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北海道在住
終活1級 元ナース/カウンセラー
田中まさえです。
道外で一人暮らし満喫中の大学生の息子と籍は入れてない13年連れ添ってるパートナーがいます。
軽やか終活のススメしています。

 

私より少し年上の方のお話しです。

 

その方はご主人に先立たれ一人で暮らしています。

 

4~5年前からトイレを済ませた後、ペーパーに血が付くようになったそうです。

 

初めの頃は痔かなと思いそのままにしていた。

最近、下痢や便秘を繰り返すようになり、血の量が増えてきたと教えてくれました。

 

胃カメラはしたことがあるけれど大腸カメラはしたことが無いので怖くて。

何て診断されるかが怖くて。

 

ガンかもしれないと思うと怖くて。

 

どうしても病院に行けなかったと。

話してくれました。

 

ずっと一人で悩んで不安を抱えて過ごされていたようです。

 

 

毎日、不安が付きまとう生活を5年くらいされてたよう。

 

話しをしているとあちこちに話しが飛びます。

そして、最後は心配で終わる。

いろいろなことに不安や心配があるようでした。

 

私にもある。

一番見たくないものから気をそらせたくて、他のことを気にしだす。

核心に触れることから逃げている。

 

無意識にそうしてしまっています。

 

そのあと、2人でお話しする機会がなくあまり詳しくは聞けなかったのですが、

その後に話す機会があったとしても、

初対面の少し心配しがちな方にこちらからいろいろ聞くのは余計に不安になるだけだと思うので聞かなかったと思います。

 

それよりも早く病院に行ってはっきりさせる。

 

心配していたような病気ではないかもしれない。

行ってみないとわからない。

 

その方が一番心配されているうちの一つ。

大腸カメラの話しだけは詳しくしました。

 

私は3回くらいしたことがあることなど、検査を受けた時のことをお話しさせてもらったら、少し安心されたようです。

 

決心もついたようで、病院に行くことになりました。

 

 

不安に思うことをそのままにしているとそこから動けなくなり、

思考もグルグルと悪循環を繰り返します。

 

ますます不安材料が増えたりして前に進めないどころか沼にハマってしまう…

 

 

 

 

気になることがある限り不安は無くならないから、

蓋をして閉じ込めるよりは思い切って開けてみる。

 

怖いけど、不安を見つめることで対処する方法が見えてくる。

意外と怖くないことだったりもする。

 

漠然とした不安も一つ一つ脳内に浮かんでくる言靈に集中する。

 

漠然としたものもいろんな考えから出てきていることがわかる。

 

本当は一つではなくいろいろなことが絡み合い、

大きな不安、漠然とした不安になっている。

 

この世の物は全て表があれば裏もある。

 

問題が起きたら必ず対処法もある。

 

 

その方の診察・検査の結果。

 

「痔」

でした。

 

心配していた病気ではなく、とても安心されていました。

 

「こんなことならもっと早く病院に言っておけばよかった。」

と。

 

5年近く苛まれていた不安から解消されたようです。

 

 

特に、身体からのサインは見過ごさず早めに対処していきたいです。