マラソンランナー日記 -56ページ目

マラソンランナー日記

マラソンの話ばかりじゃないよ

ヨーロッパ旅行記、最後を締めくくるのは「ローテンブルク」の話。


ローテンブルクはドイツ・ロマンチック街道のスタート地点近くにある、中世のおもむきを残した街。

古い城砦に囲まれた小さな街で、中心部に市庁舎と広場がある。

見どころは広場の時計台だ。


マラソンランナーのブログ-時計

24時間を刻む大時計と二つの人形

大きな文字盤をはさんで、二つある窓から、二つのカラクリ人形が姿を現す。

左は敵の大将。右は勇者。

その昔、敵軍に占領されたローテンブルクの街は、破壊される寸前だった。

そのとき、敵将はこう言った。

「ワイン3リットルを一気に飲むものがいたら、この街を助けよう」。


すると一人の男が進み出て、3リットルのワインを一気に飲み干した。

街は、めでたく救われた。

その故事にちなむ、時計だそうだ。

11時から22時まで(16~19時を除く)の正時にショーが見られる。


マラソンランナーのブログ-時計ひだり

マラソンランナーのブログ-時計右










                                            

市役所うらには街を一望できる「鐘のある塔」がある。

古い建築物で、しっかりとしていないところが怖い。

特に屋上への階段は垂直に近く、「はしご」より急な傾斜。

屋上にたどり着き、こわごわカメラを構えて撮った写真がこれ。


なんとか、下界に降りたときは、Tシャツのわきの下が汗でびっしょり。

冷や汗のあとがくっきり、他人にもはっきり分かってしまった。

ちなみに、ロ-テンブルクは「赤い城」の意味らしい。


マラソンランナーのブログ-ローゼンブるクの街


塔の上から見たローテンブルクの街

モンサンミシェル修道院。

フランス観光の売りの一つ。

海上に浮かぶ城砦のような姿が美しい。


実はパリからは遠い。

往路5時間、見学2時間、復路5時間、という強行軍。

丸一日つぶれる。

そんな話を聞きながら、バスに揺られ5時間。

ようやく、見えてきた雄姿は少し感動だった。

「うおーつ」と歓声が上がり。

車内のツアー客は一斉にシャッターをきる。


マラソンランナーのブログ-モンサン遠景
バスの窓に見えたモンサンミシェルは感動


その前に、立ち寄ったのが名物料理オムレツの店。

味は人によって好き好きがあるだろう。

焼いた卵5~6人分をドーナッツ状にして中央にメレンゲを山盛りにした料理。

それをウエーターが小分けにする。

ただしそれは前菜で、メインはピリ辛味のチキン。

さあ、入城だ。


マラソンランナーのブログ-モンサン近景

間近で見るモンサンミシェル修道院


海上に浮かぶというのは昔の話。

いまは、ご覧のように城下まで通ずる道路があり、河川敷には駐車場まである。

ちなみに、名古屋のジムで知ったフランス南部生まれの25歳娘。

潮の干満スピードは馬のように速い、と言われ、昔は何人も水死したという話をしてくれた。

だが、「自分は一度も行ったことがない」とも言っていた。

過去の訪問者、日本人の方が多いかも知れないね(冗談)。


マラソンランナーのブログ-モンサン城内
城内はまるで中世の都市みたい


入城すると、中世ヨーロッパの景色に一変する。

フランス人ガイドの案内で頂上の修道院まで上る。かなりの高度差だ。

こんなときにもマラソンで鍛えた足腰がものをいう。

旅行では強い足腰は本当に助かる。

自慢ばかりで、スミマセン。



マラソンランナーのブログ-モン入り口
修道院入り口は大混雑。

パリでは3連泊だったので、ランニングの時間が取れた。

セーヌ川の中州を気持ちよく走った。

中州といっても広い。

小学校も住宅も公園もある。

ドイツの田舎町とは違い、多くのジョガーと出会った。

パリマラソンの地は、やはり違う。

40分ほど汗を流し、ホテルに帰った。


すると、同じツアーの母娘が飛んできた。


「地下鉄でスリに会いました」

「クレジットカードを不正使用されると困る」

「添乗員に電話連絡が取れない」


この日は午後が自由時間。

この家族はベルサイユ宮殿に行ったが、帰りの地下鉄で被害にあったという。

ランニング姿を見られないように、エレベーターに飛び乗るばかりだったボク。

こちらも不意をつかれ、びっくりするばかり。

しばし、ロビーでおろおろ。

(フロントの兄ちゃんは役立たなかったのです)。

結局、海外使用OKの携帯(これをボクは持ってなかった)を持つ人が来て、問題は解決した。


翌日分かったことが、同じツアー参加者で、スリ未遂に会った人は他に2人もいたのです。

パリはスリ大国でもある。

多額の現金を持ち歩く日本人が標的になりやすい、と聞きました。


マラソンランナーのブログ-エッフェル塔
このエッフェル塔下はスリが多いらしい


被害にあった母と大学生の娘2人の家族は感じのいい人たち。

旅の途中、よく会話したが、個人情報非公開の風潮が強い現代、苗字も聞けなかった。

最近は(悪用されるからか)ツアー名簿もない。

こんな緊急のとき、手伝いしようにも出来ずに困る。

微妙な問題だ。