【日刊】是々非々ブロマガ【02月21日号】 | 嶽正義 チバを盛り上げる!
【編集前記】

今日のブロマガでは「民主党」について書いています。
いよいよ民主党が党の存続を賭けた最後の勝負に打って出てきました。
果たして勝負の結末が分かる夏の参院選ではどの様な結果が出るのか。
『消費増税』の話しも絡めながら書いています。


■最後の勝負を賭けてきた民主党

民主党が党の存続を賭けた最後の勝負に打って出てきました。
このまま”座して死を待つ”より、”いっそ打って出て散り花を咲かそうぞ”という心境か。
岡田克也代表も遂に勝負に出ましたね。

民主党は第24回参院選で勝たないと間違いなく党の存続が危ぶまれます。
夏の参院選で勝つ為には北海道第5区、京都第3区での補選にも勝たなければなりません。
その為の”切り札”として消費増税反対を維新の党と共に掲げる方針で一致。

毎日新聞 2016.02.19
消費増税:軽減税率撤回なければ反対 民主・維新が合意

参院選で民主党が自民党に勝つには消費増税反対しかありません。
少なくとも軽減税率の撤回を自公がしない限り、民主党は消費増税に反対の立場。
これなら維新をはじめ、共産社民生活とも政策で共闘することが可能です。
自民党もこのまま粛々と消費増税を推し進めようとすれば厳しい戦いを強いられそうです。
安倍晋三首相は今のところ消費税を上げる方針を崩していません。

毎日新聞 2016.02.19
安倍首相:消費税10%超、任期中は否定

■民主・維新が石を投げたことで政局にも大きな影響が

19日の衆院予算委の集中審議で安倍首相は以下のように答弁しています。

10%への引き上げに関して
「引き上げの結果、経済が減速し、税収が上がらない状況をつくるのでは意味がない。」
「現在の段階で、消費税を上げないと判断する状況にはない」

この発言は2014年11月18日の「延期表明」以来、一貫しています。
しかし何度も書いていますように、今夏には参院選を控えています。
このまま選挙戦に突入しても自民党にとって大きな逆風が吹き荒れる選挙になります。
それが分かっているのにみすみす消費増税を掲げて選挙戦を戦うでしょうか?
改憲に必要な3分の2を確保できるどころか、再び「ねじれ国会」へと突入してしまいます。
参院選で大敗を喫すれば、強い安倍政権でも退陣を余儀なくされるでしょう。
しかし公明党の肝いりでもある「軽減税率」を撤回すれば自公の間に隙間風が流れます。
民主・維新が石を投げたことで、政界に大きな波が立ち始めました。
もしかしたら1999年から続いている自公政権の終わりの始まりになるかもしれません。
安倍政権としても大きな山場であり、難局を迎えることになりました。

■野田前首相との新旧首相対決

民主党が攻勢を賭けてきたなと思ったのは野田佳彦前首相が予算委の質問に立った時です。
首相経験者が予算委員会で質問者として立つのは異例のこと。

産経新聞 2016.02.19
【衆院予算委】新旧首相対決を終えた野田前首相のぶら下がり・詳報
「ドヤ顔で言うな!」安倍首相との論戦に怒り炸裂
「ウソつき呼ばわりされた悔しさは腹におさえながら…」


民主党にはもう1人首相経験者がいます。
あえて説明するのも何ですが、管直人元首相です。
管元首相も弁舌は元々上手いのですが、如何せん”失言”が怖い。
質問者に立たせて失言でもされた日には逆効果。
そこで経済にも強く、失言が少ない野田前首相に白羽の矢が立ったのでしょう。

■格の違いを見せつける結果となった新旧首相対決

結果的に、今回の新旧首相対決は野田前首相に軍配が上がったように見えました。
今まで予算委員会で質問に立った議員とは申し訳ないですが「格」が違います。
そこは仮に民主党と言えども首相経験者。
やっぱり風格を感じました。

特に「定数削減」については当事者であった野田前首相ならではの質問。
さすがの安倍首相も若干の引き目を感じたのか答弁がやや苦しそうでした。
民主党執行部からしたら”してやったり!”だったんじゃないですかね。
これからは『定数削減』と『社会保障と税の一体改革』の二本柱で攻勢をかけることができる。
小童(こわっぱ)のスキャンダルを追求するよりもよっぽど価値ある質問です。
野党は野田前首相が作ってくれた良い流れを生かすべき。
もう一度政権交代を実現しようと思っているのであれば最後のチャンスだと思うべきです。

■民主党には国家観をもう少し何とかしてもらいたい

自民党の『社会保障と税の一体改革』には正直、期待できません。
例えば安倍首相が「将来は首相候補に」「極めて有力」と挙げた稲田朋美衆院議員。

産経新聞 2016.02.18
安倍首相「将来は首相候補に」「極めて有力」  稲田氏、森氏名指しで

稲田氏も安倍首相と同じく「消費税は上げていくべきだ」というお考えです。
以前から知っていたので今更驚きはしません。
驚きはしませんが、個人的には納得できません。

「安倍政権のアベノミクスの効果がやっぱり出てきて、デフレからの脱却の明るい兆しがある」
「日本経済自体の単に金融だけじゃなくて、日本経済自体を強くしていくことが凄く重要」
(※2016/2/18 ザ・ボイス 青山繁晴×稲田朋美自民党政調会長より)

だから消費増税なんですか?
個人消費が更に冷え込んでしまったらアベノミクスもへったくれも無くなってしまいますよ。
8%に上げた時点で経済の専門家のほとんどが『失敗』だったと言っています。
にも関わらず消費税率を10%に引き上げて個人消費を更に落ち込ませるのは愚の骨頂。
全く支持できません。

稲田氏の国家観は支持できるだけに残念ですね。
安倍首相も同じくなのですが、安全保障や外交政策に関しては頼もしい限りなんです。
(※日韓合意に関しては異論あり)
民主党には逆に国家観で信用できない政治家が何人かいます。
それらの人物が政権の中枢を担うことが気がかりです。
中にはこの政治家は本当に日本の政治家なのか?と見識を疑ってしまう議員もいます。
もし政権を奪取するつもりがあるなら、もう少し国家観を何とかしてほしい。
そう民主党にはお願いしたいですね。

■民主党の右よりの候補者と日本共産党の候補者が共闘できるのか

産経新聞 2016.02.19
共産提唱の国民連合政府構想 理解得られず”撤回”
参院選の野党共闘優先も…先行き不透明


野党にはもう少し頑張ってもらいたいが、野党共闘に関しては慎重になってほしいですね。
政策点で一致できる項目が現時点で少なすぎます。
旗印は『安倍政権打倒』
この点に関しては野党5党で一致しています。
『消費増税に反対』でも共闘できるでしょう。
しかし他の点では果たしてどこまで共闘できるのでしょうか?

例えば民主党にも自民党や日本の心を大切にする党のように”右より”の候補者もいます。
(※自民党に関しては必ずしも右よりな議員ばかりとは言えませんが…)
そういう候補者と日本共産党の候補者が共闘することができるのか。
選挙区の調整をする時に県連からの反発が起きないのか。
また候補者が少なくなるということは、それだけ選択肢も少なくなるということになります。
それで投票率が伸びるのか等、積み残した課題が沢山ありますよね。

■関ヶ原の戦いの西軍と被る

歴史が好きな私の目には関ヶ原の戦いの西軍にどうしても見えてしまいます。
参院選の旗頭は民主党の岡田克也代表。
関ヶ原の戦いの西軍・石田三成と同じ立場です。
選挙区が九州だから小西行長を維新の党の松野頼久代表。
『打倒・徳川家康』=『打倒・安倍晋三』を旗印にして挙兵に及びます。

関ヶ原の戦いは小早川秀秋の寝返りがなければ西軍が圧倒的に優位な戦いでした。
ところが小早川の寝返りによって形勢が一気に変わります。
その後、寝返り者が続出して西軍は圧倒的な大敗を喫しました。

安倍晋三という政治家が徳川家康だとしたら黙って負け戦をするとは思えません。
必ず参院選までに劣勢を覆すような手段を講じてくると考えます。
安倍政権を裏方で支えている菅義偉官房長官は本多正信ばりの”策士”。
菅長官にも”ポスト安倍”のチャンス。
麻生太郎財務大臣だって再登板の機会を狙っています。
安倍政権を支える重要閣僚は、夏の参院選で自民党が勝たなければ次が無くなります。
それが分かっているからこそ自民党を勝たせる為に必ず手を打ってきます。

その手として一番に考えられるのは『消費増税の再延長or凍結』
これが一番国民に分かりやすいですし、選挙の票に繋がりやすい政策です。
更に3分の2を獲得する為の”ウルトラC”を用意している可能性があります。
この手を打たれたら野党5党に選挙戦での勝ち目が無くなります。
勝ち目が無いと分かった時点で、野党の共闘体制も瓦解。
何とか維持できていた民主党の岡田‐枝野体制も内部闘争が再燃して解党に向かうでしょう。
これらは私の単なる妄想でしょうか?
今夏の参院選は日本の今後の行方を左右するような大きな選挙になると思っています。
安倍政権は「絶対に勝てる!」と踏んだ時点で衆参ダブル選に打って出るでしょう。

私が願うのは、今度の選挙で国政をダメにしている政治家が国会から去ることです。
安倍政権が良いとか悪いでなく、「オール日本」で国難に立ち向かっていってほしいのです。
こんな足の引っ張り合いができるのは日本が平和だから。
しかし有事の際、本当に日本国民の生命と財産を守ることができるのかは疑問が残ります。
目に見えない範囲で確実に”国難”は迫ってきているのです。
だから何時までも足の引っ張り合いを国会内でやり合っている場合ではないんですね。
私がこのブロマガを通じて伝えたいことはそういうことなのです。

国内で「安保法案廃案」を提出している隣で中国は確実に着実に軍事化を進めています。
中国の立場で考えたら、日本ほどやりやすい国はないでしょうね。
全く情けない限りです。

■今や米国のみに頼っていられなくなってきた日本の安全保障体制

産経新聞 2016.02.19
【緊迫・南シナ海】「米高官・明らかな軍事化」 中国の自衛主張に反論

以前から書いていますように(戦争法)と揶揄している方はどう考えているのでしょうか。
中国の軍事化は今後も益々進展を見せます。
スプラトリー諸島の軍事拠点下に成功したら、次は日本の沖縄県がターゲットになりますよ。
現に中国は沖縄にも目に見えない形で侵略をしてきています。

時として目に見えるものよりも、目に見えないものの方が怖かったりします。
これも決して妄想なんかではありません。
日本国民の美徳で物事を判断したら中・韓・朝との外交は絶対に上手くいきません。
ロシアもそうですが、外交が本当に強(したた)かです。
こうして日本が手をこまねている隙に、中国は外堀をどんどん埋めてきています。

今までなら米国頼みで何とかなったかもしれません。
しかし中国の目覚ましい台頭を前に、今や米国のみに頼っていられなくなってきました。
それが今の日本をとりまく安全保障体制。
そのことを残念ながら分かっていない政治家が多すぎます!
だから中・韓・朝にいつまでもなめられてしまうのです。

日本の領海を一歩でも出たら、既に抜き差しならない事態になっています。
このことが分かっていれば安保法案の廃案を提出することなんてできないと思うのですが…。
今こうしてブロマガを書いていても情けなく、そして悲しくなってきますね。
日本人はもう少し世界情勢に目を尖らせる必要があります。


【鴎日記】「小技のミスを極力減らすためのオープン戦」

いよいよ21日からオープン戦が始まりました!
野手は伊東勤監督が掲げている「小技が試合でどれだけできるか」が試されます。

日刊スポーツ 2016.02.20
「小技が試合でどれだけできるか」/伊東監督

試合でバントのサインがほぼ出ないのはデスパイネとナバーロの両外国人選手。
日本人選手でも井口サブロー福浦のベテラン選手くらいじゃないですか?
中軸を打つことが多くなりそうな角中清田だって大事な局面ではサインが出るでしょう。

大事な局面で小技をいかに100%近く成功させることができるか。
小技というのはバントだけではありません。
エンドランや右打ち等も当然含まれてきます。
技術はもちろんですが、プレッシャーのかかる場面でいかに決めることができるのか。
とくに脇役的なポジションを担う選手たちはオープン戦でその力量が試されます。

伊東監督は三振を嫌う監督です。
長打が少ない分、先頭バッターが出塁したら、とにかく次の塁に進める采配をとります。
そこで三振をしてしまったり、失敗を繰り返すような選手は起用されなくなるでしょう。
選手たちには、とにかく実戦で小技をミスしない技術とメンタルを身につけてもらいたいです。

それと1つマリーンズ情報で気になるのはこちらのニュース。

サンスポ 2016.02.20
ロッテ・デスパイネ、リーグフル参戦で来日延期

昨年に続いて主砲のデスパイネの来日が遅れています。
2015年シーズンは4月11日に来日で、15日が初出場でした。
2016年シーズンは3月上旬の来日で、オープン戦初出場は3月8日が有力とのこと。
開幕には間に合うから良いと思うべきか、今年も過度な期待は酷と思うべきか。。。

チームの野手では最高年俸となる2億5000万円(推定)の契約を結んでいます。
今年は2年契約の2年目。
昨年のように夏場以降の大事な時期に”ガス欠”を起こすようでは困ります!

ナバーロの状態が良さそうなだけに、今年はデスパイネもうかうかしていられません。
打率.280 本塁打30 打点100以上は当然、数字としてクリアしてもらいたい選手。
キューバリーグでの疲れを完全にとり、フレッシュな状態で来日してもらいたいですね。

[観戦成績] 000
[通算成績] パ・リーグ -位  000

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