スーパーカーのアルバムを最初に聴くなら、このベスト盤が最適だと思います。
なぜなら、スーパーカーには音楽的に2つの側面があるからです。
初期の頃のギターポップバンドとしてのスーパーカーと後半のテクノポップバンドとしてのスーパーカーです。
このベスト盤によって、その両面を存分に堪能することができます。
そして、
ギターポップ的なサウンドに共感をしたら初期のアルバムを買い、
テクノ調なサウンドに共感をしたなら後期のアルバムを買い進む、
といった順番がスーパーカーの入門にはお薦めです。
このベスト盤は、
スーパーカーのすべてのシングルが発売順に忠実に並べられている
という点で優れています。
これにより、スーパーカーのサウンドの進化を味わうことができ、
また、彼らの歴史を振り返ることもできます。
スーパーカーが解散をしたとき、ある音楽ライターの人がやっているラジオ番組にリクエストのメールをうちました。
その人の好きな曲を流してください、というものでしたが、
その音楽ライターの人は「MY GIRL」を流してくれました。
そのとき聴いた「MY GIRL」は、解散のショックで落ち込んでいる自分の心に、深く、深く響き渡ったことを今でも覚えています。
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音楽で胸がときめかなくなってきたときは、スーパーカーを聴いてほしい