経営分析「固定長期適合比率」
固定長期適合比率
●定義
固定比率が100%以下であれば理想的ですが、現実的に固定資産への投資をすべて自己資金で賄うことは容易ではありません。自己資本と固定負債とを合わせて固定資産との比率を計算したのが固定長期適合比率です。自己資本と固定負債とを合わせて長期資本といいますが、固定長期適合比率は、固定資産に投下した資本がどの程度長期資本で賄われているのかを示す指標で、固定比率と合わせて長期的な会社資金の安定性を評価するのに用いられます。
●計算式
固定資産合計
--------------------×100
固定負債+資本
●判定の目安
固定長期適合比率は低い方が資金の安定性が高いと評価され、100%がひとつの目安になります。固定長期適合比率が、100%を下回っていれば固定資産への投資は全て長期資本で賄っているといえます。これに対し、100%を超えていれば固定資産への投資が一部短期借入金によって賄われていることを意味します。
経営分析「固定比率」
固定比率
●定義
固定比率は、固定資産に投下した資金がどの程度自己資本で賄われているのかを示す指標で、自己資本比率と合わせて長期的な資金の安定性を評価するのに用いられます。固定資産は長期的に運用する資産ですから、固定資産に投下する資金はできる限り自己資本で賄われるのが理想的です。
●計算式
固定資産合計
---------------------- × 100
資本
●判定の目安
100%がひとつの目安になります。100%を下回っていれば固定資産への投資は全て自己資金で賄っている理想的な姿といえます。これに対し、100%を超えていれば固定資産への投資が一部借入金などの他人資本によって賄われていることを意味します。
経営分析「当座比率」
当座比率
●定義
当座比率とは、流動比率より厳しく短期的な支払能力を評価するために用いる指標です。当座比率は、会社が流動負債の何倍の当座資産を持っているかを示します。流動比率との主な相違は、流動資産から棚卸資産などの現金化する速度の見えにくい要素を除くことによって、より現金化する確実性が高い当座資産と流動負債とを対比している点です。
●計算式
当座資産合計
---------------------- × 100
流動負債合計
●判定の目安
一般的には200%を超えることが望ましいとされています。当座比率が100%を下回る状態であれば、短期的に支払うべき債務が短期的に現金化する資産を上回り、資金的に好ましくない状態にあると言えるでしょう。
経営分析「流動比率」
流動比率
●定義
流動比率とは、会社の短期支払能力を評価する指標です。流動比率は、会社が流動負債の何倍の流動資産を持っているかを示す比率であり、会社が、短期的に支払うべき債務の何倍の短期的に現金化する資産を持っているかを意味します。金融機関が、相手の支払能力を検討するためにも重要視される指標です。
●計算式
流動資産合計
---------------------- × 100
流動負債合計
●判定の目安
一般的には、150%を超えることが望ましいとされています。流動比率が100%を下回る状態であれば、短期的に支払うべき債務が短期的に現金化する資産を上回り、資金的に好ましくない状態にあると言えるでしょう。
経営分析「自己資本比率」
自己資本比率
●定義
自己資本比率は会社の借入依存度を見る指標です。自己資本比率は、会社が総資産の何%の自己資本を持っているかを示し、高ければ高いほど、他人資本への依存度が低い安定した資本構造であるといえます。他人資本が大きければ返済のために資金を用意しなければなりませんし、借入金等から発生する金利負担も大きくなりますので、自己資本比率は高い方が資金の安全性から好ましいわけです。負債比率とは表裏の関係になります。
●計算式
資本
------------ × 100
負債+資本
●判定の目安
約30%前後