経営分析「売上高付加価値率」
☆売上高付加価値率☆
●定義
売上高付加価値率は、会社が生み出した付加価値の売上高に対する割合を示す指標です。付加価値とは、労働、他人資本、国・地方公共団体への分配額ですから、この指標は、企業活動が社会へ貢献している指標とも言えます。
●計算式
付加価値額
--------------------×100
売上高
●判定の目安
売上高付加価値率は、一般的に高ければ高いほど良い。しかし、付加価値の中には、減価償却費や賃借料などのコスト要因を含んでいるため、必ずしも収益とは結びつきません。他の収益性や生産性の指標と合わせて分析することが必要になります。
経営分析「労働装備率」
☆労働装備率☆
●定義
労働装備率は、従業員1人当りの有形固定資産がどのくらいあるかを示す指標です。
●計算式
有形固定資産-建設仮勘定
------------------------- ×100
従業員
●判定の目安
労働装備率は、業種によりかなりの差があり、装置産業では高くなります。この指標は、大きければ大きいほど1人当りの有形固定資産が多いことを示しますが、これだけでは有形固定資産への設備投資の有効性が高いとは言えません。労働装備率を上げると共に有形固定資産の回転率を上げることによって、会社にとっての重要な指標である1人当り売上高を上げることができます。
経営分析「総資本投資効率」
☆総資本投資効率☆
●定義
総資本投資効率は、資産が生みだす付加価値額を表し、資産効率を評価する総合的な指標です。
●計算式
付加価値額
--------------------×100
資産
●判定の目安
使用総資本回転率と営業利益およびその他の付加価値の売上高に対する率が高ければ使用総資本投資効率が高くなります。資産効率の観点からは、少ない資産でより多くの付加価値を生み出す方が好ましい。しかし、その他の付加価値はコストであるため、過度の付加価値は、必ずしも収益性の観点からは好ましくないことに留意が必要です。
経営分析「付加価値額」
☆付加価値☆
●定義
付加価値とは、外部から購入した原材料に付加した価値であり、人件費、実物資本(賃借料、減価償却費)、国・地方公共団体、他人資本、自己資本に分配されている額を集計したものです。この数値は生産規模を示しますが、営業利益を除くその他の付加価値の要素はコストですので、収益とは関係ありません。
●計算式
人件費+賃借料+租税公課+減価償却+営業利益
●判定の目安
付加価値が大きくなれば、生産規模が拡大したことを示します。逆に、この数値が小さくなれば、生産規模が縮小したことを示します。いずれの場合も、収益とは関係ありません。
経営分析「1人当り売上高」
1人当り売上高
●定義
1人当り売上高は、売上高を基軸にした労働生産性の指標で、総合的な会社の経営活動を評価するために重要です。
●計算式
売上高
--------------------×100
人数
●判定の目安
この数値が高ければ高いほど労働力の面で効率的な経営がなされていることを示します。