スイッチバック。そして最近、読んだ本 | マサミのブログ Road to 42.195km

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こんにちは。ブログには毎日一度は目を通していますが、コメント頂いても返信が遅くなっていてすみません。

 

今は、たまたまなんですけど、自分に課された(課した)タスクがいくつか重なっていて、それを消化するのと、例の「懸案事項」への対応で多忙です。

今の自分の状況をイメージすると、急な坂を登る列車が、何度もスイッチバックして右に左に方向を替えながらなんとか頂上を目指している…そんな感じです。頂上を過ぎれば下り坂になって楽になるはず。

 

(スイッチバックってご存知ですよね?蛇足ですけど「トレたび」のサイトからお借りした画像↓を載せておきます。私の身近だと箱根登山鉄道にもあって、先頭の車輌に乗っていたと思うと、いつの間にか最後尾になっていて驚くやつ)

 

 

 

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腰痛で最後に走ったのが4/10。ようやくジョギングを再開したのがGW明けですから、1か月ほどブランクがありました。走っていないと、当然ですけどその分だけ時間に余裕が生まれるので、本を読んだりDVDを観たりCDを聴いたりして過ごす時間が増え、「こういう時間もなかなか貴重だよな」と思いました。

 

最近読んだ本をご紹介します↓

 

 

ここに挙げた4冊には共通したムードがあるなと感じました。それは「孤独」「疎外感」「狂気」「老い」「別れ」そして「死」です。暗いワードばっかりですねぇ。別にそれを意識して選んだわけではないのですが、結果的にそうなってしまった。

 

松村雄策さんのエッセイは2022年に70歳で亡くなる直前まで連載されていたもので、若い頃に松村さんが聴いていたミュージシャンが亡くなった話などが多く含まれていて、読んでいてもちょっと寂しくなります。

 

佐藤泰志さんは、たしか松村さんの別の本で名前を知った作家で、いつか読もうと思っていた人。この『きみの鳥はうたえる』の他にも『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』『草の輝き』『夜、鳥たちが啼く』など原作がたくさん映画されているのを知って驚きました。

芥川賞に5回ノミネートされたのに受賞できず自死された方なので、ご遺族に映画の印税などがきっちり渡っているといいなと思います(大きなお世話ですけど)。なお私は映画はどれも未見。

 

島尾敏雄さんの名前は吉行淳之介さんのエッセイにたびたび出て来るので知っていましたが、私は初めて読みました。吉行さんは若い頃に島尾さんの作品を夢中になって読んだそうです。ちょっと、分かる気はしました。

 

サリンジャーは『ライ麦畑でつかまえて』が有名ですが、私は若い頃に初めて読んだ『ナイン・ストーリーズ』で一気に引き込まれました。最近BS放送でドキュメンタリーが放送されたのを見て、何十年かぶりに読んでみたくなった次第。サリンジャーについては、近いうちにあらためて書いてみようと思います。

 

 

なんのオチもない記事ですけど、まぁ、こんなふう。