【日刊】是々非々ブロマガ【02月22日号】 | 嶽正義 チバを盛り上げる!
【編集前記】

今日のブロマガでは2月17日号に引き続きまして『千葉県の魅力を再発見!』シリーズ。
私がこれまでに旅してきた中から選りすぐりの千葉県をお届けしてまいります。
今回の舞台は「九十九里浜」。
九十九里浜の外房エリアを北から南へと少しずつご紹介してまいります。


■国道124号線編

●九十九里浜って?

1991年にはMi-Keが歌う『想い出の九十九里浜』がヒット。
全国的にも名の知られた海岸です。
そもそも九十九里浜とはどんな海岸なのか。
九十九里浜とは千葉県房総半島東岸にある、刑部岬と太東崎の間の、
太平洋に面している全長約66メートルの海岸のことを言います。
日本の白砂青松100選と日本の渚百選にも選定されています。

●九十九里の名称と由来

古名は玉浦(玉の浦)。
鎌倉時代に源頼朝公の名で一里毎に矢を立てたところ、
99本に達したという伝承から「九十九里浜」と言われるようになったという説が有力です。
(※Wikipediaの九十九里浜を参照)

厳密にいうと銚子市は「九十九里浜」の中には入りません。
九十九里浜が入るのは旭市匝瑳市横芝光町山武市九十九里町大網白里市
白子町長生村一宮町いすみ市まで。
しかし房総半島東岸を観光で訪れて銚子市を外すルートは組みづらいのです(笑)
JR東日本の総武本線の終点でもありますしね。
ということでやっぱり最初は銚子市をご案内いたします。

銚子市は千葉県の北東部に位置する市です。
全国屈指の「漁港の町」としても広く知られています。
気候は周囲を海に囲まれているので海洋性気候。
年間の平均気温が約15℃で夏涼しく冬暖かいと言われています。

また銚子市は『日本一早い初日の出』を見ることができることでも知られています。
毎年、元旦になるとJR東日本から初日の出号が出ています。
日本最東端の犬吠埼で、温泉に入りながら見る”日本一早い初日の出”は最高です!
日本人なら一度は味わっておきたい贅沢と言っても過言ではないでしょう。

特産品はやっぱりイワシ。
特に6月~8月頃に水揚げされるイワシは「入梅イワシ」といわれる銚子を代表するお魚。
銚子に来たら一度はイワシを食べてみてください。
というよりもイワシを食べずに帰らないでくださいね(笑)


”鉄ちゃん”じゃなくとも一度は乗って欲しいのが銚子電気鉄道株式会社の「銚子電鉄」。
鉄道事業では銚子駅と外川駅間(6.4㌔)を結んでいます。
何度となく赤字経営による経営危機で、その鉄道事業の存続が危ぶまれることがありました。
しかし副業の”ぬれ煎餅”の製造・販売で何とか経営の維持が今日までできています。
銚子電鉄の終着駅となる外川駅の一つ前、犬吠駅で下車してみてください。
駅を降りるとぬれ煎餅の良い香りがしてくるはず。
犬吠駅の駅舎では、焼きたてのぬれ煎餅を食すことができます。

銚子市の魅力を一通りお伝えしたところで「国道124号線」のお話し。
国道124号線の起点は銚子市、終点は茨城県水戸市
総延長は99.7㌔。
しかし途中で国道51号線との重複区間があるので、実質は鹿嶋-銚子間の約35㌔。
また起点となるのは上記でも示しているように銚子市。
ですが国道124号線が千葉県内を走っているのは銚子市内の1㌔ちょっと。
銚子市役所を北上し、利根川を渡ればすぐに茨城県神栖市に入ります。

千葉市で暮らしていると茨城県は凄く遠方に感じます。
しかし銚子市は利根川を挟んで神栖市と間近に接しています。
こうして考えてみると茨城県って身近なんですよね。
銚子は年間通して暮らしやすい土地なので、暮らすにもオススメの土地でもあります。
まだ訪れたことが無い方は是非一度訪れてみてください。


■片貝県道編


片貝県道は千葉県東金市から千葉県山武郡九十九里町を結ぶ県道。
正式名称は「千葉県道25号東金片貝線」といいます。
起点となる東金市と、終点の九十九里町をほぼ直線で結ぶ全長約8㌔の県道です。

私がこの県道を好きな理由は幾つかあります。

東金方面から九十九里の海へと向かっていく道中の高揚感がたまらない
九十九里平野の自然と大地を堪能することができる
周囲に高い建物がないので落ち着く

この他にも郷土料理が美味しいとかも含まれています(笑)
道路の特徴としてはサーファーが車で、一年中この県道を利用している印象があります。
また車がメインなので、片貝県道を歩いている姿をほとんど見かけません^^;
終点の片貝に到着すれば目の前にはすぐ九十九里の海が視界に入ってきます。

私が千葉県に惚れ込んで暮らし始めたのが2012年の9月でした。
それから約3年半の月日が流れましたが、千葉県に対する郷土愛は増すばかりです。
心の底から千葉県に越してきて良かったなと今は思っています。


県内のオススメ観光スポットは沢山あれど、中でも大好きなのが九十九里浜。
この地に来ると心が凄く落ち着きます。
そして大好きな九十九里浜をずっと眺めていたい!!
そういう思いから宿泊したのが国民宿舎 サンライズ九十九里

このホテルの長所は、リーズナブルに宿泊することができること。
朝晩のご飯がついて10,000円を少し超えるくらいで泊まることができます。
夏場の繁忙期は混み合いますが、繁忙期を外せば予約すると大体宿泊することが可能です。
私の楽しみ方は朝、早起きをして太平洋からの日の出を見ながら温泉に入ること。
ゆっくりと昇りゆく太陽を見ながら入る温泉というのは極上の贅沢です。

また今の季節ならイチゴ狩りもオススメですね。
山武市の成東方面へと車で行けば「ストロベリーロード」という道があります。
ここは関東でも有数の美味しいイチゴが食べられることで有名なエリア。
例年だと大体5月頃までイチゴ狩りを楽しむことができます。
詳しくは千葉県 山武市成東観光苺協会のホームページをご覧ください。


今回、私がランチを食べるのにお邪魔をしたお店は海味の房 大輪さん。
チバテレで2014年、2月8日に放送された熱血BO-SO TVでも取り上げられたお店です。
やっぱりテレビで放送されると行きたくなるのが人情(笑)


早速行ってまいりました。
九十九里町といえば、やっぱり銚子市と同じく”イワシ”です!
美味しいイワシが食べたいので早速注文。
すると肉厚の「真いわし」のお刺身が出てきました。
おろし生姜とネギを薬味にしていただきました。
九十九里町産のいわしは最高ですね!!
私はこういう地場産の食材に滅法弱いのです。

実はもう1つ楽しみにしていたことがありました。
それは実は肉料理。
九十九里で肉料理?!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし千葉県は牛・鶏・豚肉の畜産も盛んなのです。


一昨年から千葉県産の牛・鶏・豚肉を使った料理の食べ歩きにはまって時期がありました。
そういうこともあって、実は千葉県産のお肉料理を食してみたかったんです。
念願叶って大輪さんのステーキを食べることができました!
千葉県産のブランド畜産物は世界でも充分通用する実力があると確信しましたね。
魚ももちろん美味しいのですが、実は肉も美味しいのが千葉県の魅力。
千葉にお越しの際は、是非!千葉の畜産もご賞味くださいませ。

公益社団法人 千葉県畜産協会


■外房黒潮ライン編



外房黒潮ラインが走っている御宿町
その「外房黒潮ライン」は道路愛称名。
正式には国道128号線(起点:館山市-終点:千葉市中央区 総延長132.6㌔)の経過点の一つ。


御宿町はJR外房線の御宿駅を挟んで海側と山側に分かれています。
海側にはリゾート風マンションを中心とした南国風のイメージ。
訪れた方は海側の方が御宿町の印象として強く残っていることでしょう。
海側には「月の沙漠」で有名な月の沙漠記念館もあります。

●月の沙漠記念館とは・・・

月の沙漠の作詞家であり、御宿をこよなく愛した詩人「加藤まさを氏」。
氏の作品や資料、御宿にゆかりのある文人や画家たちの作品の紹介など、
伝統ある御宿の再発見と、新たな文化の創造を目指して建てられた記念館です。
(※参照元:御宿町観光協会公式サイト

観光を主目的としている人達の大体は海側に行くことが多いですね。
波が良いので、都内からサーファーが多く訪れることでも知られています。


一方で山側は宅地開発されていまして、閑静な住宅街といった感じがします。
折角なので、あまり知られていない山側の方をまずご紹介いたしましょう。
閑静な住宅街を抜けていくと、おんじゅくフロンティア・マーケット「牛舎8号」が見えてきます。


文字にすると一瞬ですが、歩いて行こうとすると相当にハードです(笑)
私は現地まで徒歩で向かいましたが、徒歩で行く人は稀だと思います。
行かれる際は車で行かれることを強くオススメいたします^^;
それくらい田舎ですし、周囲にはほぼ何もありません。
また山ですので気温が海側と明らかに違います。
冬場は暖かい服装で行かれることを同時に強くオススメいたします。
逆に夏場は幾分涼しく感じられるので、キャンプをするのに適しています。

「牛舎8号」に行かれる際は、産みたての卵を買っていってくださいね。
あまり知られていませんが、御宿町の卵は本当に美味しいです。
TKG(※卵かけご飯)にして食べたら、それだけでご飯3杯はいけます(笑)
あと近くにドッグランもありますので、ワンちゃんと一緒に楽しむこともできます。

次に海側です。
御宿町に行ったら「房州えび」は絶対に食べていってくださいね。
房州えびの漁獲高が全国1位なのが我が千葉県。
冬場の房州えびも、また美味しいので外房に出かける際は自然と食べたくなります。
ちなみに毎年、6月と7月は禁漁期間
この2ヶ月間は房州えびを基本的に食べることができません。
ですから房州えび目当てで行かれる方は、必ずこの2ヶ月は外した方が賢明です。


ご紹介していたら美味しい房州えびが食べたくなりました!
そんな私がお邪魔をしたのが、御宿海岸が一望できるところにあります旅の宿浜よしさん。
御宿温泉と房州えび・あわび等がとっても美味しい海の幸が自慢のお宿です。


ここで私は人生”初体験”をしました。
それが写真(右上)にありますタコの卵。
皆さんはタコの卵って食べたことありますか?
外房エリアでは、タコもよく獲れますので珍味として卵が出てくることもあるとのこと。
(※御宿町から近い、いすみ市にある大原漁港のタコも美味しいので食べてみてください)
これがまた美味しくてご飯のおかずによく合います!

房州えびをはじめ、美味しい海の幸が食べたくなったら御宿町をオススメします。
東京駅や新宿駅から特急電車(わかしお号)も出ています。
都内からでも日帰りで充分楽しむことができる、日帰りスポットとしても魅力的な町。
ご紹介しましたように、海側・山側とそれぞれの特徴にあった楽しみ方ができます。
海では美味しい房州海老や鮑、山では産みたての卵を使ったTKGを食べにきてくださいね♪


■勝浦ビッグひな祭り編


今年もこの季節がやってきました。
何の季節がやってきたかと言いますと。。。
そうです!!2016かつうらビッグひな祭りです。


私は2012年から4年連続で勝浦市を訪れています。
2016年の開催期間は2月26日(金)~3月6日(日)までの開催を予定。


●かつうらビッグひな祭りとは

2001年に全国勝浦ネットワークの縁により、
徳島県勝浦市よりおよそ7,000体のひな人形を里子として譲り受け、
ここ千葉勝浦でも「かつうらビッグひな祭り」が開催されました。
「かつうらビッグひな祭り」は開催期間中、勝浦市芸術文化交流センターをはじめ、
市内各所に30,000体のひな人形が飾られ、街はひな祭り一色!
市内浜勝浦の遠見岬(とみさき)神社の60段の石段一面におよそ1,500体の人形が飾られ、
夕暮れ時からライトアップされます。
期間中は、子ども達が稚児の衣装で統一したひな行列や盛り沢山のイベントや、
土日は歩行者天国になり各種出店が行われます。
(※参照元:かつうら潮風散歩道より)

勝浦市といえば「鰹」ですね。
旬はもう少し暖かくなってからですが、今の季節でも充分美味しいです!
あとはやっぱり「朝市」でしょう。
日本三大朝市の一つにも挙げられるほど、勝浦市の朝市は全国的にも有名です。
朝市では地元で獲れた新鮮な農水産加工物をその場で食べることができます。
お値段も大変お安くなっていますので、色々と食べ歩きすることも可能ですよ~。

また今の時期はまだ寒いです。
そんな今の時期にピッタリなのが勝浦タンタンメン船団の勝浦タンタンメン。
町歩きの前に、勝浦タンタンメンを食べて体を温めれば楽しさも倍増!
あのB-1グランプリでは遂に念願だったゴールドグランプリを受賞!!
今や勝浦市および千葉県を代表するB級グルメとなりました。


かつうらビッグひな祭りは目で楽しみ、「房州」の食が一杯堪能できるイベントです。
また町の人々も優しいので、心と体が同時に暖かくなるイベントでもあります。
一足早い春を感じに、勝浦へ多くの方に足を運んでいただければ嬉しいです。