こんにちは、宮本です。
神社人情物語、完結編です。
前回から1週間後…
巫女A「ちょっと聞いてよ、やっぱり私ダメ、派遣の佐藤さん、我慢できない。宮司の北見さんに話そうかと思うわ。指示したことをちゃんとやらないのよ。」
巫女B「やっぱり?私もそれ感じてたー。To do リスト作れって言ったんだけど、何て言ってきたと思う?“前のところでは、to do リストとか計画を立てるってことは神への冒瀆ってことで禁止されてたんで”って言うのよ。でさ、前は教会でしょ、だから、外資と日本企業じゃ勝手が違うのよって言ってやったらさ、“えっでも2つ前は私も神社でしたから”って」
巫女A「それ、私も聞いたわよ。でも、どこの神社にいたか知ってる?それ聞いて私は納得したわね。“浦上神社”よ」
巫女B「浦上神社?あれって、最近のパワースポットブームに乗ろうとして、ビジネスマンが作った神社でしょ?」
巫女A「そうそう、ベンチャー系よ。オープニングイベントにはホリエザエモンとか、オタミの社長とか、カズマカズヨさんとかコッテリ系の人を招待してテレビに出てたあそこよ」
巫女B「っていうか、私の友達、前にあそこにいたんだけど、宮司の部屋っていうか、社長室に行くと、お経とか仏典の横に神田昌典さんの本がズラーッと並んでるってよ。むしろそっちの本の方が多いって。入社初日にCDが配られるらしいんだけど、普通“お経の練習用CDかな”って思うじゃない。そしたら、神田さんと本田健さんの対談CDでテーマは“いかにパワースポットとしての口コミを起こしていくか”ってことらしいのよ。」
巫女A「噂だけど、人の入れ代わりもホント早いっていうよね。」
巫女B「そうそう、だから、業務が周ってなくて、メチャクチャだって。ヤマトの着払いの荷物届いて、仮払い金がないときなんか、賽銭箱に手を突っ込んで払ってたらしいから。」
巫女A「でもさ、それ浦上社長はなんか言わないのかな?」
巫女B「それがさ“オマエ、危機管理力が高いな。けど、客の前ではヤルなよ”って言うんだって。それって違うわよね。ちなみに、社長が出勤してアサイチでヤルのが賽銭のカウントだって」
巫女A「そうそう、私の友達が1円玉を賽銭に入れたら、浦上社長に舌打ちされて、思いっきり睨まれたたらしいわよ。音で分かるみたい。余談だけど、浦上社長って本当はロンゲなんだけど、仕事中は坊主のカツラをかぶってるみたいよ」
巫女B「で、お賽銭が多かった日は必ずスタミナ太郎にみんなで打ち上げに行くらしいのよ。」
巫女A「スタミナ太郎ってあの、寿司と焼肉食べ放題の?」
巫女B「そうそう、今日は無礼講で~なんて行ってしょっちゅうらしいわよ。ヘタしたらプロ野球選手より、寿司と焼肉食ってるんじゃねーか、くらいらしいわ。」
巫女A「まーねー、そういうところにいた子なら仕方ないわよねー」
神社の平和な毎日は続く…
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