経営分析「借入金依存度」
借入金依存度
●定義
借入金依存度は、総資産に対する資金調達を有利子負債でどの程度賄っているかを示す指標です。この比率が小さければ小さいほど有利子負債に対する依存度が低く、財政状態が健全であることを示します。他人資本が大きければ返済のために資金を用意しなければなりませんし、借入金等から発生する金利負担も大きくなりますので、借入金依存度は、資金の安全性から低い方が好ましいわけです。
●計算式
長・短借入金+社債・転換社債+割引手形
-------------------------------------- ×100
資産+割引手形+裏書手形
●判定の目安
一般的に、会社が成長する過程においては、外部資金を多額に導入するケースも多く、借入金依存度だけでは会社の評価はできません。他の安全性の指標や成長性の指標なども考慮しながら分析することが必要です。
経営分析「キャッシュフロー」
キャッシュフロー
●定義
損益計算書上の費用の中には、減価償却費のような現金支出を伴わないものがあります。また、配当金や役員賞与といった利益処分による資金支出は損益計算書上の税引後利益には含まれていません。このような要素を考慮して当年度における会社の大まかな資金収支を算出したのがキャッシュフローです。この数値が大きければ大きいほど、会社の事業活動における資金収支が良好であることを示します。会社が赤字であっても、減価償却実施前で利益が出ていれば、事業活動上の資金にはある程度の余裕があることを示します。
●計算式
税引当期利益+減価償却費-配当金-役員賞与
経営分析「手元流動性比率」
手元流動性比率
●定義
手元流動性比率は、「倍」という単位で表現し、手元流動性資金が売上高の何ヶ月分に相当するかを示す指標です。この比率が高いほど会社の支払能力があることを示します
●計算式
現預金+有価証券
--------------------×100
売上高(月)
●判定の目安
手元流動性比率は、一般的に2ヶ月弱が平均です。必要以上の手元流動性資金を持っていることは資産運用上必ずしも好ましいことではなく、バランスのとれた資金運用が必要です。この指標が必要以上に高ければ、より効率的な資金運用が必要でしょう。
経営分析「経常収支比率」
経常収支比率
●定義
経常収支比率は、資金収支表における経常収支尻の比率を示します。経常収支尻が収入超過であれば100%を超え、支出超過であれば100%を下回ります。会社の支払能力を見るということでは、流動比率や当座比率が静態的な支払能力を見る指標であるのに対して、経常収支比率は動態的な支払能力を見る指標といえます。
●計算式
経常収入
--------------------×100
経常支出
* 経常収入
純売上高+営業外収益+前受金・前受収益純増高-売上債権(受取手形、売掛金、受取手形割引手形、受取手形裏書残高の合計)純増額-未収入金・未収収益純増額
* 経常支出
売上原価+販売費及び一般管理費+営業外費用-減価償却費(販売費及び一般管理費、営業外費用、製造原価明細に計上されているものの合計)+棚卸資産純増額+前渡金・前払費用純増額-買入債務(支払手形及び買掛金)純増額-未払金(未払金および未払消費税)・未払費用純増額-貸倒引当金純増額-引当金純増額(流動負債および固定負債の引当金合計)
●判定の目安
経常収支比率が100%を超えていれば通常の営業活動から生じる資金に余裕があり、100%を下回っていれば同資金が不足していることを示しますので、100%がひとつの目安になります。経常収支比率が100%を超えて大きければ大きいほど、経常収支の収入超過額が大きく、資金繰りが良好であることを意味します。
経営分析「負債比率」
負債比率
●定義
負債比率とは、自己資本と他人資本との比率を示し、自己資本比率と同様に会社の借入依存度を見る指標です。自己資本比率とは表裏の関係になります。負債比率は小さければ小さいほど、他人資本への依存度が低い安定した資本構造であるといえます。他人資本が大きければ返済のために資金を用意しなければなりませんし、借入金等から発生する金利負担も大きくなりますので、負債比率は低い方が資金の安全性から好ましいわけです。
●計算式
負債合計
--------------------×100
資本合計