバリ、
「10%の食塩水150gの中に食塩は何g入っているのだろう?」
と考えることが、最大のポイントであり、
食塩水の問題を解くコツです。
計算は、10%を 0.1に直して、
150×0.1= 15g
となります。
つまり、食塩は15g入っています。
もう一度いいます。
「10%の食塩水150gの中には、食塩が15g入っている」
このことが理解できれば大丈夫です。
同じように考えれば、
5%の食塩水100gでは、
5%を 0.05に直して、
100×0.05= 5g
つまり、
5%の食塩水100gの中には、
食塩が5g入っていることが分かります。
合わせると、15+5=20gなので、
混ぜた食塩水には20gの食塩が入っていることが分かります。
食塩水を合わせると、150+100= 250g
まとめると
混ぜた食塩水250gの中に20gの食塩が入っている
ことになります。
これを割合に直すと答えになります。
20÷250= 0.08
0.08 は 8% なので、
答えは 8%
いかがでしたか?
文章の説明だけ見ると長くみえますが、
ポイントは、
「10%の食塩水150gの中に食塩は何g入っているのだろう?」
の部分です。
ここさえしっかりと理解しておけば、
食塩水の問題は自然に解けるようになります。
「食塩水は怖くない!」
そんな気持ちになっていただければ幸いです。
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