橘消防団可搬式ポンプ受入式
こんばんは。
ますだ裕二です。
今日は、橘学区消防団可搬式ポンプ受入式にお招きいただきました。
昨日までの一週間、秋の火災予防運動で夜警等行っていただきました消防団の皆さま方に、心から感謝申し上げます。
消防団に配備されている可搬式ポンプは、南海トラフ巨大地震等の大規模地震時における同時多発火災発生時、消防隊と連携して、消防活動を実施するための資機材になります。
今般、平成14年1月に橘消防団に設置された可搬式ポンプが約20年の年月を経て、経年劣化等によりトラブル等が発生する可能性があることから、可搬式ポンプが更新される事になりました。
新たに配置される可搬式ポンプは、トーハツ株式会社製で、従来の2ストロークエンジンから4ストロークエンジンに変更されていて、燃料供給が電子制御のため、故障が発生しにくく、エンジン始動時のエンジン回転数が安定しており、低騒音、低振動により周辺への影響も軽減されます。
また、排気ガスが大幅に減少し、燃費が向上することにより環境に優しいというメリットもあります。
伝統的工芸品を後世へと引き継ぐ取り組みについて
こんばんは。
ますだ裕二です。
一般質問において、伝統的工芸品を後世へと引き継ぐ取り組みについて質問させていただきました。
私からは、
伝統的工芸品の技術やその担い手は、文化財の種類のひとつである無形文化財として位置づけることが可能で、無形文化財の保護という切り口からでも、伝統的工芸品の後継者等担い手の育成が支援できるのではないかとの提案をさせていただき
以下の通り愛知県独自の無形文化財の登録制度を設けていく方針を示していただきました。
伝統的工芸品を後世へと引き継ぐ取組に関連して、文化財保護法の一部改正に伴う、地方公共団体による文化財登録制度について、県としてどのように取り組んでいくのかお答えいたします。
・文化財保護法の改正により、来年4月から、「国の指定・登録文化財」及び「地方公共団体の指定文化財」以外の文化財を、条例の定めるところにより、地方公共団体の文化財登録簿に登録できることとなりました。
・この「地方公共団体の文化財登録制度」について、国は明確な基準を示しておらず、各自治体は、導入するかどうか、また、導入する場合、対象とする文化財の範囲をどうするかなどについて、自ら判断することとなります。
・「文化財登録制度」について、現時点での、各都道府県の状況は、「従来から独自制度あり」と「新設予定」とが合わせて14団体、「新設予定なし」が19団体、「検討中又は未定」が本県を含め、14団体となっており、判断が分かれているところであります。
・制度創設による効果としては、「地域の文化財に、より幅広く保護の網をかけられること」や、「所有者や担い手等の保存・継承への意識を高められること」などが期待されます。
・一方で、「事前調査や登録審査のための、県文化財保護審議会委員等の人員や時間の確保」や、「伝承や普及、活用に関する事業等への支援のあり方」などの課題について、検討する必要があります。
・こうしたことを踏まえ、本県といたしましては、議員お示しの「無形文化財」を含め、まずは、県文化財保護審議会に諮り、登録対象とする文化財の範囲、登録基準、登録までの手続等について、しっかりと検討してまいります。
・その上で、「社会の変化に対応した文化財保護制度の整備を図る」という、今回の法改正の趣旨を前向きに捉え、本県における文化財登録制度の創設に向けて、取り組んでまいりたいと考えております。
視覚障がいのある方の交通安全対策
こんばんは。
ますだ裕二です。
視覚障がいのある方の支援策について、一般質問を行わせていただき、愛知県にも交通安全対策として、高度化PICSを整備する方針を示していただきました。
高度化PICS
歩行者等支援情報通信システム(Pedestrian Information Communication Systems)とは
信号の状態を音で知らせたり、歩行横断時の青時間を延長したりして、視覚障害者や高齢者等の交通制約者の方等の安全を支援し、交通事故の防止を図るシステムです。
普及が進んでいる一般的な無線通信手段であるBluetoothを搭載したスマートフォン等に信号情報を提供する新たなシステム(以下、「高度化PICS」という)を開発し、令和元年に仕様書が制定され、全国警察において整備が可能となりました。
全国警察においては、交通制約者の方の移動を支援するものとして、従来の歩行者等支援情報通信システムよりもコスト的に優位であり、また、専用の端末等も不要な、「ピヨピヨ、カッコー」という鳥の鳴き声をスピーカーから発する音響式信号機が一般的です。
しかし、その設置に当たっては近隣住民からの理解が必ずしも得られるとは限らず、静穏な夜間、早朝にかけて運用を停止したり、そもそも設置がかなわないことがあり、以前には、東京都内で運用停止中に道路を横断していた交通制約者の方が交通事故に遭い死亡するなど、運用停止中または運用できない場所における交通制約者の安全確保が課題となっているのが現状です。
この点、高度化PICSは、信号機から手元のスマートフォン等に信号情報を提供しますので、スピーカーを路上に設置する必要もなく、設置に当たっての近隣住民との調整も容易であるほか、従来の歩行者等支援情報通信システムよりも安価に整備できることが見込まれたことから、早期の課題解決に効率的かつ効果的であると判断し、整備が進むことになりました。
愛知県警より、以下の答弁をいただき、県内24箇所の整備計画を発表しました。
令和3年9月議会
警察本部(交通部)
(順番9番)自由民主党 ますだ裕二議員
(名古屋市中区選出)
(質問要旨)
2.視覚障がいのある方の支援について
(1)愛知県でも、高度化PICS(ピックス)が導入されると聞いていますが、具体的な整備地域とその選定理由、そしてその時期についてお伺いいたします。
(警察本部長答弁要旨)
はじめに、当県における高度化PICSの導入についてのご質問にお答えいたします。
議員お示しの高度化PICSとは、ブルートゥースにより、スマートフォンに対して歩行者用信号の情報を送信し、視覚障害のある方の横断を支援するシステムであります。
今年度、警察庁におきまして、高度化PICSの全国的な普及を図るため、東京都及び一部の指定市を有する府県に対して全額国費による予算措置がなされたところであり、当県につきましては、24基分の配分を受け、整備することとしております。
整備地域につきましては、視覚障害者団体からご要望をいただいた地域のうち、視覚障害のある方が頻繁に利用される施設等への主要な交差点を選定しております。
具体的には、名古屋市中村区、昭和区、瑞穂区及び港区の4区内に12基、小牧市内に5基、豊田市内に4基、豊橋市内に3基を、今年度中に整備することとしております。
令和3年9月議会
警察本部(交通部)
(順番9番)自由民主党 ますだ裕二議員(名古屋市中区選出)
(質問要旨)
2.視覚障がいのある方の支援について
(2)高度化PICS(ピックス)の体験会や事前の意見交換会の開催について、愛知県警としてどのように考えられているのか教えてください。
(警察本部長答弁要旨)
次に、高度化PICSの体験会等の開催についてのご質問にお答えいたします。
高度化PICSは、当県では初めて導入されるものであり、全国的にも少ないことから、多くの方々にとって馴染みが薄いものと思われます。
また、高度化PICSを利用するためには、スマートフォン等の携帯端末の使用が前提となりますが、視覚障害のある方の中にはこうした機器に不慣れな方も少なくないものと認識しております。
こうした中で、実際のシステムを用いた体験会や事前の意見交換会等の機会を設けることは、高度化PICSに対する理解を深め、安心してご利用いただくために有用でありますので、視覚障害者団体等と連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。
また、新聞にも取り上げていただきました。