嬉しいメール from 大阪 | マサミのブログ Road to 42.195km

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先日お邪魔した大阪・千里中央のたこ焼き屋さんで、お店のスタッフの女性が聴覚障害のある私(マサミ)に丁寧な対応をしてくれたことが嬉しかったので、帰宅してから、このような↓お礼の手紙を出しました。

 

 

たこ焼 和楽路屋様

 

拝啓

私は6/3(月)の午後3時ごろ、貴店にお邪魔した●●(本名)と申します。その際、とても有難い対応をしてくださったのが嬉しくて、お礼の手紙を差し上げることにしました。

 

私が入店した時はカウンターの中で女性スタッフの方が、たこ焼を焼いていました。私は聴覚に障害があり、両耳に補聴器をしています。女性スタッフの方はそれに気がつくと、さっとマスクをずらして、唇の動きが見えるようにしてくださったのです。これは私のように耳の悪い人間にとっては、とても有難いことでした。

 

おかげで注文などのやりとりもスムーズに出来て、たこ焼を美味しくいただくことが出来ました。お店を出る時にひとことお礼を言いたかったのですが、休憩時間か何かでいらっしゃらなかったので、この手紙であらためて感謝の気持ちをお伝え致します。本当にありがとうございました。

 

あの日、私は万博記念公園に用があり、その帰りでした。お腹が空いていたので遅いランチを食べようと思い、食堂街をぐるぐる歩いているうちに和楽路屋さんを発見し、飛び込んだのでした。

失礼ながらお店の名前は存じなかったのですが、スタッフの方の温かい対応もさることながら、たこ焼もとても美味しく、あとで検索しましたら長い歴史のあるお店だったのですね。地元の方に愛され続けて来た理由が分かるような気がしました。

 

私は横浜在住ですが、大阪には知り合いも多く、2~3年に一度はお邪魔しています。これからは大阪に行った時は和楽路屋さんに必ず寄らせて頂きますので、どうぞよろしくお願いします。

 

末筆ながら、和楽路屋さんのますますのご繁盛と、スタッフの皆さまのご健勝を心よりお祈り申し上げます。

敬具

 

 

手紙には私の本名とメールアドレスだけを書いて投函しました。するとほぼ3週間が過ぎた今日(土曜日)、お店から返信のメールが届いたのです。ご紹介しますね。

 

 

●●様。メールにて失礼いたします。

 

この度は嬉しいお手紙大変ありがとうございます。頂いたお手紙はスタッフ皆で読ませて頂きました。勿論お手紙の該当するであろう女性スタッフもお手紙を拝見させて頂きました。

本人は当然の事をしたまでと恐縮しつつも、今回はこのようにご丁寧にお手紙まで頂戴し大変喜んでおりました。こちらこそこの度は素敵なお手紙本当にありがとうございました。

 

最後に大変差し出がましくはございますが、●●様が来阪されました際は、是非また当店にお立ち寄り頂けると幸いでございます。この度はご厚情を賜り誠にありがとうございました。 

和楽路屋店主 ◇◇

 

 

いやぁ、嬉しいですね!心と心が通じた!という感じ。私はあの女性スタッフさんに届けばいいなと思って手紙を書いたのですが、お店の皆さん全員で読んでくださったとは、とても有難いことです。

さすが、たこ焼きひと筋で47年の歴史を誇る和楽路屋さん。ますます好きになりました。早いうちにまた行かなくちゃ! そして大阪という街自体も、ますます大好きになりましたよ。もうビバ!大阪!って感じまじかるクラウン もう今年の優勝は阪神とオリックスでいいです爆  笑飛び出すハート

 

 

 

 

そして思ったのは、こういうご縁の繋がりみたいなことが旅の楽しさであり、醍醐味だなぁということ。

去年やきものを見に岐阜の多治見へ行った時、歩いていて困ったあげくにイチかバチかで飛び込んでトイレをお借りしたお寺のご住職様とも、その後は年賀状をやりとりする関係になれたし。(この時もお礼の手紙と崎陽軒のシウマイをお届けしたのでした。何かというとシウマイ爆笑) 

 

やっぱり私は「性善説」を信じて生きたいと思います。

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

 

なお、たこ焼の翌日、岡山で吉行淳之介さんの生家跡を案内してくださった老舗の和菓子店「松壽軒」さんにも礼状とシウマイをお贈りしましたが、先だってお礼の電話を頂戴しました。

手紙には電話番号は書かなかったのに?と思ったのですけれど、宅配便の送り状に書いておいたのをご覧になったそうです。こちらが恐縮するほど感謝してくださって、良かったなと思いました。松壽軒さんにも、必ずまた寄らせてもらわなくちゃ!